ふくし・マイスター648名、ふくし・マイスタープラス15名を認定!

学位記授与式で児玉学長よりふくし・マイスター認定書の受け取る代表学生

日本福祉大学では、平成27年度より文部科学省「地(知)の拠点整備(大学COC)事業」の採択を受けて、「持続可能な『ふくし社会』を担う『ふくし・マイスター』の養成」のプログラムに取り組んできました。

学位記授与式で、「ふくし・マイスター」の認定証が648名の学生に、また、「ふくし・マイスター+」の認定証が15名の学生に手渡されました。

「ふくし・マイスターになろう!」

「ふくし・マイスター」とは、「地域に関心をもち、地域課題を我が事として捉え、身をもって解決に当たる素養を持った人財」で、地域のさまざまな領域の人との関わりや、学内外で地域に関わる活動を通した学びをしてきた学生を指しています。「ふくし・マイスター」に認定された学生は、①「地域志向科目」を10科目20単位以上修得して、②毎年度、地域と関連した学びのふりかえり(リフレクション)を積み重ねた学生に対して卒業時に認定されます。

また、「ふくし・マイスター+」の称号は、地域性を理解し、地域産業界やまちづくりの現場で、すぐに活躍する実践力を身につけている証明であり、「ふくし・マイスター」の修了要件を満たしており、さらに指定された「インターンシッププログラム」もしくは、サマースクールや企業・施設見学など特定のプログラムに参加した学生に対して送られます。

ふくし・マイスターの認定を受けた学生は、4年次の「リフレクションⅣ」で卒業後の抱負を次のように書いてくれました。

「地域とのつながりづくりや日頃からの関係性づづくりの大切さなどを、大学での学びを通して学ぶことができた。そのため卒業後は、地域の方々と積極的に関わっていきながら、より多くの人たちが地域とのつながりを持って生活できるための関わりに携わっていきたい。」

「地域に関する学習での学びで、自分は地域を含めた周りの環境や人々に活かされているのだと感じることができた。卒業後は、地域に活きる子どものへの支援を保育士の立場として行っていきたい。」

「私の住む地域は、知多半島ではないので、卒業後にこの広義で学んだ知多半島の歴史や取り組みを活かせる場は少ない。しかし、他所を知ることで、地元の問題点や改善点を見つけられるヒントになると思う。今回学んだことは、ぜひ自分の住む地域をより良くするための提案に活かそうと思う。」

参考資料
ふくし・マイスター事業紹介パンフレット

ふくし・マイスターホームページ

【半田】ふくしフィールドワーク実践「一人の暮らしを皆で支える地域包括ケア」

2月20日(水)~22日(金)の3日間、クラシティを拠点としてふくしフィールドワーク実践(半田)が開催されました。

ふくしフィールドワーク実践(半田)は地域課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に実施されたもので、社会福祉学部・健康科学部(情報工学)・看護学部の学生16名が「連携」して半田市での課題を検討することができました。

課題の事例検討については、半田市社会福祉協議会、半田市障がい者相談支援センター、半田市在住の杉江徳長さんの協力により実施されました。地域特性や対象者の理解をすすめる上で、半田市社会福祉協議会や半田市障がい者相談支援センターの福祉専門職の知見が、学生の学びを深めるうえで大切な存在となりました。

学生達は、杉江さんが在住する半田市のエリアのフィールドワークを行う中で、障がいがある方の「生活」がどのように成り立っているか、地域で生活をする上での課題は何か、解決するためには何が必要なのか等、当事者の方と語り合うことで講義の理解をより深めることができました。

また、今回のプログラムから、参加学生はそれぞれの学部の学びを学生同士が横断的に共有・活用することで、一人の障がいがある者の「生活」を、多職種連携を意識した課題解決に具体的に取り組み、最終日には半田市に潜在化している課題の解決方法の提案について、以下の4提案を行いました。

<学生の提案>

  1. 半田市民病院移転による駅周辺の人々の交通手段
  2. 肢体不自由児がいる家族の介護負担軽減に向けて
  3. 気管切開のある子供が通える保育園~半田市の事例を活かして~
  4. 医療ケア児が住み慣れた地域で暮らしていくためには~医療ケア児の家族が地域で暮らしていきたいと思える支援へ~

参加学生からは、本講義に参加したことで良い学びになったことの声が多く聞かれ、これから数年後に迎える就職後に向けて、より課題や目標が明確になったことと思います。

中部圏COC事業採択校「学生交流会」で報告しました。

日本福祉大学は、平成27年度より文部科学省「地(知)の拠点整備(大学COC)事業」の採択を受けて、「持続可能な『ふくし社会』の養成を担う『ふくし・マイスター』の養成」に取り組んでいます。同じように、中部地区には、「大学COC事業」に採択され、地域社会と連携をしながら、教育・研究・社会貢献に取り組んでいる大学があります。

2019年3月1日(金)、岐阜大学と金沢工業大学が共催で、平成30年度中部地区COC事業採択校「学生交流会」が岐阜市のぎふメディアコスモスにて開催されました。本学の他、岐阜大学、金沢工業大学、皇学館大学、信州大学、中部大学、富山県立大学、名古屋学院大学、福井大学、三重大学、香川大学(特別参加)の11校から学生代表が参加をして、それぞれの地域で取り組んできた学習や研究について、互いに報告をしあいました。

1部では、ぎふメディアコスモスの「みんなのホール」で、各大学の代表者から事例報告がありました。本学からは、全学教育センター主催「ふくしAWARD」で大賞に選ばれた社会福祉学部医療専修1年の学生グループが報告を行いました。社会福祉学部1年次に行われた知多半島のフィールドワークで児童養護施設を訪れ、それをきっかけに自らゼミ活動の延長で夏休みを利用して2泊3日のボランティア体験を行いました。その経験を踏まえて、「子どもの自立とは」というテーマで研究報告を行いました。

Ⅱ部のポスターセッションでは、他大学の学生や教職員と活動内容を通して交流を行いました。参加した学生は、報告前には緊張をしてグループ間でもあまり会話がなかったメンバーでしたが、ポスターセッションでは、他大学の学生と積極的に交流を楽しんでいました。

COC事業の教育を担当している全学教育センター地域連携教育部門担当で、参加グループの学生が所属していたゼミナールの担当教員でもある佐藤大介全学教育センター助教は、「今回で5回目の交流会であるがいずれの会も日頃他行との交流の少ない本学の学生には、他大学の学生との交流は大変刺激を受ける機会になっている。本学の学生の報告の特徴としては、地域社会でのしっかりとした”経験”があるため、1年生であってもしっかりと自分の考えをもって報告できていたのが印象的だった」と、ゼミ生の成長した姿ににっこりと笑顔で話してくれました。

このような機会をつくってくださった岐阜大学地域協学センターと金沢工業大学の教職員のみなさまに感謝いたします。

関連ぺージ

学園ホームページ「ふくしAWARDを開催しました」

ふくし・マイスターホームページ

COCブログ「COC事業成果報告フォーラムを開催しました」

【東海】2019市民交流プラザまつりに参加しました

Cラボ東海では、毎年恒例で行われる東海市主催の「市民交流プラザまつり」に参加しました。今回も星城大学さんと共有スペースで大学の取組の紹介と舞台発表で参加しました。

