Author Archives: icttest

岐阜出身学生の座談会開催!

学生が岐阜を語る

岐阜県の事業所を紹介するガイドブックの取材を行った岐阜出身学生4名が、岐阜県についてざっくばらんに語り合いました。先輩二人と後輩二人。座談会の様子は、ガイドブックにも掲載予定です。
——では、まず自己紹介をお願いします。
原  社会福祉学部4年の原奏恵です。中津川出身です。
野口 子ども発達学部4年の野口航暉です。関市と山県市の間の岐阜市出身です。
麓  麓由名です。社会福祉学部の3年で、瑞穂市出身です。
杉岡 社会福祉学部2年の杉岡真帆です。揖斐郡池田町から養老鉄道に乗って通っています。よろしくお願いします。
——地元の好きなところは?
麓  私は瑞穂市に住んでいますが、絆が強いところです。子どもの登校時間には、近所の人の見守り隊が多いし、年に3回は地域でバーベキューをしてます。障がい者の方やその親さん、高齢の方など、立場関係なく集まり色々と話すのが好きです。
杉岡 私は池田町に住んでいますが、山が近くにあるから自然が多く、池田温泉もあるのでよく行っています。養老鉄道で大学から帰るときに、山に近づいていくと安心します。
 
原  私は中津川。散歩していると地域の方がいつも声かけてくれます。「これ持ってきな」って野菜をくれて、これが美味しい。皆に見守られている感じですね。この温かい人たちが育ってきた地域が好きです。
野口 僕は岐阜市だけど、関市と山県市の間なのでかなり郊外の田舎です。周りが田んぼなので、カエルの声が聞こえると安心するし、近所の人が優しくて、見守られて暮らしているのは同じです。
——地元の嫌なところは?
麓  私全然出てこないです。先輩たちすぐに書きましたね(笑)
野口 本当は地元嫌いなのかな(苦笑)
原  では私から。車が無いと生活できないところです。市内の中心地まで行けばスーパーとか揃っていますが、離れると公共交通機関もない地域が多いです。今後、高齢の方が増えてくると、もっと深刻になると思います。
野口 こっちも同じです。最寄り駅まで車で30分。交通は不便なところが多かもしれないです。
麓  交通のはこちらも同じですが、私は、毎年畑から農作物が持っていかれることが嫌です。地域の見守りが増えて、つながりが強くなれば無くなると思うのですが。もっと地元を盛り上げていきたいですね。
杉岡 池田町はイノシシが畑を荒らして困ってます。それ以外は、私は嫌なところは今はないです。
——大学に入って岐阜の活動に関わって よかったことは?
原  私は「地域のために」と活動している方たちと関われたことです。地元中津川の児童福祉施設に取材に行った時、近くに、こんなにも一生懸命地域のために働いている人がいるんだなって思いました。他にも、高山のこだわり野菜マルシェで ご一緒した方や、サマースクールで出会った農家の方など、精力的に働いている人との出会いは私にとって大きかったですね。自分もこんな風に「想い」を持って働きたいって思えるようになりました。
 
麓  いろんな人と会ってきて、印象に残った言葉はありますか?
原  3年生になってすぐに、地元の施設で相談員をされている卒業生を訪問したのですが、その方に「自分から動いていくといい。自分からどんなことでも『やります!』と言って経験するといいよ。」と言われたこと。その後、自分から動くように、自分が変われた言葉でした。その人がベスト1です。
杉岡 他にはどんな出会いがありましたか?
原  高山のお野菜マルシェで、一緒に桃のかき氷を販売した方。自分の地元の魅力をどうやって伝えたら良いかを本当に一生懸命考えられていたのです。そのイベントを主催していたまちづくりスポットのみなさんも、素敵な方たちでしたよ。
麓  私も一番印象に残ってるのはお野菜マルシェです。2日間地元の女性とピクルスを作ったのですが、全く知らない方と一緒に何かをする経験が初めてで。しかも、終わってから、『あなたと一緒にできて本当によかった』と言ってもらえたことはすごく嬉しかったです。
野口 大人だけじゃなく、学生のつながりが増えたこともよかったです。大学内でもこうやって岐阜出身者のつながりができ、つながったことで生活が変わりました。
麓  確かに。私も他の学部や他のキャンパスの人とつながれました。この前も、実習で名古屋の街中に出たときに、高山のマルシェに一緒に行った別のキャンパスの先輩がたまたま通りかかって声かけてくれて。それだけで嬉しかったです。頼れる人、声かけてくれる人、助けてくれる人が増えたのはありがたいです。
 
