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【卒業生取材】大野慈童園を訪問

ひとりひとりと向き合い、子どもたちの安心・安全をつくる

卒業生の活躍を取材する企画。今回は岐阜県岐阜市出身の村橋諒(むらはしりょう)さん[2008年卒]と郡上市出身の本田智佳代(ほんだちかよ)さん[2016年卒]にお話を伺いました。お二人は、美浜キャンパスの経済学部と社会福祉学部で学び、現在は岐阜県揖斐郡大野町にある社会福祉法人擁童協会の児童養護施設「大野慈童園」で働かれています。インタビュアーは、将来、児童福祉分野の仕事を目指している社会福祉学部1年の中村優里さんと藤森夏希さんです。
━━お二人の日々のお仕事を教えてください
本田さん|私は、学童ホームと呼ばれるユニット制の施設を担当していて、子どもたちを起こすことから1日が始まります。ご飯を食べさせて、学校へ送りだして、帰ってきたら宿題を見る。お母さんみたいな仕事ですね。学校のPTAへの参加や、部活動の保護者会の対応も私の役目です。
村橋さん|私も基本的には同じ。生活のサポートですね。ただ、私の職場は分園で一軒家なので、調理もしています。時々子どもたちも手伝ってくれて、一緒につくることもあります。あとは、子どもの金銭管理です。お小遣いを計画的にどう使っていくかを子どもと話し合って、お金の大切さを知ってもらいます。
 
━━職場ではどのような役割を担っていらっしゃいますか?
村橋さん|役割で言うと父親的な立場です。普段は子どもたちと一緒に楽しく遊びますが、時には厳しく、子どもたちをまとめることもしています。後は、職員間では中堅になるので、先輩と後輩をつなぐ役割ですね。職員同士の関係は、子どもたちにも影響するので、皆が働きやすいよう心がけています。
本田さん|子どもたちからすると、話しやすい姉ですね。ホームの中では年齢が一番上なので。子どもたちとの関係を作りながら、子どもたちがどうしたら暮らしやすいかを考え、生活環境を良くしていくことが、私の役割です。
村橋さん|それから、子どもが虐待で犠牲になるニュースを目にするたび、本当に胸が痛くなります。でも、自分たちの仕事は、この子たちを支える役割があるのだと思うと、もっと頑張ろうという気持ちになります。
━━この仕事をしてから、どのような能力が身につきましたか?
村橋さん|物事を冷静に見ることです。目の前の状況を客観的に判断して、自分が何をすればいいのかを考えて行動できるようになりました。失敗もたくさんありましたね。子どもに半年間、口をきいてもらえなかったこともあります。いい教訓になりましたね。
本田さん|私は、子どもの感情を読み取る力です。勉強ができずぐずっていても、一人ひとりその感情は違います。その子なりの感情を理解して関わっていくことで、やっと、子どもたちとの関係ができていきます。毎日毎日子どもたちとぶつかり、目の前の子に何ができるのかを考え続けて1年。ようやく少し身についてきたと感じています。
村橋さん|ここにくる子どもたちは、人を信用していない子が多いです。そのため、関係性は、そう簡単には築けません。一緒に過ごすなかで、少しずつ少しずつ積み上げていくことしかできないです。そのことを理解しているから、新しい子が来ても、じっくり時間をかけて、その子との関係づくりに向き合えます。
 
━━どうしてこちらの施設で働こうと思ったのですか?
本田さん|見学に来た時の印象です。職員も子どもたちも穏やかで、施設全体が明るい印象でした。もともと児童養護施設を目指していたので、岐阜県や愛知県の施設をいくつか見学しに行きました。そのなかで、「ここで働きたい」と感じましたね。また、岐阜県のおだやかで温かい土地柄や人柄が好きです。
村橋さん|岐阜県は住み慣れた土地で、愛着があることが大きいですね。そのため、岐阜県で暮らすことしか考えていなかったです。今の職場は、私も見学に来て決めました。職員同士の関係がとてもよく、本当に困ったときに頼れる人たちが周りにいます。だから子どもたちも落ち着いていると感じます
━━働いてから感じた地域の魅力はありますか?
村橋さん|子どもたちのことを気にかけてくれる方が多いことです。公園に遊びに行くと、地域の方が子どもたちに声をかけたり、私たちに普段の子どもたちの様子を教えてくれます。小学校の校長先生も施設を訪ねてきてくれます。また、私は地域で子どもにサッカーを教えていますが、そこの人たちも良い方ばかりですね。
本田さん|養護施設への理解があります。私が担当している子どもの部活や少年団の親御さんたちも、施設や仕事のことを解っていただいていて、いつも助けてもらっています。子どもの主治医も長年ずっと関わってくれているので安心できますし、地域に子どもたちを見守ってくれる方が多いことは魅力ですね。
 