今回は「地域づくりのあり方」をテーマに国際福祉開発学部の吉村輝彦教授よる講演が行われました。市民活動団体関係者、行政職員など約80名が参加しました。講演では、吉村教授が取り組んできた対話や交流の場づくりの事例紹介や「これまで」と「これから」をどのように捉えるか問題意識の提示、地域やコミュニティにおける「まちの活性化」とは何かを説いたり、これからの地域づくりについての提言などをお話いただきました。

Cラボ東海では、ブースにパネルを設置し、これまでのCOC事業の取り組みを紹介しました。
舞台発表では、経済学部1年生で構成する「サイリウムダンスサークル」が「サイリウムダンス」を披露しました。この日までに学校内や近隣公園で練習を積み重ね、東海市内でサイリウムダンスの動画を制作したり、東海市観光協会が主催する動画CMやポスターコンテスト「めっちゃいいね東海市」に応募したりして、活動を続けてきました。

開催前日の準備では、市民活動センター職員と一緒に舞台やイス設置作業を行いました。
発表当日は、本学の経済学部1年生5名と愛知学院大学と名古屋学院大学の学生3名合わせて8名が参加しました。市民活動団体が演技を披露していく中、ほぼ満席となった会場で、若者のパフォーマンスに大変盛り上がりを見せました。

参加したサイリウムダンスサークル代表 宮村隆佑さんは、「サークルとしていい思い出ができた。たくさんに方が応援をしてくださって嬉しかった」と振り返りました。このイベントの運営を担当した市民活動センターの職員の方から、「準備から撤収までお手伝いいただき、大変助かったし、パフォーマンスも学生の真剣なダンスは迫力があった」とお話いただきました。このサークルでは、5月に行われる東海市のイベントに出演するとのことです。

COC事業成果報告フォーラムを開催しました。

行政関係者・企業関係者・NPO関係者・本学教職員など75名が参加をしました。

2019年2月26日(火)、美浜キャンパス11号館3階(コミュニティセンターホール)にて、日本福祉大学COC事業成果報告フォーラムが開催されました。

2014年度に本学が採択を受けた文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の助成期間が、今年度末をもって終了するにあたり、「ふくし・マイスター」の養成を目ざす地域連携教育、知多半島の市民・自治体・民間団体等と相互に関係を持ちながら地域課題解決を目指した研究・社会貢献の取組など、5年間にわたる地域を志向した全学的取組を振り返り、その成果を確認するために標記のフォーラムを開催した。今回のフォーラムは、これまでの活動実績について報告し、本事業で得た成果・仕組みと持続可能な地域における地(知)の拠点大学のあり方を考えることをテーマとしています。

フォーラムでは、第Ⅰ部において本学COC事業の各取組の成果につき概括を示した上で、第Ⅱ部のポスターセッションでは各取組の詳細について活発な意見交換を行った。最後の第Ⅲ部シンポジウムにおいては、地域で学んだ学生とそれを支えていただいた地域の方や行政の方に登壇いただき、取組の成果とその要因等について掘り下げるとともに、次年度以降の取組の継承・継続に向けた課題を提示し、フロアからの意見も交えて活発な議論が行われました。

はじめに児玉学長よりCOC事業に協力いただいた自治体や地域の関係者に対して感謝の言葉を伝えた上で、今年度末に約600名の『ふくし・マイスター』をはじめて輩出することを報告されました。次に、中村全学教育センター長より教育の取組の成果が報告されました。本学では、「日本福祉大学スタンダード」の「4つの力」を養う教育プログラムを全学的に進めてきたが、さらにCOC事業の「ふくし・マイスター」養成を通して「地域社会に貢献する力」の育成に取り組んできたことが共有された。具体的取組として、各学部の全1年生を対象に学部の特徴を活かした「ふくし・コミュニティプログラム」が実施され、全学教育センター科目とあわせて、今年度140科目285単位の「地域志向科目」が展開されていることが報告されました。最後に、千頭地域連携推進機構長より、研究・社会貢献の取組報告を行われました。研究では、全国的に類例のない「市民研究員制度」、教員と地域関係者の協働による「地域課題解決型研究」の成果が報告されました。取組を通して、大学の資源を活用して地域課題を解決するだけでなく、例えば市民研究員が後に、「地(知)のマイスター・地(知)のフィールド」の認定を受け大学の教育・研究に係わり続けるなど、持続可能な地域にむけた人材の循環にも繋がっていることが紹介されました。社会貢献では、地域円卓会議等への関わりによる地域課題解決へのネットワーク形成など、各Cラボを拠点とする地域連携コーディネータが地域間・地域と大学間のネットワークをつなぎ合わせることを通して、様々な教育・研究の取組の創造に寄与してきたことが紹介されました。

総括報告を行う児玉善郎学長

教育領域の成果報告:中村信次全学教育センター長

研究・社会貢献領域の成果報告:千頭聡地域連携推進機構長

 

 

 

 

 

第Ⅱ部:教育・研究・社会貢献からのポスターセッション

活動紹介パネルを前に、各担当者から学部・市民研究員・地域課題解決型研究・Cラボなど、教育・研究・社会貢献の領域にわたるそれぞれの活動が報告され、参加者間で活発な交流が図られていました。


<教育の取組>
社会福祉学部      「地域での学びを共有~春季セミナー・フィールド実践演習~」小松 理佐子 教授子ども発達学部「地域の実践者から学び、子どもを取り巻く課題を捉える」     渡辺 顕一郎 教授スポーツ科学 「導入ゼミ~美浜町の暮しの場をウォークラリー~」         山本 真史 助教健康科学部  「人と地域、文化と歴史に学び、ふくしを考える」  福田 秀志 教授、寺澤朋香・
白井 翼(4年)
経済学部                      「経済・経営を学んで地域で活躍」             曲田 浩和 教授
国際福祉開発学部         「多文化を理解し、ふくしを創造する」        吉村 輝彦 教授
看護学部       「基礎的な看護実践能力を養い、地域と人の健康を考える」   入慶田本 秀美(4年)
全学教育センター 「COCによる教育力の向上と卒業時における学生の質保証」
地域連携コーディネータ 中野 正隆

<研究の取組>
市民研究員(美浜)他市町の事例から学ぶ“美浜流ファミリー・サポート・センター事業のあり方”について」 大嵜 暁美 氏
市民研究員(半田)         『古今半田衆 半田停車場前』            赤坂 雪江 氏
市民研究員(東海   「東海市の重症心身障害児の現状と今後の取り組みについて」 後藤 文江 氏市民研究員(知多) 回想法を用いた多世代交流により、みんなが生き生きと暮らせるまちを創りだすための調査・研究」                           日比野 徳男 氏
地域課題解決研究         「歴史的資源の活かし方-知多市-」   経済学部    曲田 浩和 教授地域課題解決研究         「共感でつながるアサーション」がもたらす子育て支援への影響」
福祉経営学部 水野 節子 助教

地域課題解決研究         「地域包括ケアシステムの推進を目指した『親子ふくし教室』の取り組み」                           健康科学部 宮田 美和子 准教授
地域課題解決研究   「外国人住民に役たつやさしい日本語の生活情報の作成
国際福祉開発学部 カースティ祖父江 助教