野口 僕も「岐阜の活動良かったベスト3」を発表していいですか?
全員 笑。どうぞ!
野口 第3位は、高山の障がい者就労支援事業所「はたらくネット」でのインターンシップ。2泊3日だったけど内容が濃くて、職員さんたちと美味しいパフェを食べに行って話したことも勉強になりました。第2位は、東濃でのサマースクール。僕らのグループは最初全く息が合わなくて。でも、話し合いを重ねて最後は発表までやり遂げた経験は自信につながりました。そして第1位はワーキングホリデー飛騨高山。全国から集まった学生と一緒にシェアハウスで生活し、トマト農家で農業体験することは、普段は絶対にできない経験でした。
杉岡 次、私話します。私がこの大学に来たのは、高齢者福祉を勉強したかったからでした。小さい頃から祖母と関わることが多くて、その祖母に喜んでもらえることが嬉しかったから、高齢者分野を目指していて。でも、いぶき福祉会の見学会に参加したときに、重度障がいを持った方と初めて関わったのですが、この経験が大きかったです。職員の方がとても丁寧に関わっていらっしゃって、温かさをすごく感じたし、勉強になりました。そこから障がい福祉にも関心が広がり、夏の施設訪問では、地元の障がい者施設に行ってきました。
麓  そう言われると、私も経験を通じて変わったと思います。最初はまちづくりとか地域福祉には全く興味がなくて障がい分野を目指してました。でも、高山でまちづくりスポットの方を見て、まちづくりや地域福祉に興味が湧いてきました。その土地で暮らしている方が実際にどうやってまちづくりをしているかを間近で見られたことで、自分の地元にも関心が向き、今は社会福祉協議会が主催している瑞穂市地域ささえあい推進会議にも参加してます。
——社会に出たら、岐阜でどんな風に働いていきたい?
麓  お二人の先輩は、内定もあるし、完璧に語れますよね?
先輩 苦笑。
麓  私からいきます。私は変えたいから「チェンジ」です。前よりも岐阜県で働きたいと思ってきたので、もっと良く変えていきたいです。地元瑞穂市の人たちみんなが、瑞穂市で役割を持って暮らしていける地域にしたい。そのために、私は人と人をつなぐより、自分が一緒に居場所を作る人になりたい。そっちの方が自分に合ってるとだんだんわかってきた感じです。
 
野口 素直に地元に貢献したい。自分が これまで経験した、サークルやヘルパーのアルバイト、教育実習の経験や資格など、その全てが活かせる職場で来年から働けるので、頑張って自分の学びを活かしたいです。それに、まだ新しい施設なので、これから今いらっしゃる職員さんたちと、一緒に良い職場を作っていきます。
原  私は春から地元の社協で働きます。さっきも言ったけど、このCOC+の活動で、岐阜のそれぞれの地域で仕事や地域に対して強い想いを持っている方と出会ってきました。だから、自分もそうやって想いを持って働いていきたい。あとは、暮らしている人が暮らしやすい町にしたいです。そのためには、地域の人と一緒に、地域をどうしていきたいのかを考えます。そこで暮らしている色々な方の話を聞いて、それを一つでも実現できるように頑張ります。
杉岡 私は、今年の夏休みに地元の障がい者支援施設に現場体験に行きました。その時に、地元だからこそ通じ合えることがあるんだなって感じました。だから地元で働きたいし、何よりも、岐阜が大好きだから岐阜で働きたいです。あとは、正直言うと、まだ将来のことはわからないです。
野口 僕も2年生の時は、ふわっとしてたと言うか、今みたいには考えられていなかったです。
原  私も同じですよ。もっと言うと、選考受けながらもまだ迷っていました。
麓  私も社協を考え出したのがまだ最近で、まだよくわかってないからインターンシップに行こうと思っています。
原  いろいろな取り組みに参加して、たくさんの経験をすると、だんだんと自分がどうしたいのかがわかってくると思いますよ。
野口 確かにそうかもしれないですね。僕も、特別支援学校の教員目指していたのに、職場の取材や、インターンシップ、教育実習に行ってみて、自分が何をやっていきたいのか、やっていきたくないのかがわかってきたと思います。
原  だから、動けるうちに経験しておいたほうがいいですよ。
後輩 はい!頑張ります。
全員 ありがとうございました。

経済学部遠藤先生が岐阜大生に講義!


経済学部の遠藤秀紀准教授が、岐阜大学で「地域産業と企業戦略入門」の講義を行われました。今年で3年目となる岐阜大学での講義、岐阜大学のCOC+科目、次世代産業リーダー育成コースに位置付けられており、複数の学部の学生が受講しています。
遠藤先生の講義は、岐阜大生の盛大な拍手からスタート。経済学について、日常生活の事例を交えながらわかりやすくお話しされる遠藤先生に、学生も、他の先生方もひきこまれます。
人の交流と地域経済の関わりが岐阜の地でどのように形成されてきたかなど、岐阜市出身でもある遠藤先生ならではのお話しをたくさん聞くことができました。
本学でも、サマースクールなど、岐阜COC+の取り組みにご尽力いただいている遠藤先生。今後ともよろしくお願いいたします。

岐阜県地域同窓会参加!