このお仕事の魅力ややりがいはどのようなことですか?
本田さん|子どもとの関係ができた時は、やっててよかったって思います。子どもが自分のおやつをくれたり、おこづかいでジュースを買ってきたりしてくれます。頑張ってよかったなって感じますね。
村橋さん|自分たちで支援を考えてやっていけることはやりがいです。別の施設だと対応マニュアルのようなものがあるとこもありますが、ここにはなくて、子どもたちの事を考え、自分たちで関わりを考えて支援をしています。形式に沿った支援ではないので、考える力も身につきますし、何より一人一人の事を考えて、その子に合った支援を納得してできることはやりがいですね。
本田さん|子どもたちの成長に関われることもやりがいです。子どもたちができたことを見逃さずに声をかけて認めていくと、子どもたちの笑顔につながります。
村橋さん|確かに、それは私も嬉しいですね。先日も、小学校の子が、こちらが何も言わなくても自分一人で宿題をやり遂げたのです。その子にとって、1回でもできたことは大きいことで、一人でやっていけるって自信を持ってくれました。子どもたちの小さな成長を見つけて、そこを伸ばしていくこともこの仕事の魅力です。
最後に地元就職を目指す後輩へのメッセージをお願いします。
本田さん|岐阜県は、児童関係の施設もいいところが沢山あります。まずは調べてみて、そして、自分の目で見てみてください。現場に行くと、肌で感じられることがたくさんあります。職場の雰囲気は、行ってみないことには決してわかりません。
村橋さん|地元で働く自分なりの理由をしっかりと考えてほしいです。なんとなく地元で働くことを選ぶのではなく、就職した後の生活を考えてみてください。日常の生活や、通勤や休日の過ごし方など、「こんなはずじゃなかった」が少なると思います。働き始めの頃は、仕事でいっぱいいっぱいいになります。なので、それ以外のことを事前に考えておくと、心に余裕をもった生活を送れますよ。

〜インタビュアーの感想〜

養護施設に行ったのが初めてだったため良い経験になりました。取材をして印象に残ったのが「子ども達との関係性」を大切にされていることです。誰でも初対面の人に心を開くことは難しいし、子どもによって関係性の築き方も違ってくるから積み重ねが大切だと思います。子どもの気持ちを読み取ることは、大学の講義内では学ぶことができず、実際に子どもと関わってしか得ることができない力であると感じました。

社会福祉学部社会福祉学科 中村優里

講義やテレビ、新聞などで児童養護施設のことについて見たり聞いたりしたことはありましたが、実際に現場を見るのは初めてでした。今までは大まかな仕事内容しか理解していませんでしたが、仕事内容や経験談などのお話しを現場で働く方から直接伺ったことにより、理解を深めることができました。また、施設の様子を見学したことで、肌で雰囲気を感じることができ、とても新鮮で貴重な経験になりました。この経験を将来に繋げていきたいと思います。

社会福祉学部社会福祉学科 藤森夏希

【卒業生取材】日本赤十字社岐阜県支部を訪問

自らかける一声、差し出す手。それが信頼と貢献につながる。

岐阜県揖斐川町出身の竹中祐紀(たけなかゆうき)さん[2009年卒]と各務原市出身の小島実記(こじまみき)さん[2016年卒]。美浜キャンパス社会福祉学部で学び、現在は日本赤十字社岐阜県支部の岐阜赤十字病院で働かれています。同じ職場で働き、お互いの仕事でもつながりがあるお二人にお話を伺いました。今回のインタビュアーは、経済学部3年生の美濃島咲菜さんです。
━━現在はどんな仕事をされていますか?
小島さん|管財課に異動してもうすぐ1年です。今は主に、医薬品の発注や、物品の購入、在庫管理を担当しています。毎日、病院内の様々な部署から購入の依頼があり、必要な期日までに届けられるように仕入先の業者さんと調整をしています。付箋から、高額な医療機器まで扱うので、本当に幅が広いですね。
竹中さん|私は経営管理課というところで、会計の業務をしています。病院全体の収支や予算の管理をしているので、大きな額のお金を扱っています。ここに来るまでは、血液センターや高山赤十字病院など、他の職場も経験してきているので、その経験が今の仕事にもつながっています。
 