<社会貢献の取組>
Cラボ美浜       「地域のネットワークをつくり、課題解決に」
地域連携コーディネータ 小西 優香

Cラボ半田       「人が生きる活動でエンパワメントを高める」
地域連携コーディネータ 池脇 啓太

Cラボ東海       「『楽しむ』『繋がる』『学ぶ』から地域貢献へ」
地域連携コーディネータ 村松 愛子

地(知)のマイスター&フィールド「地域にあふれる知識と経験を学生の学びへ」
企画政策課 大森 皓介

第Ⅲ部:シンポジウム(COC事業の評価)

まず、半田市亀崎での建築を通した多世代交流の取組、東海市での認知症啓発イベントを通した学生のまちづくりへの参加の取組、学生の活動を支える東海市の行政の取組の3事例が、各シンポジストより紹介された。その後、コーディネータの原田学長補佐とのやりとりの中で、大学の地域の連携の枠組や成果に結びついた要因について掘り下げが行われた。学生が地域の日常に入り込んでいく状況が上手く作られてきたこと、地域連携コーディネータが地域と大学・学生の間に入って的確に機能してきたこと、行政と大学の間で多面的な協働関係が築かれてきたことなど、その要因は多岐に亘っている。その後、フロアにいた美浜町、知多市、武豊町の行政関係者より、「COC事業は、大学という財産が地域にあることを再認識させてくれた」、「さまざまな分野で地域課題解決に協力をしてもらっている」、「地域包括協定を結ぶことをきっかけとして実質的な連携をしていきたい」等のコメントをいただきました。

コメンテーターの千頭地域連携推進機構長からは、学生を市民として社会に送り出す教育機関として、断片的な関わりでなく、“自分の経験をつなげられる”学生を育む継続的な支援に取り組んでいくことが課題として提示された。中村全学教育センター長からは、地域との連携した経験を学習として、そこから得られた気づきや学びを蓄積することが課題として提示されました。

最後に、シンポジスト1人ひとりから「学業を専門でやれるのは学生のみ。敷居なく地域に飛び込んできてほしい。」「学生の特権を理解して、地域に受け入れてもらえるように挑戦してほしい。」「“(地域と)大学とのつながり”を改めて実感できた。大学の取り組みの中にもっと地域を巻き込む取り組みを継続してほしい。」「様々な人との出会いの中で自分のやりたいことは何なのかを見つけてそれを口に出していくことで自分の目的が何なのかが明らかになる。」「今後もまちの中のシンクタンクとして期待している。」など、振り返りが行われた。本学COC事業の5年間に亘る取組が、地域と大学・学生の接点や交流をそれ以前よりも大きく拡大・深化させたこと、地域の協力・参画のもとに学生たちの学びが豊かに広がってきたことなどが明確に示されるともに、これらの取組の継承・継続に対する地域の期待の大きさを確認することができた。閉会の挨拶においては、福田副学長より参加者への感謝とともに、市民研究員制度や地域課題解決型研究の助成制度がリニューアルされることも伝えられ、本事業の取組と成果が今後も継承されていくことが示され幕が閉じられました。

 

【東海】ふくしフィールドワーク実践~ 東海市の地域課題を理解し、課題解決のための各主体の役割を学ぶ~

2月18日(月)から20日(水)にかけて、東海キャンパスでは、全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(東海)」(担当:加茂 浩靖 経済学部教授)が開講されました。東海市をフィールドとした「東海市の地域課題を理解し、課題解決のための各主体の役割を学ぶ」がテーマとなりました。
この科目では、知多半島における課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に、学生は地域での体験学習を重視して、地域を創造していく力を身につけていきます。この期間、国際福祉開発学部、健康科学部の学生が参加をしました。まず、これに先駆け1月12日に行われた導入講義で、科目の概要や東海市の概要説明をしました。その後、それぞれ学生はウェブサイトで東海市の情報収集を行い、調べたことを発表しました。

2月18日第一目となるフィールドワークはまず、東海市の防災について学びました。名和町北犬山・南柴田地区千鳥津波避難所では、東海市防災危機管理課の川角智子さんに施設や施設に備置してある資機材の紹介をしていただきました。千鳥津波避難所は千鳥健康交流の家も同施設内に併設され、地域の皆さんの交流及び健康増進の機能も備えた施設となっています。続いて、平成26年に建設された東海市役所東側(市営温水プール南側)にある中央防災倉庫を見学しました。そこでは東海市防災危機管理課の﨑村委代さんにお話を伺い、倉庫内に備置している非常食や資機材の説明をしていただきました。

防災関係の施設の他、太田川駅西側の東海市芸術劇場のあるユウナル東海1階にある、東海市観光にぎわい情報ステーション「ユウナルステーション」で施設の見学や東海市のPR動画を視聴しました。そこで株式会社まちづくり東海 代表取締役の近藤福一さんから東海市の観光やインバウンドの取組などについてお話しいただきました。最後に大宮神社、大田川樋門を見学し一日の行程を終えました。

2日目は、まず東海市荒尾町にある「カゴメ記念館」を見学しました。カゴメ株式会社は東海市と「トマトde健康まちづくり協定」を2014年に締結しました。東海市はカゴメ発祥の地であることを活かし「トマト健康プロジェクト」を発足させ、カゴメとの協働事業を行っています。「カゴメ記念館」では、カゴメの歴史や創業者の想いなどを学びました。その後、養護老人ホーム・特別養護老人ホーム 東海福寿園に伺いました。施設長の田中琢也さんから、施設の紹介、利用者さんの様子などをお話しいただき、また外国人介護福祉士候補者の活躍の話など説明をいただきました。

最終日の3日目は、学内でまとめと発表を行いました。加茂教授はフィールドワークの訪問先から学生自身でテーマを考え、解決策には多職種連携を意識してもらうよう伝えました。また、取材先には感謝の気持ちを伝えることが大事と語りました。学生は自身の興味のあるジャンルからテーマを選び、パワーポイントを作成し、発表していきました。参加した学生は「キャンパスがある東海市を知る、よい機会となった」とフィールドワークを振り返りました。

【美浜】ふくしフィールドワーク実践「㋯んなで㋩っしんする㋮ちづくり」

2月16日(土)から18日(月)全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(美浜)」(担当:植田真帆スポーツ科学センター助教)が開講されました。この科目は、文部科学省「 地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された取り組みで、知多半島の市町の地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶことを目的としています。

美浜キャンパスでは、社会福祉学部、子ども発達学部の学生が参加し、「ふくしスポーツを核にした地域の関係づくり―異年齢間の交流を通じて―」をテーマに、美浜町民を対象としたスポーツやレクリエーションでの交流を通して、地域のつながりを深めることができるプログラムの企画・準備・運営を行いました。

2月16日(土)「第1回みはまカローリング大会」に参加し、地域住民と交流

本科目の導入講義が1月12日(土)に学生(社会福祉学部、子ども発達学部)とみはまスポーツクラブ ボッチャサークルのメンバー、南知多ビーチランドの職員が参加し、オリエンテーションが行われ、グループワークやボッチャ体験を通じて地域の方と交流をしながら、2月17日に実施するイベントの打合せを行いました。