2018年10月7日に、日本福祉大学岐阜県地域同窓会が開催され、岐阜県出身の学生二人が参加し、OB・OGとの交流を深めました。
今回の同窓会は、岐阜市にある児童養護施設「日本児童育成園」で行われました。
日本児童育成園は、2014年に創立120周年を迎えられた歴史ある施設。今年の2月には、小舎のグループホーム6棟が完成し、NHKの朝のニュースでも取り上げられました。
本学の卒業生である長縄良樹園長の講演から、会はスタートです。テーマは「社会的養護 ~施設では?施設全面改良が目指すもの~。」
 
国が小舎制を推進する前から少人数での支援に取り組まれてきたこれまでの施設の歴史を振り返りながら、今回の新たなグループホームに込められた想いを語られました。
今回のホームは、子どもたちと大人たちが一緒になって建てられたとのこと。モデルハウスの見学に何度も足を運び、案を出し合って設計されたとのこと。使用されている木材は、すべて岐阜県産。そして、その伐採現場まで見学に行かれたとのお話から、みなさんのホームに対する想いの強さを感じました。
縄園長からは、「ここは、職員も子どもも、一緒に生活をする場所。普通の家の、普通の暮らしです。」と語られ、参加した学生たちも大きくうなずいていました。
 
後半は、6棟のホームの中を見学です。訪問すると、子どもたちが出てきて、家の中を案内してくれました。「この窓から金華山がきれいに見えるから、写真撮って!」と教えてくれた子どもたちの表情は、とても誇らしげです。
最後は、お菓子を囲みながら、先輩方と大学や岐阜の話で盛り上がります。中には、高校の同窓生とも再開されたというかたもいらっしゃり、岐阜県同窓会のつながりの強さを感じました。
今年の4月に社会人に成った卒業生も参加しており、学生たちも話ができてよかったと満足した様子です。
 
岐阜地域とのつながり、卒業生とのつながり、人と人、人と地域のつながりの大切さと温かさを感じられた1日でした。

事業所取材、岐阜病院訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブックの取材。今回は、岐阜県岐阜市の公益社団法人岐阜病院へ伺いました。岐阜病院は1928年の開院以来、「真心をこめた医療福祉サービスの提供」を理念に、精神科救急病棟や認知症疾患医療センター、訪問看護ステーションなど、地域が必要とする医療を提供され続けています。今年6月には、新しい病棟も稼働し、これまで以上に地域に根ざした病院として機能されています。
本日の取材インタビュアーを務めるのは、社会福祉学部3年の藤嶋菜摘さん、麓由名さん、子ども発達学部2年の大利風歌さんの3名。病院を訪問すると、精神保健福祉士として活躍されている本学の先輩、長戸奈美さん、五十嵐理子さん、田中涼太さんが暖かく出迎えてくれました。
  
まずは、病院についての説明を伺うことから取材はスタート。病院で提供されているサービスの概要や、先輩方が行われている仕事の内容などを伺いながら、同じキャンパスで過ごした者同士、美浜キャンパスの思い出にも話が膨らみます。
続けて、病院の見学に進みます。インタビュアーの要望を受け入れて、各病棟への見学の段取りをその場で行う先輩の姿に、後輩3人も尊敬の眼差し。見学は、心理室から始まり、ストレスケアユニット、地域サービス科、デイケア、救急病棟、そして認知症のセンターと病院全体を見学することができました。
見学先では、それぞれの担当の方が病棟について丁寧にわかりやすく説明をしてくださり、インタビュアーの理解も一層深まります。
  
見学後は、改めて先輩方へのインタビューです。
――ストレスケア病棟はどのようなことをされていますか?
少し休養したい方や、ゆっくりとした時間を過ごして療養したい方向けの病棟です。主治医の許可の上ですが、他の病棟よりも持ち込み物などの制限が少なく、敷居を低くして来院してもらいやすくしています。
――訪問看護ステーションではどのようなサービスをされていますか?
自宅や入所先の施設に伺い、体調や服薬の確認をしたり、生活の困りごとについてのお話を伺っています。時には、ご家族とご本人の間に入って、お互いが安心して生活をできるように相談を受けるなど、それぞれの状況に応じた対応をおこなっています。看護師、作業療法士、そして精神保健福祉士など多職種が連携し、チームとして支援をしています。
――働いている精神保健福祉士から見た職場の魅力はいかがですか?
チーム医療がおこないやすいところです。職種間での垣根が低く、各職種がそれぞれの意見を発信できるため、精神保健福祉士としても、医師や看護師との連携が取りやすいです。また、精神保健福祉士の数も多いため、お互いに専門性を高めあえる関係になっています。
  