━━職場ではどのような役割を担っていらっしゃいますか?
竹中さん|大きな視点でいうと、病院の決算に関わっているので責任が重大です。正しく収支の報告をしていかないと、日本赤十字社全体の信用問題に関わってしまいます。また、職場では中堅になってきているので、上司と後輩の橋渡しも私の役割です。
小島さん|私は、業者さんと現場のつなぎ役です。医薬品は、患者さんの治療に使用されます。必要な時に、必要な品が現場に届かないと、現場が困るだけではなく、患者さんの命に関わります。患者さんのために、しっかりと確認して、間違いがないように現場に届けることが私の使命ですね。
━━とても重要な責任を持ってお仕事されているのですね。最初からこなせていけましたか?
小島さん|そうではないです。最初は薬品の知識など全くない状態で、職場で飛び交う言葉の意味が全然わかりませんでした。でも、目の前に仕事はあるので、ひたすらやりながら覚えていきました。もうすぐ1年経ちますが、医薬品の知識は増えてきています。
━━他にも働いたことで身についたことはありますか?
小島さん|相手に合わせたコミュニケーションの取り方ですね。病院で働くようになって、事務所の職員だけでなく、医師や看護師、業者の方、患者さんなど、本当にたくさんの方と関わっています。特に患者さんは、不安や緊張がある方もいらっしゃるので、相手が話しやすい環境を作るために、接し方を変えられるようになりました。
竹中さん|私も、相手との信頼関係を築く対応力は身につきました。初対面の方に信頼してもらうには、まず、相手の懐に入れてもらうこと。そのために、表情や、話を聴く姿勢、聴き方は、以前よりできるようになっていると感じます。
 
━━少し話は変わりますが、お二人は、なぜ岐阜で働こうと思われたのですか?
竹中さん|岐阜が好き。第一にそれが理由ですね。就職活動をしている時から、生まれ育った環境で生活し、この岐阜県に貢献できればと考えていました。また、説明会などで、岐阜の方とお話ししていると、自分が働くイメージが持ちやすかったです。働いてやっていけると感じましたね。
小島さん|私も地元が好きということは同じです。暮らしやすいですしね。大学時代は知多半島で一人暮らしをして、知多半島の行政機関でインターンシップもしました。その時に出会った方が、自分の地元のことを語られているのを聞いて、私も、本当に心から好きな岐阜の話をしていたいと感じ、岐阜で働くことを決めました。
竹中さん|働けば働くほど、岐阜の魅力は見えてきます。人のつながりが暖かく、地域の交流イベントがたくさん残っています。私たちの事業は地域貢献を大切にしているので、地域の交流があることで、成り立つことも多いです。
小島さん|献血も、イベントがあり人が集まるからできています。他にも、病院の受付に地域の方がボランティアで関わってくれているのですが、快くお手伝いしてくれる方が多く嬉しいですね。
人との交流が本当に多いのですね。それがお二人のやりがいにもなっているのですか?
小島さん|そうですね。患者さんに言われる「ありがとう」は嬉しいです。やってきてよかったと感じますね。
竹中さん|交流でいうと、この職場は職員同士の交流も盛んです。仕事が終わって、一緒にご飯を食べに行くことや、職員旅行もあります。職場では話せないことも、仕事以外の場所では話せるし、お互いに分かり合えて、それが次の仕事の原動力にもなっています。
 
他には、どんなことが原動力になっていますか?
竹中さん|日本赤十字社の事業は幅が広く、いろいろな仕事に携われます。そのため、知らないことがたくさん。「もっと勉強したい!知りたい!」という気持ちは、原動力になっています。
小島さん|上司や同僚と声を掛け合って、お互いに切磋琢磨して交流していることが、私の原動力です。そうやって、仕事を覚えて、自分が担当した仕事が形になって、現場で誰かの役に立っていることがわかると、とても嬉しくやりがいを感じます。
最後に地元就職を目指す後輩へのメッセージをお願いします。
小島さん|ぜひ、岐阜に戻ってきてください!岐阜県の情報を得るには、岐阜県の人とつながることがいいと思います。例えば、合同説明会は、岐阜県で開催されている会の方が、情報があります。また、周りに自分がどうしたいか、どこで働きたいかを伝えておくと、その情報が入ってきますよ。
竹中さん|大学で学んだ「ふくし」の精神は、社会でとても生きてきます。まず相手の話を聴いてみようという姿勢など、大学で学ばなければ、自分にはなかったかもしれません。それを大切にして、大学生活を楽しんでほしいです。それと、誰かから言われた言葉を大切にしてください。私は、入社して間もないころ、上司から「竹中。一個人が無責任な行動を取ると、日本赤十字社全体の信頼に関わるんだぞ。」と言われ、仕事の責任を意識するようになりました。この言葉が、今の私の根本になっています。