2月16日(土)は、美浜町スポーツ推進委員会が主催するカローリング大会に参加し、準備や受付も一緒に行いました。カローリングとは、氷上のカーリングをフロアに置き換えたスポーツです。「誰もが気軽にできるカローリングを通じて美浜町を元気にしたい!」というスポーツ推進委員さんの熱い思いを形にした第1回大会は、学生含め約50名が参加し、楽しみました。学生は「はじめてやるスポーツで、ルールも難しかった。点数は取れなかったけど、楽しかったし、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツだと思った。」と感想を話しました。
 

その後、翌日の南知多おもちゃ王国の共催で開催する「おやこでランRUNスクール」イベント準備を行い、2月17日の当日を迎えました。
その様子はコチラ↓の写真をクリック
2月18日のふりかえり講義では、「第1回カローリング大会」と「おやこでランRUNスクール」の2つのイベントの企画・運営を通して、自分たちが感じた美浜町の地域の良さ・強み、経験からの学び、そして課題について話し合いを行いました。全員が「準備の大切さや行動すること、他者との協力することの重要性を感じた」と話しました。
 

そして今回、地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶ取り組みとして、各専攻を活かした役割分担ができ、参加者に支えられイベントを成功させることができました。参加した学生は、「実際に地域の方と関わって、高齢者が元気で、みなさん温かい人だと感じた。地域住民が地域の人のために一生懸命動いていることが分かった。もっと団体同士の横の繋がりができたら、さらに良くなるのではないかと思う」と感想を話しました。
また植田助教は、「地域コミュニティを活性化するためには、いろんな分野の人と人が繋がり、地域の中にある資源(人材や施設等)を発見し、それを活かす取り組みが必要である。今回の講義では“スポーツ”をキーワードに地域を知り、調べ、関わり、“具体的に動く”ことで学びを深めてきた。スポーツは、年齢や性別、障がいや国籍を問わず多様な人々の交流を深めることが可能である。今回の経験を通して、地域の繋がりをさらに広げ深める“結ぶ力”を培うきっかけにしてほしい」と学生への期待を話しました。

【半田】「地域マネジメント実践」NPOのフリーマーケットを支援

2019年2月18日(月)社会福祉学部の「地域マネジメント実践Ⅰ(小林クラス)」の科目の一環として、武豊町と半田市を拠点に発達障がい児の療育に取組むNPO法人PakaPaka主催のフリーマーケットを受講生12名が運営しました。講義と連携したフリーマーケットの開催は、昨年度に引き続き、2回目の開催となります。NPO法人PakaPakaは、地(知)のマイスター&フィールドとして登録いただき、日本福祉大学のサービスラーニングプログラムや様々な教育・研究活動に協力してくださっています。

「地域マネジメント実践Ⅰ」は、「市民ボランティア型の支援活動のみならず、住民と行政等による地域自治型の参加・協働の地域づくり活動を理解する視点・枠組みを提供し、地域社会のエンパワメントの展開・構築のあり方を、講義・ワークショップならびにフィールドワークを通して学んでゆく」ことをねらいとしています。大学内での講義とフィールド・スタディによる相互の学びを往復しながら、最終的には、「地域住民・行政・NPOが共に取り組むまち創りを構想できる様になる」ことを学修目標としています。

学生たちは、知多半島の大学に通う住民として、知多半島の発達障がい児やその家族の支援を行うNPOの職員と一緒にフリーマーケットの企画の準備から運営に携わってきました。広報では、チラシの作成して、行政機関や地域の各所を訪ねて配架をしたり、大学内では、フリーマーケットに出品するおもちゃや絵本、洋服などを集めたり、集まった商品に値札をつけたり、この日のために商品紹介のポップづくりもしてきました。

この企画にリーダーとして関わってきた社会福祉学部子ども専修1年の市川葉月さんは、「思った以上にたくさんの人がきてくれて本当によかった。来てくれる人が、子どもの母親だけでなく、父親や、おじいちゃん、おばあちゃんも多く来ていた。(一日を通じて)子育てが多様化していることに気づくことができた。もっと子育てに関わる人の輪がひろがっていく社会になっていってほしい。」と、これまでの体験を通した学びをふりかえってくれました。

団体の事務局長である土肥りささんは、「発達に凹凸のある子は、次から次へとすぐに興味が移ってしまい、親は子どもにおもちゃを買い与えることを躊躇してしまう。フリーマーケットは、先輩親から次の親へのバトンを受け継ぐ場として団体の想いをカタチにする場として企画している。実際は、とても人手がかかるため、大学生が協力してくれることで実現できているのでとても助かっている」と、話をしてくれました。

最後に、この科目の担当教員の小林洋司社会福祉学部准教授は、「活動を通して地域を観て、今の地域で実際に起こっていることを感じとって欲しい。今後も、面倒くさいよりも楽しさが湧き上がってくる学生生活を送ってほしい。この科目には、そのヒントがあるはず。」と、地域と関わり、専門職として、そして福祉に関わる人としての人間性を磨いて欲しいとの学生への思いを語ってくれました。

NPO法人PakaPakaホームページ
http://paka-paka.net/

日本福祉大学COC事業最終成果報告フォーラムを開催します

日本福祉大学では、2014( 平成26 )年度より文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の採択を受け、知多半島内の自治体や民間団体等と相互に関係を持ちながら地域課題の解決に取り組んで参りました。
今回のCOC事業成果報告フォーラムでは、この5年間の活動実績について報告し、本事業で得た成果・仕組みと持続可能な地域における地(知)の拠点大学のあり方を考えることを目的に開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。

【開催概要】
日時:2019年2月26日(火)13:30~16:30(受付開始:13:00)
会場:日本福祉大学美浜キャンパス 11号館3階(コミュニティセンターホール)
愛知県知多郡美浜町奥田(名鉄知多新線「知多奥田」駅徒歩すぐ)
参加費:無料
参加対象:地域住民の方、行政・社協・NPO・企業の方、学校関係者・学生の皆さん

ご参加申込みフォーム

【東海】COCデイ 東海市の防災・減災を考える~過去の大規模自然災害からの学びを通して~

本年度の東海キャンパスCOCデイは「東海市の防災・減災を考える」とテーマに、過去の大規模自然災からの学びを、今後発生する様々な大規模自然災害発生時に、私たちができる防災・減災を考えることを目的として実施されました。この日は学生58名、地域の方12名が参加しました。

第1部は東海市社会福祉協議会の宝達真志氏と福祉経営学部の山本克彦准教授がそれぞれ各地で発生した災害被災地での活動紹介の後、基調対談を行いました。まず活動紹介では、山本克彦准教授が被災地に行き、現場に入って思う事などについて話し、被災地からの要請を待たずに行動するプッシュ型支援について説明しました。まもなく起こる災害に備え、今、大切なのは“災害時”を想定し、“今(平常時)”を想像することが大切だと説きました。
また宝達さんは、災害支援の実践事例報告を行いました。東海市社会福祉協議会の災害ボランティアセンターの役割や東日本大震災において釜石市や山田町、熊本地震において益城町、更に平成30年7月豪雨の高梁市での支援活動について話しました。その後基調対談を行い、災害時における学生の役割などについて語りました。山本克彦准教授と宝達さんのお二人は、普段からもしも災害が起きた時、どんな行動をとるべきか考えることが重要と呼び掛けていました。