――精神保健福祉士の役割はどのようなことですか?
患者さんの権利を守ることです。精神保健福祉士の数は多いですが、他の職種と比較すると人数が少ないです。ただ、患者さんの背景を理解できるのは私たち精神保健福祉士の役割だと思います。例えば、患者さんの身を守るために隔離室を使用する場合があります。その際に、そこに至る経緯や背景まで理解して関わるのが精神保健福祉士です。あとは、明るくいることでしょうか。私たちが暗い表情をしていては、患者さんの支援はできません。
――お仕事のやりがいを教えてください。
患者さんが笑顔を見せてくれることです。最初に病院に来られる時は、多くの方が「その方らしさ」をなくされています。その後、入院や治療を行うことで、患者さんが力を取り戻された姿を見せてくれることは嬉しいです。また、患者さんご本人のことを理解しきれなかったご家族が、話し合う中でご本人を受け入れていく場面は、やっていてよかったと思えます。
――地域とつながるために心がけていらっしゃることはありますか?
患者さんを病院だけで抱え込まないことです。患者さんを中心にして、そのご家族や、地域の他の機関の支援者と一緒に支援していくことを意識しています。また、精神疾患については、以前に比べて減ってはきたものの、まだまだ偏見があります。それを少しでもなくしていくために、地域の方向けの研修や勉強会の開催、ボランティアの受け入れをおこなっています。
  
――最後に岐阜県で働いて感じた良さを教えてください。
この地域の人でこそわかる情報、例えば、風土や土地柄を知って働くことは大きな武器です。これら地元の人ならではの良さと、自分たちが学んできたことを合わせると、より、患者さんや地域活性の力になります。方言が持つ力も大きいですよ。学んできた専門的な知識を、岐阜弁で伝えることで、この地域の方は安心して受け取ることができるのです。
取材を終えて、インタビュアーからは、「自分が大学で学んできたことを、現場で自分の目で見れたことで、働くイメージが持てるようになった」「現場を見て話を伺えたことで、患者さんの気持ちを、より想像しやすくなった」と感想がありました。
岐阜病院の皆様、忙しいなか、お時間をかけて丁寧に対応していただき、ありがとうございました。

COC+多治見プロジェクト2018開催!


2018年9月12日、13日に名古屋学院大学主催の「COC+多治見プロジェクト2018」がおこなわれ、岐阜COC+参加大学から、4大学22名の学生が参加しました。今年で2回目となるこの企画。昨年に引き続き、今年も日本福祉大学から学生が参加しました。
今年のテーマは、「多治見市における企業誘致戦略と新しいまちづくり」。10年間で22企業が進出している多治見市で、企業誘致がもたらす地域経済への効果や、企業と地域の関わり、進出企業の地域貢献について、その現場を見ながら考えていきます。
1日目は、情報収集です。多治見市に新たにできた観光施設「モザイクタイルミュージアム」からスタートしました。施設では、見学や体験をしながら、伝統産業である窯業について学びます。その後は、トヨタ自動車株式会社の多治見サービスセンターや、日本ガイシ株式会社の工場建設予定地など、地域と良好な関係を築いている企業の施設を見学して回りながら、企業進出と地域の関わりについて理解を深めました。
 
夜は、地球村で1日目のまとめを行います。名古屋学院大学学長の小林先生から多治見市の地域づくりと企業誘致戦略をテーマに講義を受けた後、学生たちは1日を振り返って、グループで情報を整理していきました。その後は、お楽しみの天体観測でしたが、あいにくの天候であったため、地球村の職員の方から星に関する話を伺いました。
2日目は、美濃焼ミュージアムや企業誘致計画のある場所を見学し、最終発表に向けて、産業文化センターへ移動しました。多治見市役所の小玉さんから、多治見市の企業誘致の取り組みや実績、企業と地域との関わりについての講義を受けて、グループワークに入ります。
テーマは、「企業の社員として、多治見地域に進出する際に何を考えるか」。自分たちで課題設定と解決策まで発表する難易度の高いテーマですが、2日間の学びをお互いに共有しながら、話し合いを進め、熱心に取り組んでいく学生たちの姿が見られました。
   
テーマに対しての話し合いを終えた後は、グループごとに発表です。学生たちからは、進出企業を知ってもらう機会が少ないことが課題と考え、これまでの地場産業と新しい企業の連携を強化する方法や、交通網の改善を進めるために企業の連携を考える案、伝統であるタイル産業を中心にして地域づくりを考えていく方法などが発表されました。
最後に、発表に対して経済部産業観光課の水野さんからと「短い時間の中で、学生なりの視点でたくさんの提案をしてくれた。どれも、若者らしい良い案だった。今後は、もっと広い視野で考えられるようになってほしい。自分たちの立場だけでなく、子どもや、高齢者などの別年齢や、家族構成など、様々な立場から捉えて、何十年後、皆が幸せになる最大公約数を考えることが」講評をいただきました。
〜参加学生の感想〜
自分が大学でどんなことをしてきたかを考えた時に、あまり行動をしておらず自分には何もないと考えていました。また、普段の大学生活では、グループワークを行う機会が少ないことや、他大学との交流もあまりありません。
しかし、今回のCOC+多治見のプロジェクトに参加したことで、社会人の他職種交流のような、違う視点からの考えを学ぶことができました。
さらに、企業研究と今の自分で出来る地域貢献について学ぶことができ、今後仕事を始めても活かせる話を聞くことができたので、貴重な価値のある体験がでした。
健康科学部 3年 中藤優貴

岐阜県総合医療センターでホスピタルクラウン見学!