〜インタビュアーの感想〜

日本赤十字社については、献血や世界で活躍しているイメージが強かったです。しかし、今回のインタビューで、地元で働き地域に貢献できる仕事でもあるとわかりました。患者さんと接したり交流イベントに参加したりするなど地元の暖かさに触れながら仕事ができることにとても魅力を感じます。私も長年育ってきた地元に貢献できるような仕事に就きたいと思いました。今後就活するにあたって、どんな仕事かイメージするだけではなく、積極的に情報を収集していきます。

経済学部経済学科 美濃島咲菜

「日本児童育成園」卒業生の職場訪問!


岐阜県の児童養護施設「日本児童育成園」で働く卒業生を学生2名が訪問し、働く現場の見学と仕事の話を伺いました。
今回訪問した学生は、将来、児童分野の心理士として働くことを考えています。しかし、実際に現場で心理士さんがどのような仕事をどのようにされているのかがわからない。では直接聴きに行こうということで、日本児童育成園へうかがいました。
対応いただいた心理士さんは、日本児童育成園で常勤で働いている心理士さん。お仕事をされて9年目になる卒業生です。
最初は、働かれている職場施設の見学から。子どもたちと面談をする部屋や、プレイルームなど、現場で実際にどのように支援されているのかを伺いながら見て回りました。
 
そして、あらためて心理職の仕事についてお話を伺います。
児童養護施設で心理職が必要な社会的背景や、心理士としての立場、役割を丁寧に説明いただき、学生たちも真剣にメモをとります。
学生たちからは、施設での支援の現状や、心理士として心がけていること、心理士さん自身のストレスケアの方法など沢山の質問が途切れることがありません。二人ともアルバイトやボランティアで児童分野の支援に関わっていることもあり、質問内容がとても深く実践的で、その熱心さに心理士さんも感心されていました。
見学した学生からは、「子どもたちと一緒に考えようとする姿勢がとても印象的だった。子どもたちを見つめることは、自分を見つめることだとも感じた。今回の見学が、自分にとって、とても重要な時間になった」」「心理士さんの仕事の内容、子どもたちと接するときの視点など具体的な話を聞くことができ、将来のビジョンが明確になった」と感想がありました。
 
大学での学びが、実際に働くこととどう関係してくるのか。現場に行って、働く人と話し、自分で感じてみることで体感できます。
忙しい中お時間をつくっていただいた日本児童育成園の皆様、ありがとうございました。

第1回岐阜しごとサロン開催!


2019年1月25日に、岐阜で働く社会人と気軽に交流する企画「岐阜しごとサロン」を開催しました。
第1回目の今回は、岐阜県に本社を置く優良企業、株式会社トーカイから、人事担当の神谷様と卒業生であり、シルバー事業部で営業をされている山田様にお越しいただきました。
この4月にトーカイへの就職が決まっている4年生の先輩も交えて、学生たちとの交流会はスタート。最初は、参加者同士の自己紹介と、トーカイの事業内容についてお話いただきました。
業界トップクラスならではの事業の強みや、新しい取り組みへの挑戦、実際の仕事内容など、わかりやすく説明いただき、最初は緊張していた学生たちもだんだんと表情が和らぎます。
山田様からの営業の話では、いかにお客様の元へ足を運び、話を伺い、信頼関係を勝ち取っていくかが勝負になる。と営業の大切さとやりがいを伺うことができました。
学生たちからは、働く上で必要な資格や能力、社風、年収など、たくさんの質問がされました。
 