第2部ではグループワークを行いました。全学教育センター村川弘城助教と佐藤大介助教の進行のもと、「南海トラフ巨大地震が発生したら、あなたはどうする?」について演習を実施しました。演習では「防災を科学する B72」というカードを使用しました。「B72」とは防災72時間という意味で、通常被災地の隅々まで救助が行き渡るのは、発災から72時間要するといわれています。この72時間の災害場面を乗り切るため、時系列で考えていきます。東海市大田町に住んでいると想定し、人口や世帯数、障がい者の人数など把握した上で、東海キャンパスが避難所になるという背景で進めます。災害時の避難所における学生や地域住民としての行動、日常生活及び避難所における防災を考え、災害の種類や規模をとらえ、減災に向けて想像する力を身につけます。今回は、被災から72時間を地域住民とともに乗り越えなければならないと想定し、グループで時間毎の対応や行動を話し合いました。参加した地域の方は「災害時の想定を時系列で考えることは無かったので良い機会となった」とお話いただきました。

【半田】COCデイ半田が開催されました

日本福祉大学では、すべての学生が地域を志向した学習を行い、所属学部の専門性を活かして、地域の課題解決にあたることができるよう「COCデイ」を実施しています。1月24日(木)は半田キャンパス101教室でCOCデイ半田が開催され、95名の学生の他、亀崎地区を中心とした多くの一般の方も参加されました。今回のCOCデイ半田では、半田キャンパスのある亀崎地区での地域連携などをテーマに取り上げ、「亀崎における地域活性化のまちづくりと地域連携」について基調講演やパネルディスカッションを行いました。

基調講演に登壇いただいた建築家の市川大輔氏は、過去と現代の都市構造や建築様式の比較、建築と人との関わりについて、これまで亀崎地区で取り組んできた空き家再生プロジェクトや亀崎公園の改修工事の経験を元にお話をされました。

パネルディスカッションでは、亀崎潮干祭保存会の加藤金郎氏、NPO法人亀崎まちおこしの会の石川正喜氏、本学バリアフリーデザイン専修4年生の白井翼氏をお招きし、亀崎潮干祭を通じて形成された強固な多世代コミュニティの話や、若い世代を育てるための様々な活動が亀崎で行われている話、それを地域全体でサポートしている話がされました。

全体の総括として登壇された本学学園事業顧問の藤本哲史氏は、元半田市役所職員という立場で半田キャンパス設立に関わっており、キャンパス内に地域の方々か生涯学習という視点で大学に集う仕組みや、知多半島総合研究所を大学内に設置しシンクタンクとして機能させることで、「大学と地域が関わっていく仕掛け」を構築してきました。

藤本氏は、「大学の機能は教育と研究機関。どうしても内向きの施設になりがちと感じる。しかし、活きた知識を集積して、現実社会への対応力を身に着けていくには地域で実践していくことが不可欠。地域は解決困難な課題を常に抱えていて、それをどう解決していくか見いだせないでいる。それが地域と大学が連携していくべき理由である。」と述べられました。

また、「地域連携を成り立たせるためには、3つの要素 ①種を蒔く人  ②種を育ててくれる人  ③種が根を張っていくべき大地があること が必要で、どの要素が欠けても実りをもたらすことはできない。現在の亀崎には、種をまく学生の活動・それを育む地域の支援・まつりという媒体を通じて縦横無尽に張り巡らされた濃密なコミュニティがあり、3つの要素が揃って今日この発表がなされた」と総括されました。

今回のCOCデイ半田の発表を通じて、今後もこの3つの要素が健全に働き、推移していけば地域連携の活動はさらに拡大して厚みが増してくると感じました。ただこの3つの要素は、学生の卒業、時代の変遷、担い手の高齢化など、様々な要因によって途切れてしまう可能性のあるものです。それぞれの立場で努力していく使命をもってあたっていかなければならず、そういった意味で大学の持つ意味合いは大きいと感じさせられた一日でした。

地(知)のマイスターへ取材!南知多ゲストハウス ほどほど 小杉昌幸氏

1月22日(火)、社会福祉学部3年の神戸俊也さんが、「地(知)のマイスター」南知多ゲストハウス ほどほど の小杉昌幸さんに、ゲストハウスの運営について話を伺いました。

地(知)のマイスターとは、本学の「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)の取組の一環として、地域において優れた教育的・研究的資源(知見・知識・経験)を有した人や団体を地(知)のマイスターと地(知)のフィールドとして登録(認定)し、本学の地域連携教育や研究の取組に活かし、社会へ還元していく制度です。
小杉昌幸さんは、2013年5月に愛知県南知多町でゲストハウスを開業し、主夫兼宿主として旅人さん同士の出会いの場やライフスタイル発信の場としてのゲストハウス業をされています。
本学の地(知)のマイスターには、2017年度に登録していただき、COCデイきょうゆうサロンバスツアーのゲスト講師としてご協力をいただきました。

 神戸俊也さんは、ゼミの活動を通じて、地域に関わり、地域に密着した起業を考える中で、ゲストハウスに着目しました。そこで、今回は南知多ゲストハウス ほどほど の小杉昌幸さんにご協力をいただき、空き家を活用したゲストハウスの運営やお金の流れ、イベントについてお話を聞かせていただきました。

小杉昌幸さんは、「ゲストハウスは、観光に頼るのではなく、旅人感覚で宿の魅力をアップしていくことが、リピートにつながる。これから自分が何をしたいのか10年かけて見つけていけばいい。行動が大切。動いていることに意味があり、無駄なことは何もない。失敗してもいい。あとで全部つながるから。」と力強いお話をしていただき、他のゲストハウスや地域のイベント情報も教えてくださいました。

神戸俊也さんは、「小杉さんの話を聞かせていただき、お金だけではなく、事業の目的や地域にあったやり方をもっと考えていく必要があると感じました。実際に直接会うことで、インターネットでは分からない情報を聞かせていただけました。今日聞いた情報を行動に移していこうと思います。」と感想を語りました。

2019年2月7日(木)19:00〜21:00に大ナゴヤ大学さん主宰のイベントに、小杉昌幸さんがお話しされます。美浜や南知多の暮らしに興味がある学生はコチラをご覧ください。

【美浜】COCデイ「スポーツによる共生社会の実現にむけて」

2018年12月20日(木)、美浜キャンパスにて、「ふつうの・くらしの・しあわせ」をみつめるイチニチCOCデイが開催されました。
「COCデイ」は、地域で課題解決に取り組む方を講師に迎え、学生が日々学ぶキャンパスの所在地域の現状や課題への理解を深めるとともに、地域の方にも参加していただいてます。
美浜キャンパスでは、スポーツ科学部と全学教育センターが共催「スポーツによる共生社会の実現にむけて」をテーマに開催し、「知多半島のふくし」(担当:全学教育センター 佐藤大介助教)の受講学生、地域住民の方、学校関係者含め200名を超える方が参加しました。

今回はまずミニレクチャー①として、スポーツ科学部学部長の藤田紀昭教授より「日本のスポーツ振興と障がい者スポーツ」として、スポーツ基本法とスポーツ振興基本計画の説明を行いました。