子どもたちの笑顔を創る

地方独立行政法人岐阜県総合医療センターに重症心身障がい児施設すこやかが開設された2016年3月。岐阜県総合医療センターでは、院内で過ごす子どもたちに、少しでも楽しい時間を過ごしてもらえるように、特定非営利活動法人日本ホスピタル・クラウン協会に相談し、病棟でのホスピタル・クラウンのパフォーマンスをはじめられました。現在は、毎月1回、子どもたちが本来の子どもらしい笑顔になれるように各病棟を訪問ししています。
今回は、自身もバルーンアートや毛糸マスコット制作など、子どもたちを楽しませることが大好きな子ども発達学部の高木歩水さんが、その活動を見学に行きました。
本日は、お二人のクラウンが訪問。クラウンが病室に入ると、職員さんたちも集まってきます。一人一人丁寧に話しかけながら、笑いを交えての関わりは、その場の空気がすぐに明るくなります。
その子に合わせた色や物を聴きながら会話を進め、取り出した風船は、みるみるうちに動物や果物などに変わっていきます。子どもたちだけでなく、職員さんも巻き込んでの時間に、皆さんから笑顔があふれていました。すこやか棟では、普段反応をあまり見せないお子さんも、クラウンのバルーンアートに大喜びする姿も見られ、職員さんも驚きと嬉しさを隠せません。
ホスピタル・クラウンの愛嬌と人柄と高い技術、そして、子どもたちを思う気持ちが、皆さんの笑顔につながっていく様子を間近で見ることができました。
〜参加学生の感想〜
ホスピタル・クラウンの方の子どもや大人の方への働きかけ方がとても勉強になりました。また、これまで医療の現場は関わったことがなかったのですが、医師や看護師だけでなく、保育士や介護福祉士、今回のホスピタル・クラウンや特別支援学校の先生など、病院の中と外で連携されているのだと知ることができました。
職業がどんな場所で活躍しているのかを知ることで、自分の進路の選択肢も広がると感じます。

事業所取材企画、社会福祉法人新生会訪問!


岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブックの取材。今回は、岐阜県は揖斐郡池田町に本部がある社会福祉法人新生会が岐阜駅前のシティータワー43で運営している「サンビレッジ岐阜シティタワー・訪問看護ステーション」へ伺いました。シティータワー43では、2007年に、「赤ちゃんから高齢者までが最期まで安心して暮らせる街づくり」をスローガンにサンサンタウンを開設。新生会が運営する訪問看護ステーションや住宅型有料老人ホーム、多世代交流施設の他に、別法人が運営する診療所や保育所、歯科医院、薬局などが連携して一つの「街」をつくっています。
本日の取材インタビュアーを務めるのは、看護学部3年の西村春奈さんです。訪問看護ステーションでは、看護師兼管理者として活躍されている川瀬由起子さんに出迎えていただき、早速、施設の概要説明を伺いました。

サンサンタウンでは、赤ちゃんから高齢者まで、地域の人が行き交って交流ができるようにタウンの真ん中に広場があるなど開放的な雰囲気で作られているとのこと。また、住んでいる方それぞれが楽しみや役割を持って自立できる仕掛けが様々なところにあると川瀬さんから伺いました。
続けて、施設内の見学に進みます。3階のサンサンタウン内は通路の周りに診療所や歯科、薬局、保育園、喫茶コーナーなどがあり、まるで商店街のような様子。各施設の機能や役割を伺いながら、現場を順番に回ります。6〜14階のサービス付き高齢者向け住宅では、水感知センサーで住居者の方の安否が確認できるなど、皆が安心して暮らせるように、連携して支援・ケアできる環境を見ることができました。

見学後は、改めて川瀬さんにお話を伺いました。
――サンサンタウンならではの良さはどのようなことですか?
自分たちの法人だけではなく、他の事業所と一緒に仕事ができることです。同じ法人内だけだと、馴れ合いから停滞してしまう可能性もありますが、他との連携によって、よりよくやっていけていると感じます。「安心して暮らせる街をつくる」という同じ目標に向かって、お互いに認め合い、刺激し、高め合っています。
企業の方と一緒に仕事をすることも良いですね。商業のことや、広報の仕方なども勉強になりました。対個人だけでなく、対社会に向けて仕事をするという意味で、法人としても成長できたと感じています。
――(川瀬さんが感じる)新生会の職場の魅力はどのようなことですか?
皆が利用者を中心として働いているところです。全員が地域住民のことを考え、相手の立場になって仕事をしているので、働きやすい。これが、利益や、他の職員のために働くとなると、やりにくくてしょうがないです。また、他の拠点もそうですが、それぞれが「地域のために」という意識が強いです。
また、制度がなくても、利用者に必要であれば新しいことに挑戦しています。制度のために仕事をするのではなく、利用者のために行っていたことが制度として後から付いてきます。この姿勢も法人の魅力です。