ーーコミュニケーション能力は必要ですか?
人と関わる仕事なので大切です。皆さんと同じ年代の人から、高齢の方まで幅広い世代の方との関わりがあります。そのため、相手に合わせた話し方、対応をしていくことが求められます。
ーー女性の活躍の場はありますか?
あります。これまでは、女性職員は事務職が多かったのですが、最近は女性の営業職も増えてきています。相手が女性の高齢者だと、どうしても女性の営業の方がいい場合もあります。まだまだ女性が活躍できる仕事はあります。
ーー社会人はどうですか?
たくさん学べて、視野が広がります。大学生と比べて、人とのつながりが一気に広がることで、色々な人の価値観に触れることができ、学ぶことが多いです。
また、たくさんの人と話したことで、コミュニケーションの能力が高まり、自分が色々と成長したと感じます。
 
ーー社員さん同士の関わりはどうですか?
仲はいいです。社内運動会にはたくさんの社員がそれぞれの家族を連れて参加し交流します。家族に、自分が働いている職場を知ってもらえることも嬉しいです。
同期のつながりも強いです。私たちも実は同期で、他の同期も含め集まって飲みに行ったりしています。同期の存在は心強いです。
ーー仕事のやりがいはどのようなことですか?
シルバー事業でいうと、高齢者の方にとって福祉用具は生活必需品。福祉用具があることで、その方生活の自立度が上がり、生活の幅も広がります。それをお届けして、感謝されることはとてもやりがいになります。
他にもたくさんの質問がされ、学生たちの仕事に対する気持ちも前向きになってようでした。
〜〜参加学生の感想〜〜
・ネットで調べてもわからないことが聞けてとても良かった。社員さん同士の関わりも、直接感じることができた。
・直接お話を伺えたことで、自分が気になっていることを知ることができた。
・真面目な話から、面白い話まで色々な話が聞けて、インターンシップに参加することが楽しみになった。
・自分がやってみたいと思っていることが実現できる職場だと感じた。働いたい気持ちが強くなった。
岐阜しごとサロンは、今後も開催していきます。第2回をお楽しみに。

2018年COC+成果発表会開催!


2018年12月22日[土]、岐阜COC+事業推進コンソーシアム成果発表会が中部大学名古屋キャンパスで行われました。
今回で3回目となった成果発表会。岐阜COC+参加大学の学生が、これまでの活動から得た学びを、企業、法人の方や、他大学の教員、学生の前で発表します。
今年は本学から、社会福祉学部3年の小椋さんと、子ども発達学部3年の高平さんが発表しました。
最初の発表は、小椋さん。今年の参加大学共通プログラム「サマースクール郡上コース」の代表チームとして、郡上市での取り組みについて発表しました。初めて顔を合わせた他大学の学生とチームになって、郡上の水文化をテーマに地域の活性を考えたサマースクール。コースの代表だけあって、堂々とした発表内容でした。
 
次の発表は、本学独自の取り組みについて発表した高平さんです。今年の8月に5日間実施した社会福祉法人高山市社会福祉協議会でのインターンシップについて発表しました。児童館や児童発達支援センターでの活動や、職員さんとの交流から得た経験を、自身が大学で学んでいることと結びつけて、新たらしい学びにつながったと語りました。
 
高山から発表を聴きに駆けつけていただいた、高山市社会福祉協議会の小峠事務局長からも、二人の発表に対して温かいメッセージをいただきました。
当日の発表の様子は、こちらからご覧いただけます。
小椋さん|https://youtu.be/B8p3HNxIAa0
高平さん|https://youtu.be/nEYIlq55cXQ
日本福祉大学のCOC+の取り組みは、学生たちの学ぼうとする力、学んでいく力を大切にしています。今後も、様々な取り組みが予定されていますので、ぜひ、ご参加ください。

岐阜県事業所ガイドブック発行!


岐阜県の魅力ある事業所を紹介する「岐阜県事業所ガイドブック」を発行しました。
7分野60箇所の事業所を掲載。半年以上をかけて学生たちの協力を得ながら、取材を進めてきました。事業所の方達にもお忙しい中お時間をいただき、取材や校正にご協力いただきました。
取材の様子は、このブログでも随時公開してきましたが、学生たちは取材を通じて、岐阜の事業所や岐阜の魅力を知れただけでなく、働くことについて考えるきっかけとなりました。
これまでの取材の様子はこちら>>>
ガイドブックには、各事業所の概要や、インターンシップ、職場見学の受け入れ内容、連絡方法などを記載。このガイドブックを見るだけで、現場とつながることができます。
ガイドブックは、各キャンパスの岐阜キャリア相談コーナーに設置してありますので、ご自由にお持ちください。
オンライン版ガイドブック(PDF|11.4M)

地元就職活動体験報告会開催!