次に、ミニレクチャー②として、長年横浜F・マリノスで、障がい者サッカーの普及と障がい者の社会参画と交流の機会を創出してきた障害者スポーツ文化センター横浜ラポールの小山良隆氏より、障がい者が支えられる側から支える側としてクラブで活躍している実践例を通して、地域における共生社会の実現にむけた視座を与えていただきました。

第2部のシンポジウムでは、「誰もが参加できるスポーツイベントの取り組みと課題」と題し、スポーツ科学部三井利仁准教授のコーディネートのもと、小山良隆氏より「先駆的な取り組みの紹介に続き、半田市健康子ども部スポーツ課 大川泰斗氏、美浜町教育委員会生涯学習課 内田俊也氏、美浜町中小学校体育連盟河和南部小学校 校長 本田和隆氏、愛知県知的障がい者サッカー連盟 事務局長 渡邊寛明氏の計5名より、「知多地域のスポーツ大会等の紹介」をしていただきました。

少子化が進む地域の中で、小・中学校の部活動で団体競技のチームが作れない問題が出てきており、地域社会でスポーツを支える人づくりと仕組みづくりの必要性と課題について事例を交え議論が深められました。

【美浜 社会福祉学部】「フィールド実践演習」後期研究報告会

12月21日(金)、社会福祉学部行政専修「フィールド実践演習(担当:矢崎裕美子助教)」で後期研究報告会が行われました。

「常滑市の歩み」について報告するグループ

同演習は2年生が全員履修する科目で、1年次で学んできたことを基盤としながらより学びを深化させるとともに、3年次からはじまる社会福祉専門演習に向けて、より専門的かつ実践的に学んでいくものです。矢崎クラスは、「当事者側・行政側の視点から地域住民と行政のつながり、働き方を考える」をテーマに、後期では自治体がもつ課題、行政として働くことについて考察を深めました。

「社協における働き方について」報告するグループ

「武豊町役場」について報告するグループ

「企業と地域の関係性について」報告するグループ

「学生が就職時に求めること」について報告するグループ

学生たちは、自分の興味・関心のあるテーマでグループに分かれ、「行政で働くこと」という視点でインタビューを計画しました。インタビューはそれぞれ、武豊町役場福祉課、半田市役所観光課、東海市役所職員課、半田社会福祉協議会、常滑市役所企画課の職員様にご協力いただき、仕事内容や自治体が持つ課題、また仕事のやりがいや働きやすさ、職場環境など、多岐にわたりお話を聞かせていただきました。
その内容をまとめた研究報告会は、地域住民とのつながりの重要性や地域の新たな発見、行政職員としての役割、責任を感じた内容となっており、他のグループからの質問のやり取りも活発に行われました。

この1年を通して、当事者側・行政側の視点から話を聞かせていただき、考察を重ねたことで、地域住民と行政とのつながりや働き方について、深めることができたと思います。

矢崎裕美子助教は、「インタビューに快く応じてくださった各役場や役所,社協の方のおかげでこの演習は成り立ちました。お忙しいところご協力いただきありがとうございました。学生たちがインタビューの計画,実施,まとめと発表といった一連の流れを自分たちのみで行ったことは,3年生以降の学びにもつながるのではないかと思います。」と感想と学生への期待を語りました。

【東海】国際福祉開発学部 基礎演習Ⅱ

基礎演習Ⅱでは、自分の考えをまとめて、相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーションの技術を身に着けるために、身近な地域話題などを取り上げて、グループ学習を行って来ました。この日は3つのゼミから14グループに分かれてグループ学習の発表を実施しました。

各グループ5分の発表で、知多半島および東海市の地域資源を調べ、実際現地に行き、取材したグループ、日本や世界的な企業を調べたグループ、国際結婚事情を調査したグループ、次学年の学びについて調べ発表をしたグループ、社会問題となっている県内の交通事故事情について発表するグループ、LGBTQについて調査するグループ、留学生については、自身の故郷のお正月を紹介したグループなど多種多様な話題となりました。

東海市の地域資源について発表するグループ

学生たちは、ただ情報を集めるだけでなく、集めた情報をもとに意味づけを行い、自分の意志として伝える難しさを経験しました。その後、学内のプレゼンテーションコンテスト「ふくしAWARD」などにも挑戦していくゼミもあるとのことです。

【東海】アニマルセラピー~保護犬・保護猫がセラピーアニマルになるまで~

昨年度大好評だったアニマルセラピー講座。教員や学生からの要望が多くあったため、本年度も12月13日に東海キャンパスのコミュニティラウンジで開催し、学生や教員、地元高校生30名を合わせて約50人が参加しました。

他キャンパスの学生も参加

進行係は経済学部吉田ゼミ2年の平野友樹さんと中村隼大さん。テーマを吉田ゼミで話し合い、「保護犬・保護猫がセラピーアニマルになるまで」と決めました。またチラシ作成や集客など事前準備を進めてきました。

進行係に挑戦

この日は、ロイヤルシャスタアニマルセラピスト養成スクール校長の近藤清美さんが講師となり、日本動物病院協会が認定する認定セラピーキャット1匹(愛知県で唯一)を含む保護猫3匹、保護犬1匹合わせて4匹が来学しました。大けがをした野良猫の命の選択を迫られた近藤さんの心境、手術を受け、近藤さんが引き取り、猫が心を許すまでの過程や、じっと我慢強く待つことが、セラピーキャットを育てるコツなどお話ししていただきました。その後、猫とお昼寝コーナー、呼び出しベル、爪切りにチャレンジ、お膝の上で抱っこなど様々な体験をしました。

セラピーアニマルは普段、ターミナルケア、高齢者施設、学校などで活躍しています。学生たちはとても楽しそうに動物たちに触れ、癒されていました。また動物が苦手な学生も数名いて、近藤さんの話を聞き、克服できそうと話していました。

【半田】りんごぴあでクリスマス会を実施しました

12月13日(木)、社会福祉学部保育課程4年生の学生3名が岩滑のりんごぴあでクリスマス会を実施しました。

これは、保育士資格取得希望者を対象に4年生の後期に開講されている「保育実践演習」の一貫で、地域の子育て支援に関わる施設に協力いただきながら、保育計画・実践・振り返りのプロセスを主体的に経験し、実践的な力を身につけるために行われているものです。

りんごぴあでクリスマス会を行った3名の学生は、参加者とともに手遊び歌を楽しんだり、小さなお子さんでも参加できるクリスマスツリーづくりを行ったりしました。

また、来場の記念にお子さんの手型をとってプレゼントをしたりもしました。

今回クリスマス会を実施した山村叶さんは来春から乳児院で就職することが決定しています。

今回の経験を通じて、お子さんとのコミュニケーションはもちろん、お母さんといかにうまくコミュニケーションをとるかということの重要性をひしひしと感じたようです。

クリスマス会を行ってみて、なかなか思うように行かなかった点、非常に効果的に機能した点などを来春からの経験に活かしてほしいと思います。

【半田】半田運河のほとりでまちなかピクニックを展開しました

国際福祉開発学部の吉村教授が取り組んでいる「まちなかピクニック」は、まちにある様々な空間や場所を使いこなし、誰もが滞在して心地いい場作りを行っている取り組みで、主に太田川駅の西側の広場を中心に活動を行っています。

