ひだのふくし現場見学交流会を実施!

現場から学ぶことの大切さを学んだ

平成29年11月23日[木]、日本福祉大学の提携社会福祉法人である飛騨慈光会で、「ひだのふくし現場見学交流会」が行われました。
飛騨慈光会は、高山市を中心にして、飛騨地域全体の福祉を支えるために各地域に多分野の拠点を設置。地域のニーズに合わせて新しい取り組みも行われており、地域の方と共に長年歩んでこられた法人であり、本学の卒業生も20名以上が活躍しています。
今回はその現場で「児童・母子支援分野」、「障がい分野」、「地域福祉分野」を1日で体験し学べるよう、社会福祉学部横山由香里准教授と企画を進めてきました。
昼過ぎに到着したバスを降りると、ひんやりとした空気。冬の高山の始まりを感じます。職員の皆様の温かい出迎えを受けて現場見学交流会はスタート。
 
最初は、障がい者支援施設「高山山ゆり園」。飛騨で育つ子どもが同じ土地で安心して生活できるようにと設立されました。現在は地域のニーズに合わせて、新しい設備も兼ね備えた施設を新設されているため、外観のみの見学でした。
次に伺った施設は、児童養護施設「夕陽ヶ丘」です。中に入ると子ども達が元気に挨拶をして出迎えてくれました。職員の方に施設内を案内いただきながら、子ども達の生活の様子を伺いました。
次は、ひだ子ども家庭支援センター「ぱすてる」に移動。飛騨地域で子育てや家庭に関する相談を受ける現場を見て、そこで働く支援員さんから飛騨地域の現状について直接お話を伺うことができました。
 
 
施設見学の後は、各分野で働く職員の皆さんとの交流会です。児童・母子支援分野は児童養護施設と母子生活支援施設の職員の方、障がい分野は障がい者支援施設の方、地域福祉はひだ障がい者総合支援センターの職員さんに協力いただき、各部屋に分かれて学生たちの質問に答えながら交流を深めました。
学生たちからは、福祉の現状に関することや専門職の職務内容、仕事のやりがいや辛さなど質問が途切れることなく出され、福祉に対する関心の高さと熱意が伝わりました。
 
 
日の経験が学生達にとって貴重な財産になったのではないでしょうか。
〜参加学生の声〜
・初めて施設の現場を見学して、直に利用者の方や職員さんの話が聞けてよかったです。
・とても充実した見学会でした。岐阜県で本当に働きたいと思いました。
・たくさん学べて、学習意欲も高まりました。
・自分の知らない分野、実態を学ぶことができてよかったです。
・これまで知らなかった地元のことを知ることができました。

今回の企画を、快く承諾いただき、本日もお忙しい中、ご協力してくださった職員の皆様。本当にありがとうございました。