先輩たちの活動から学ぶ

2018年11月8日(木)に、地元岐阜県に就職が決まった4年生の先輩たちから地元就職活動を学ぶ「地元就職活動体験報告会」を開催しました。
今回登壇してくれた先輩は、国際福祉開発学部の堀稚菜さん、子ども発達学部の野口航暉さん、社会福祉学部の原奏恵さんです。
3人は岐阜県出身で、これまで岐阜COC+の活動にいくつか関わって来ています。今日は、その活動も含めて、どんな経験をして、どんなことを学び、どのように仕事を選んで来たのかを語ってもらいます。
報告会は、先輩たちの自己紹介からスタート。それぞれ、来年の4月からどんな職場でどんな仕事をしていくのかを交えたことで、後輩たちの意識も高まります。
  
続いて、職場との出会いや、就職活動の進め方、大学時代の活動をテーマにフリートーク。
3人の就職先との出会いは、卒業生とのつながり、自己開拓、インターンシップなどそれぞれ。でも、共通しているのは、自分から動いて活動をしていたことがきっかけとなっていることです。
就職活動も、インターネットの情報を見ているだけでなく、地元開催の合同説明会があれば必ず参加したり、大学のCOC+の活動に積極的に関わったりと、直接岐阜の事業所の方たちと話す機会、現場を見る機会をたくさん持っていた様子。現場の生きた情報が学生たちにとって貴重な経験となることが改めてわかります。
後半は、少人数に分かれて座談会方式で先輩たちに自由に質問に答えてもらいました。
 
後輩たちからは、就職先の仕事内容や、地元に戻る理由、大学時代の役に立った経験や、就職先の決定理由など、たくさんの質問があり、ひとつひとつ、丁寧に真剣に答える先輩たちの姿がありました。
終了後も、先輩たちを呼び止めて質問を続けており、地元就職に向けて意識が高まった時間になりました。
 
〜参加学生の感想〜
・地元でどのように就職先を見つけていけばいいのか知ることができました。
・実際に地元に帰る先輩に質問できて、自分が知りたいことが知ることができました。
・自分のやりたいことを軸に持って、自分のペースで進めることが大切だとわかりました。
・岐阜の就職先が多くあることを知り、いい企業を探せるかもと思いました。
・1年生だから参加しなくていいとも思っていましたが、先輩の話から自分が今やるべきことがわかりました。
・自分と立場が似ている先輩の話を聞けて、もっとCOC+の活動に参加しようと思いました。
岐阜COC+では、今後も岐阜で就職したい学生、岐阜で学びたい学生の支援に取り組んでいきます。いつでもご利用ください。

美浜キャンパス学園祭出店!

岐阜の郷土料理を通じて、絆を深める

2018年11月3日(土)に、日本福祉大学美浜キャンパスの学園祭が行われ、昨年に続き、岐阜県人会が出店しました。
昨年は、岐阜県の郷土料理「けいちゃん」を焼きそばにした「けいちゃんやきそば」で、初出店ながら見事利益を上げた岐阜県人会のメンバー。今年は原点に戻り「けいちゃん」で勝負です。
新しいメンバーも加わり、試食会から準備を進めてきた学生たち。当日も天候に恵まれて、完売を目指し、気持ちも高まります。
 
店内の準備が整い、早速調理開始。鶏肉を鉄板にのせると、周囲に味噌の香ばしい香りがただよい始めます。
学園祭が始まると、すぐにお客さんが入り始めます。昨年よりも販売数を増やす計画を立てて材料を調達してきたため、調理にも、販売にも力が入っています。
 
食べ終わったお客さんからは、「おいしかった」「久しぶりにたべられて嬉しかった」などの声が届き始め、学生たちも満足げな表情。
岐阜出身の方が立ち寄って話しかけてくれる場面もあり、岐阜県民のつながりが広がります。