今日は半田運河にある蔵のまち公園で行われたHOTORI brunchとコラボレーションして、芝生の上にハンモックを設置しました。

半田運河で行われているHOTORI brunchは、半田運河のほとりで朝昼ごはんを楽しむイベントで、公共空間の新しい使い方の提案を行うという目的が、吉村教授のまちなかピクニック事業と親和性が高いことから、今回のコラボレーションが生まれました。

今日はちいさなお子さん連れの来場者が多く、お子さんを中心に多くの方にハンモックを楽しんでいただくことができました。

普段何気なく通り過ぎてしまうような空間でも、活かし方次第で、コミュニケーションの場になったり、居心地のいい空間になるようです。

このような実験的な取り組みを重ねながら、多くの人が空間を使いこなすことを考えるきっかけになればと思います。

【東海】経済学部 まちづくり駅前ショップの取組とデジタルマッププロジェクト

経済学部 吉田ゼミでは、2年生を中心に12月3日(月)から6日(木)の4日間、「まちづくり駅前ショップ」の取組で、「豚汁」販売を実施しました。この活動に入る直前に、豚汁の材料を確保するために、知多市の農家 加藤誠さんの協力を得て、農業体験を行いました。材料を自分たちの手で確保することで、売り出す商品に対して愛着をもってもらう狙いがあります。学生たちは玉ねぎの苗つけを体験し、大根やネギ、ニンジンなど野菜を入手しました。

豚汁の販売は、ゼミ生を中心にシフトを組み、4日間かけて販売しました。常時2~4名の学生が対応しました。ゼミ生以外の学生が応援に入り、販売の呼び込みを行っていました。また同時開催で射的を企画しました。ゼミ活動に参加した経済学部2年の江口慧太さんは、「最初、豚汁の試作の段階では不安だったけど、楽しみながら取り組むことができた」と語りました。

一方、経済学部 遠藤ゼミ デジタルマッププロジェクトの活動も行われました。このプロジェクトでは、大田川駅前周辺の飲食店に協力していただき、「コスパ最強!!太田川クーポンマップ」を制作しました。ちょうど、太田川駅前ではウィンターイルミネーションin大田川2018が開催して間もない12月3日、制作したクーポンマップの周知を図るため、プロジェクションマッピングを制作し披露したり、ミニライブを実施しました。ミニライブでは、本学の地域連携教育や地域課題解決型研究に貢献いただける人材「知(知)のマイスター」に登録している「東海市ふるさと大使」の木佐貫あつひささんが篠笛を披露しました。曲の間に事業の説明をして、道行く人に呼びかけていました。12月10日以降、クーポンマップに新たなお得なお店情報も追加していきます。この活動に取り組んでいる経済学部2年の羽田直生さんは、「クーポンマップを登録してくれる方が日に日に増えることが嬉しい」と語りました。この活動は1月14日まで展開され、1月25日に報告会を実施するとのことです。

 

【Cラボ美浜】「生きるよろこび展」開催!

12月4日(火)~7日(金)、日本福祉大学美浜キャンパスCラボ美浜にて「生きるよろこび展」を開催しています。
これは、あいちアール・ブリュットネットワークセンター(AACA)主催によるもので、先月に知多市岡田地区で開催された「生きるよろこび展」の中から、作品数点を展示しています。展示されているのは、障がいのある方たちが制作した作品です。どれもつくる事への喜びであったり、本人たちのライフワークに繋がっているような作品です。

 開催初日の12月4日(火)、子ども発達学部「乳幼児の造形演習Ⅱ(担当教員:江村和彦准教授)の履修学生が見学に来てくれました。その日は、あいちアール・ブリュットネットワークセンター学芸員の伊藤愛さんと特別支援学級の春日井誠先生がお越しになり、ご本人の制作中の様子や障がいの特性などのお話しをしていただきました。

 
 見学した学生の浅原のりえさんは、「作品が細かい部分まで作り込んでて凄いと思った。どんな思いなのか、なんでやり続けるのか分からないけど、作品から想像を膨らませてみることが面白いと思いました。」と感想を話しました。

12月7日(金)まで、美浜キャンパスCラボ美浜で展示しています。

彼らの一連の行動が芸術そのものです。彼らが見ている世界、ユニークな表現、並外れた集中力には驚くべきものがあります。ぜひ、この貴重な機会に多くの方に観に来ていただければと思います。

【Cラボ美浜】「ハザードマップGIS体験講座」開催

11月26日(月)、美浜キャンパスCラボ美浜にて、「ハザードマップGIS体験講座」が開催されました。これは、2018年度市民研究員の宮澤史明氏が中心となって取り組んでいる「WebGISを活用した高齢者にやさしい手作りハザードマップの作成」での勉強会です。この日は、9月に実施された美浜町一色地区のまち歩きに参加した学生2名が参加しました。

GISとは、地理情報システム(Geographic Information System)の頭文字で、デジタル化した「地理空間情報」を扱うソフトです。実際にパソコンにソフトをダウンロードして、操作しながら、指定エリアの表示やデータの反映、編集の仕方、データ分析等を教えていただきました。
 

参加した社会福祉学部1年の山田勇太さんは、「すごく難しかったけど、これを使いこなし、データを明確化することで、今後の活用が幅が広がると思いました。またこの経験やスキルが、就職にも活かせると思います。」と語ってくれました。

一色地区で高齢者にやさしい手作りハザードマップまち歩き

東海市地域大円卓会議2018 ~東海市の中心で夢を叫ぶⅢ~

2018年11月20日(火)、夜の6時30分から東海市芸術劇場多目的ホールにて、第4回東海市地域大円卓会議が開催され、東海市職員、市民団体や企業の方、星城大学生、東海キャンパス経済学部、国際福祉開発学部の学生などが参加しました。

東海市地域大円卓会議は、多世代が協働して、学び、考え、実行する「学思行」を体現する市民参加の場です。東海市にある二つの大学(星城大学と日本福祉大学)と市民活動センターの運営を受託するNPO法人まち・ネット・みんなの広場や行政職員、企業の若手などで構成される実行委員会のメンバーで企画し、運営しています。

第一部ではプレゼンター5名の発表を行いました。今回のプレゼンターは、中学生から一般と若い世代を中心に構成され、そのうち、経済学部3年生の宮原涼輔さんは、地域活動を通して感じたことや実践していきたいことなど夢の実現に向けてスピーチをしました。

プレゼンターの経済学部3年の宮原涼輔さん

プレゼンターの発表の後、第2部ではプレゼンターの夢を実現しするためには「どうしたらいいか」「自分ならこういうことができる」などグループに分かれ意見を出し合いました。

世代を超えて語り合う場

続いて、共有タイムとして、出された意見をグループごとに発表していきました。
若い人の活動を応援するため「自身が発行している雑誌に掲載します」、カフェ運営に挑戦してみたい高校生に対して、「自身のお店の空き時間を活用して欲しい」など地域の方からとてもありがたいサポートの話もいくつか聞くことが出来ました。