――この仕事で、難しい、大変と感じることはどんなことですか?
何かを決めなければならないときに、「絶対にこっちを選んだ方がいいのに」という選択肢を相手が選んで頂けない時です。自分の価値観の押し付けになってはいけないことはわかっているのですが、相手が別の選択をしたり、選択すらしてくれないときは難しいと感じます。でも、うまくいかないことがあるからこそ、うまく行ったときの達成感は大きいです。
――仕事はどうやって進めているのですか?
利用者さんであっても、あくまで他人です。他人の人生なので一人で抱え込むのは負担が大きいし、危険。そのため、必ずチームで対応しています。看護師同士もチームであり、連携している診療所の先生や、生活相談員などもチームです。みんなで集まっていつも作戦会議をしています。
――仕事のやりがいを教えてください。
看護師の仕事は、人間相手の仕事です。他の人の人生の大切な時間のなかで、その方の生活や考え方、価値観に関われることは、貴重な経験であり、やりがいに感じます。利用者さんと一緒に考え、一緒に選び、時には失敗しながら、悲しみも喜びも、驚きも共有できる仕事です。全く同じ人はいらっしゃらないので、毎回が新鮮ですね。

――印象に残っているエピソードはありますか?
ある一人暮らしの女性との出会いです。末期の癌を患っている方でした。その方はお一人で入居されていたのですが、最期の1週間、一人で居るのは寂しいから、住宅型有料老人ホームで生活したいと自らおっしゃったのです。自分の人生の最期まで自分で過ごし方を選んでいける力強さを目の当たりにした時、私もそう生きたいと思いました。
この施設では、女性の6割がお一人で生活されています。でも、みなさん自分がどうしたいかを自己決定されていらっしゃいます。これは、先ほどの女性が最期まで自己決定された姿を見て、他の方もここで最期まで安心して暮らせると感じていただけたのだと思います。
私たちも、このタワーで自己決定できる街づくりがやっていけると確信できました。
――最後に学生へのメッセージをお願いします。
看護師もそうですが、人と関わる仕事をするなら、その人の背景や、価値観、その家族、関わる地域の方まで見ると、その人の全体が見えてきます。私は、以前病院で勤務していた時に、寝たきりで無反応な患者さんのケアを行ったことがあります。ある日そのご家族から、「あの看護師さんにケアして欲しくない」と言われ、とてもショックでした。でも、振り返って考えてみると、機械的に作業をしているだけになっていた自分に気づきました。人に関わっているのに、相手を人として関わっていなかった自分が怖かったです。この経験があるからこそ今の自分がいます。目の前の「人」の人生まで見て関わることができるように視野を広く持って欲しいです。そうすることで、自分の人生も豊かになりますよ。
取材を終えて、インタビュアーの西村さんからは、「これまで学んできた訪問看護のイメージは、自宅に伺ってケアするというイメージだったが、取材をして、個別性や地域のつながりが重要であり、他のスタッフや施設と連携しながら利用者の人生をみていく仕事なのだと感じた」と感想がありました。
サンサンタウンの皆様、忙しいなか、お時間をかけて丁寧に対応していただき、ありがとうございました。
 
 

事業所取材企画、コープぎふ訪問!


岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県各務原市に本部を置く生活協同組合コープぎふに伺いました。1999年に岐阜県内の3生協が合併して発足されたコープぎふ。現在は、県内に9つの支所を構え、衣食住に関する事業を中心に、介護や葬祭、生活に関するサービスなどを提供して、県内の組合員さんの暮らしを豊かにするためのサポートをされています。
今回の取材のインタビュアーを務めるのは、社会福祉学部3年の松浦百花さん、高津優奈さんのお二人です。まずは、日本福祉大学福祉経営学部の卒業生である永井さんと、人事部の佐橋さんに組合の概要を伺いました
  
コープぎふの仕事は、人に関わる仕事。職員も一組合員であり、出資も運用も全て組合員によって行われているとのこと。そのため、人と人とのつながりによって組織ができており、人の優しさや温かみを感じられる良さがあると、早速、仕事の醍醐味について語っていただけました。
次は、永井さんに案内いただき、職場の見学です。本部の1階部分の配送拠点で、商品が安全に組合員さんの手元に届くまでの流れを現場で見ながら学びました。
    
最終的に商品を組合員さんに渡す役割を担っている地域担当者の方々が、組合員さんとの関わりに時間を注げるように、現場では役割分担がしっかりとされていました。永井さんが働く事務所の様子も見学し、いよいよインタビュー本番です。
――コープぎふの特徴を教えてください?
佐橋さん|目指す姿をみんなで共有しています。仕事はマニュアルがあまりなく、目の前の組合員さんに最善を尽くすために、それぞれが何をすればいいかを考えて働いている方が多いです。
永井さん|「ぎふを食べよう」というテーマで、組合員さんと一緒に作った商品があることです。飛騨の中華そばや、明方(みょうがた)ソーセージなど、生産者やメーカーさんの協力を得て開発し、長年組合員さんに愛される商品になっています。
――コープぎふで働こうと思ったきっかけを教えてください?
永井さん|いろいろな人と関わることができると思ったからです。大学で福祉について学ぶ中で、せっかくなら福祉の学びを活かして働きたいと思いました。合同の企業説明会で、たまたまコープぎふの説明を聞く機会があり、ここなら「ふくし」を活かせそうだと思いました。
佐橋さん|私は、説明会で暖かそうな職場だと感じたことがきっかけです。選考の中で、先輩職員の横に座って、配送をする過程があります。そこで出会った先輩がとても素敵な方で、志望度が高まったことを覚えています。
  