そして、15時過ぎに見事完売!
岐阜県出身というきっかけで集まったメンバーが、お互いに協力しながら一つの目標に向かってきたこの企画。学生同士のつながりも深まり、縦の関係も横の関係も、斜めの関係も広がりました。
今回から代表になって、みんなを率先してきた学生。初めてながら、準備から中心となって活躍した新メンバー。みんなの空気を和らげ盛り上げる男子たち。昨年の経験を活かして、県人会をバックアップする先輩たち。
それぞれが、それぞれの役割を見つけ、それを果たそうと頑張った結果、得られたものは大きかったのではないでしょうか。
学生たちにとって、この学園祭での経験が、貴重な財産の一つになりました。

COC+参加大学共通プログラム「サマースクールin中濃」関コース

平成30年10月27日、COC+参加大学共通プログラム「サマースクール2018」関コースのフィールドワークが行われました。このプログラムは、地域を支えている方々や他大学の学生と一緒になって地域の「将来」を考えていきます。地域の現状や地元企業の理解を深め、自分の能力を磨いて、今後のキャリアの選択肢を広げる目的で開催しています。
今年のテーマは「伝統産業・文化の磨き上げ」です。今回は、関・美濃・郡上の3コースで、それぞれ見学し提案を行っていきます。本来は、9月4日~6日の2泊3日で行われる予定でしたが、台風21号接近に伴い中止となり、各コース別日程での開催になりました。
最初に行われたのが関コース。岐阜COC+参加大学から、4大学17名の学生が参加しました。このコースでは、『刃物産業を盛り上げる新たな展開を提案』を行います。
午前中に関鍛冶伝承館、フェザーミュージアム、刃物会館を見学。鎌倉時代から受け継がれる関鍛冶の技や刃物の歴史、世界の刃物、実用品の“関の刃物”と幅広く情報を収集しました。
 
午後からは、中部学院大学 関キャンパスに移動して、3グループに分かれグループワークを行いました。それぞれ見学した内容の共有と課題調査を行います。①関はなぜ刃物の街になったのか?②直近15年間程度で“刃物の街”関で生じた課題は何か?③刃物を振興させていくために必要なことは何か?という3つの視点で話し合いを行いました。
 
 
それぞれ出身地や専攻が異なるメンバーが集い、個々の強みを生かしながら3グループ3様の話し合いが行われ、『継承者』『外国人』『イベント』『観光』『民泊』などのキーワードが出ました。
 
今回の話し合いをもとに、11月24日、12月1日に再度グループワークを行い、更に内容を深めて発表を行います。ルーツを辿り、歴史を紐解きながら第三者の視点から現在を見つめた時、今まで気づかなかった強みを再発見できるかもしれません。
『関市の刃物産業を盛り上げる』どんな提案が出てくるか楽しみです。

岐阜オレンジリボンたすきリレー参加!

子どもたちの笑顔を守りたい

2018年11月28日(日)に岐阜オレンジリボンたすきリレーが開催され、日本福祉大学から学生4名と社会福祉学部の横山由香里准教授が参加しました。
今回で11回目となる、岐阜オレンジリボンたすきリレー。子どもたちの笑顔を守りたいという願いを込めて、岐阜県内の4コースを駅伝方式でそれぞれのたすきをつなぎ、ゴールである岐阜メモリアルセンターを目指します。
日本福祉大学チームは、長良川コースの最終区を務めました。
午前9時30分。快晴の中、各務原市市民公園を長良川コースの第1区がスタート。第2区への中継地点である野一色公園へ向かいます。
第2区、第3区とつながれたたすきを、最終区のスタートである長良公園で受け取った学生たち。岐阜県総合医療センターで活躍している卒業生や、岐阜シティー・タワー診療所の先生や看護師さんたちと一緒に、ゴールを目指して走り出します。

  

笑顔を守る思いをつなぐ以上、笑顔で走ろうということで、スタートから、みんな笑顔で駆け抜けます。
長良公園から金華橋まで川沿いの高橋尚子ロードを走り、岐阜の景色を味わいながら、沿道では地域の方が声をかけてくださる場面もあり、無事にゴールのメモリアルセンターまで到達することができました。

  

ゴールでは、県内各地からスタートした全4コースのランナーが集結。この日は地元FC岐阜の試合が行われるとのことで、大勢の観客に囲まれながら、メモリアルセンターのスタジアム内に設置されたゴールテープを一斉に切りました。
試合のハーフタイムにはスタジアム内をパレードし、児童虐待防止のPRをおこないました。

 

多くの方に、オレンジリボンの周知と共に、児童虐待防止について考えるきっかけをつくることができた1日でした。参加されたランナーのみなさま、実行委員のみなさま、お疲れ様でした。