共有タイム

最後に、それぞれの夢を掲げ、記念撮影を行いました。参加した学生は、「来年度は登壇者として挑戦したい」「いろいろな方と繋がることができた」と新たな目標を持つきっかけや出会いの場となったようです。

最後はみんなで夢を掲げて記念写真

【美浜 スポーツ科学部】「スポーツフィールドワークⅠ」にっぷくはつらつ教室

 11月17日(土)、地域志向科目「スポーツフィールドワークⅠ(担当教員:城川哲也教授、山根真紀准教授、)」を履修している学生が、美浜キャンパス スポーツ科学部棟「SALTO」の体育館で、中高齢者を対象とした『にっぷくはつらつ教室』を実施しました。

この取組は、スポーツ科学部2年の地域志向科目「スポーツフィールドワークⅠ」の一環で、美浜町保健センターの協力のもと、みはまスポーツクラブと共催で行われています。学生たちが、中高齢者を対象にストレッチングや筋力運動、認知トレーニングやレクリエーションなど、毎週土曜日8回にわたって様々なプログラムを実施しています。

学生たちは、当日を迎える前にゼミでリハーサルをし、先生と他の学生たちからの意見や助言を受け修正を行います。そして、当日も開始2時間前から準備と最終確認のリハーサルをしました。

 

 

 

 

 

今回で6回目となる『にっぷくはつらつ教室』は、顔なじみの方も増え、「ここへ来るたびに若返ていく」という参加者を学生たちは笑顔で迎え、受付と健康チェックを行いました。

 

 

 

 


11時スタートです。学生たちの自己紹介の後、準備体操として、ラジオ体操とチューブを使った筋力トレーニングを行いました。一つ一つの動きがどこの部位に効いているのか、参加者はできているか、様子を確認しサポートながら進めていきます。

 

 

 

 

 

次に体が温まってきたところで、コグニサイズです。コグニサイズとは、英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)として開発されたもので、「あたま」と「からだ」の体操を同時に行います。
学生たちが考えたコグニサイズのプログラムで、リズム良く頭と体を動かしました。

 

 

 

 


続いてドッチビーを使ったレクリエーションです。ドッチビーとは、布製のフライングディスクです。練習では、学生たちが投げ方やまっすぐ飛ぶコツをレクチャーしながら、ドッチビーでキャッチボールを行いました。ドッチビーに慣れたら、グループ対抗のゲームです。参加者と学生の混合チーム、4つのグループで、2つのゲームを行いました。参加者も学生も終始笑顔で、思い切り走り、汗を流しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最後にクールダウンです。すぐに座ろうとする参加者の筋肉をほぐすために、体育館一周のウォーキング、その後ストレッチングをしてこの日のプログラムは終わりました。

 

 

 

 

 

参加者は、「学生さんたちが上手にサポートしてくれて、頭と体を動かすことができ、楽しませてもらった。一生懸命で分かりやすい説明だった。若返りました。また参加します。今後も続けてほしいです。」と感想をいただきました。

今回プログラムの企画運営をした学生の1人、中塚早紀さんは、「回数を重ねたことで、参加者の様子や運動能力を踏まえ、前回より難易度を上げて楽しめる内容を考える事が大変だった。難しいプログラムだったけど、参加者が前向きに取り組んでくれ、楽しそうだったのでよかったです。」と感想を話しました。

【健康科学部】とよたエコフルタウンを見学しました

2018年11月17日(土)、健康科学部福祉工学科建築バリアフリー専修の「建築デザイン入門」と「環境建築入門」を受講する1年生が「ふくしコミュニティプログラム」※の一環として、愛知県豊田市にある「とよたEcoful Town」の見学を行いました。

とよたEoful Townは、「無理なく、無駄なく、快適に続けられる低酸素社会の実現」に向けて、豊田市の取り組みを”見える化”しわかりやすく伝える情報発信拠点です。この中には、21社の企業が出展しており、低炭素な暮らしや交通、産業など各分野の先端環境技術が体験できます。

 

学生たちは2つのグループに分かれて、スマートハウスの見学や環境先端技術を体感できるパビリオンの見学を行いました。橋本圭央助教が担当したグループは、はじめにスマートハウスの見学を行いました。施設の方からスマートハウスについてシステムや建物の建材や構造について説明を受けました。

屋外の展示ブースでは、「これから壁面緑化は、(都市空間をデザインする上で)重要なパースになっていくからよく見ておくように」と教員から建築デザインの視点が伝えられると、学生たちはその場から一歩近づいて、構造がどうなっているのかや建築への取り入れ方など新たな気付きを得ていました。

滞在時間は2時間ほどと長くはありませんでしたが、学生たちは水素ステーションの担当者との会話の中から普段は見せてもらえない水素が燃えている燃焼炉を見せてもらったり、パビリオンの中にある建築を見て回っており、キャンパスの中では体験できない時間を過ごしていました。この見学ツアーの企画をしている坂口大史助教は、「1年生の内に、地域にでて、いろいろなものに触れることが大切」と、それぞれ関心や興味に応じて施設内を積極的に見学する学生たちをみて満足げに話をしてくれました。

※「ふくしコミュニティプログラム」とは、5つのステップ(①地域を知る、②地域を調べる、③地域と関わる、④学習を深める、⑤成果をまとめる)を組み合わせた学習するプログラムで、全学部の1年次全員履修の科目や演習科目でおこなわれています。

ふくし・マイスター

とよたEcoful Town

【半田】亀崎としょかんまつり用に「平成の樹」を制作しました

11月10日(土)、亀崎図書館の出口付近に坂口ゼミの学生が木のモニュメントを制作しました。

平成2年に建築された亀崎図書館は、地域の人に愛される場として利用され続け、平成の時代を生きてきました。今月11月25日(日)に、平成最後のとしょかんまつりを行うにあたって、坂口ゼミの5名の学生と亀崎図書館が連携して企画を立案し、地域の人の亀崎図書館に対する思いを共有するためのモニュメント「平成の樹」を制作するに至りました。

このモニュメントは坂口ゼミが普段行っている亀崎こども建築塾のノウハウを活かし、木材を太いゴムで接合することで作られています。図書館の利用者は樹の葉っぱ型のカードに亀崎図書館に対する思いを記入し、それを紐でくくりつけて葉っぱを増やしていくことや、枝を自由に付け加えて新たな広がりを作ることができます。

このモニュメントのコンセプトは「決まりがない」こと。亀崎におけるまちづくりの活動と同じように、どれも規則性があるものではなく、予測できない広がりが生まれていくことを表現しました。

制作を行ったバリアフリーデザイン専修4年の吉見康弘さんは、「思い思いに自分の樹を1本加えて、亀崎のみんなで一つのものを作り上げたい」と意気込んでいました。

この「平成の樹」はとしょかんまつりの日に完成となり、2週間程度の展示を予定しているということです。

また、今回のプロジェクトにおいては、地元の木材プレカット工場「シンホリ」に木材を提供いただきました。カード型の葉っぱも木材をカンナで削った際に出たものを分けていただきました。

地域の公共施設と企業と大学、亀崎であらたなコラボレーションが始まりました。このような地域全体での連携事業を通じてまちの思い出を紡いていくことは、亀崎にとって非常に有意義なことになるのではないかと感じる一日となりました。