――福祉の学びはどのように役に立ちますか?
永井さん|組合員さんとの関わりに役に立ちます。例えば、最近は高齢の方も増えているので、組合員さんと関わる方は認知症サポーターの資格をとっています。ここで福祉の知識があることで、より相手に適切な対応ができます。この仕事は、広い意味で、地域で暮らす方の「ふくし」に携わる仕事だと感じているので、学びはいくらでも活かせます。
――組合員さんとの関わりで大切にされていることはどんなことですか?
永井さん|信頼関係です。最初にお伝えした通り、コープぎふは、組合員さんのより良い暮らしを目指しています。そのためには、商品に対する要望や意見など、組合員さんたちの声が必要です。組合員さんとの信頼関係ができている職員ほど、率直な声をたくさんもらってこられるのです。その信頼関係を得るには、まずは担当者が自己開示して、その人となりを知ってもらうことを大切にしています。
――組合員さんとの関わりで、印象に残っているエピソードはありますか?
佐橋さん|配送に伺った時に表情が暗い方がいらっしゃいました。どうかされたのかと気になって声をかけると、大切にされていた犬が亡くなったお話をしてくれました、後々、その声掛けで気持ちが救われたとお手紙をいただいたことは印象に残っています。それからは、組合員さんの「いつもと違う」に気をつけるようにしています。
永井さん|私は、組合員さんの声を実現させたいと思っています。以前、北海道の名産品を扱っていました。みなさん大変楽しみにされていたのですが、購入する際の個数が多く、金額が高くなっていました。一人暮らしの方から、少ない数で買いたいと意見をいただき、販売の数を変えたらとても喜んでもらえました。自分の意見が形になる嬉しさをみなさんにも感じてもらいたいです。
  
――働いていて感じる職場の魅力はありますか?
永井さん|若い世代が増えてきています。働く上で、組織で守らなければならないルールはもちろんありますが、自分たちがやりたことを気負いなくできる環境があります。どの事業所もそうやって若い人が活躍して盛り上げていることは魅力です。
佐橋さん|20代は、全体で2番目に多い年代になりました。そのため、どの事業所も活気が出ています。また、女性の職員も増えています。今年から働き方改革の部門もでき、皆が働きやすい環境作りに取り組んでいます。
――最後に、これだけは伝えたいということはありますか?
コープぎふの仕事は、商品を届けることだけではないということです。そこに、人とのつながりや暮らしている方の想いがあります。最初にもお伝えしましたが、関わる人たちの優しさに支えられて、働けること。この嬉しさを伝えたいです。
取材終了後、インタビュアーの2人からは、取材をしたことで、人とのと関わりを大切にしていることが、より感じられた。実際に地域担当者の方と一緒に回ってみたい、他の現場も見てみたいと感想をもらいました。
お忙しい中、貴重なお話をたくさんいただいた永井さん、佐橋さん、コープぎふのみなさま、ありがとうございました。
 

高山市社会福祉協議会児童福祉インターンシップ実施!

飛騨高山で、児童福祉から地域を知る

2018年8月21日〜25日、高山市社会福祉協議会(以下、高山市社協)で子ども発達学部の学生5名がインターンシップを行いました。このインターンシップでは、高山市社協が運営する児童館と児童発達支援事業所にスタッフとして参加し、事業を通じて、現場の仕事体験だけではなく、社会福祉協議会の役割や地域のつながりを学ぶことを目的としています。
高山社協の事務局長小峠さんから社会福祉協議会の説明を伺うことからインターンシップがスタート。地域の方が作ったお皿いっぱいのトマトの差し入れに、学生たちの緊張もほぐれます。日本一の広さをほこる高山市。地域によっては、高齢化率が5割を超えるなど、少子高齢化と人口の減少は地域の課題になっています。その中で、「住民主体のまちづくり」を目指し活動されている高山市社協の役割や取り組みをわかりやすく説明していただきました。
児童課長の桐山さん、児童発達支援事業所所長の中林さんからは、2日目から訪問する事業所の説明を伺いました。お二人からは、子どもたちが帰って来たくなる街や地域を創っていくことを目指し、その中で、社会福祉協議会として事業をおこなう意義についてお話していただき、学生たちも自分たちが関わる仕事への理解が深まりました。

高山市では、高齢、障がい、児童、地域福祉に取り組む団体が145団体(2018年8月現在)連携して地域支援をされています。その仕組みとネットワークの強さを、学生たちは5日間通じて様々な場所で感じる事になります。
その最初の機会は初日の夜。受け入れ事業所の方や、大学連携センターの職員さん、市議会議員さんなど、地域で活動されている方々との交流会で親睦を深め、インターンシップへの意欲はさらに高まります。

地域の子どもや大人と交流から、つながりを感じる

2日目からは、現場に入ります。二手に分かれて、社協が運営する児童館と児童発達支援事業所に伺いました。高山には大学がないため、大学生のお姉さんが来ることを心待ちにしてくれていた子どもたち。緊張しながらも笑顔で出迎えてもらい、心の距離も縮まっていきます。
学生たちはそれぞれが立てた目標を意識しながら、子どもたちと一緒に遊んだり、話したり、一緒に作業をしたりを時間を共にします。職員さんへの積極的に質問をしたり、自分なりに考えて子どもたちと接しにいく姿から、今回のインターンシップに対する意識の高さが感じられました。

施設での実習後は、市内で行われている様々なイベントに伺いました。社会福祉法人清徳会が運営する地域交流館「宙(そら)」では、地域の方が集まり流しそうめんを開催。地元で採れた「地」のトマトやきゅうり、スイカを子どもたちや地域の方と一緒にいただきました。
空町まちづくり協議会が企画した肝試しには、近くの子どもたちが大勢集まります。児童館に関わってる中学生や高校生もボランティアとして運営に参加しており、地域のつながりに触れることができました。
どこに行っても、社会福祉協議会の方、市役所の方、社会福祉法人の方、地元住民やボランティアの方がいらっしゃり、一緒になって活動をされている姿に、学生たちからは「この地域のつながりの強さに感動した」と声が聞こえました。
 

学生から見た高山市社協と飛騨高山地域

最終日。4日間のインターンシップを振り返り、学びや気づきの共有と、高山市社協の仕事や、職場、そして地域の強みや魅力を考えました。前日に、各施設の職員さんへ行ったインタビューの内容も整理しながら、それぞれが感じたことを共有していきます。
〜仕事の魅力(一部抜粋)〜
・地域に溶け込んだ仕事ができる。
・自分たちの働きかけが、地域の活性化につながる。
・子どもの可能性を信じ、成長を見られる。
・個別支援と集団の関わり、両方が行える。
〜職場の魅力(一部抜粋)〜
・立場に関係なく、フラットな関係で支援に向き合える。
・職員がお互いを信頼し合っていて、安心感を持って働ける。
・チャレンジができ、失敗を恐れず新しいことを始めやすい。
・子どもも親も、職員も、みんなが成長していける場所である。
〜地域の魅力(一部抜粋)〜
・「お互いさま」の雰囲気があり、誰かが助け、誰かを助けることができる。
・日常的につながる機会が多く、他世代との交流ができる。
・地域の声が、新しい取り組みにつながっていく。
・街の中にたくさんの子どもの姿があり、地域で子どもを支えているという意識の高さがある。

最後に、小峠さんから、「学生たちの地域を見る視点や学ぼうという意識の高さに、感心しました。」と感想をいただきました。
学生たちにとって、仕事に対して真剣に向き合い、楽しみながら働いている社会人と過ごした時間、地域で自分の役割を持って活動をされている方との出会いは、今後の人生を考える上で貴重な財産になったのではないでしょうか。
日本福祉大生を快く受け入れてくれた高山市社協の職員のみなさま、地域の方々。数々の気遣い、あたたかい関わり、ありがとうございました。

郡上市社会福祉協議会インターンシップ


社会福祉学部3年生の小椋将喬さんが、郡上市社会福祉協議会でインターンシップを行なっています。郡上市出身で、将来は地元郡上で働きたいと言う強い想いを持っている小椋さん。インターンシップでは、事務局での地域福祉活動や、デイサービスセンター、障がい福祉サービス事業所での業務体験など、5日間で社会福祉協議会の仕事を体験しています。
インターンシップ4日目はサロン訪問です。郡上市社会福祉協議会で働く日本福祉大学卒の先輩職員さんとともに伺いました。今回訪問した場所は、郡上市和良町の東野公民館で開催されているサロン「ことぶき会」。毎週1回地域の方が集まり、体操をしながら交流されています。このサロンは、14年間続いているとのこと。郡上出身の学生の訪問を、皆さん笑顔で迎えていただきました。
 皆さんがそろうと、早速体操の開始。14年続けていらっしゃるだけあって、慣れた様子で身体を動かしていきます。80代の方が半分以上いらっしゃるとは思えないほど、皆さんお元気。この和良地域が日本一の長寿の里(2000年度における男性の平均寿命日本一)と言われるのも納得がいきます。体操の後は、お茶を飲みながら、郡上の話や大学の話で盛り上がりました。
インターンシップを通じて、良い学びをたくさん得ている様子の小椋さんでした。