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日本福祉大学COC事業最終成果報告フォーラムを開催します


日本福祉大学では、2014( 平成26 )年度より文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の採択を受け、知多半島内の自治体や民間団体等と相互に関係を持ちながら地域課題の解決に取り組んで参りました。
今回のCOC事業成果報告フォーラムでは、この5年間の活動実績について報告し、本事業で得た成果・仕組みと持続可能な地域における地(知)の拠点大学のあり方を考えることを目的に開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。
【開催概要】
日時:2019年2月26日(火)13:30~16:30(受付開始:13:00)
会場:日本福祉大学美浜キャンパス 11号館3階(コミュニティセンターホール)
愛知県知多郡美浜町奥田(名鉄知多新線「知多奥田」駅徒歩すぐ)
参加費:無料
参加対象:地域住民の方、行政・社協・NPO・企業の方、学校関係者・学生の皆さん
ご参加申込みフォーム

【半田】COCデイ半田が開催されました

日本福祉大学では、すべての学生が地域を志向した学習を行い、所属学部の専門性を活かして、地域の課題解決にあたることができるよう「COCデイ」を実施しています。1月24日(木)は半田キャンパス101教室でCOCデイ半田が開催され、95名の学生の他、亀崎地区を中心とした多くの一般の方も参加されました。今回のCOCデイ半田では、半田キャンパスのある亀崎地区での地域連携などをテーマに取り上げ、「亀崎における地域活性化のまちづくりと地域連携」について基調講演やパネルディスカッションを行いました。

基調講演に登壇いただいた建築家の市川大輔氏は、過去と現代の都市構造や建築様式の比較、建築と人との関わりについて、これまで亀崎地区で取り組んできた空き家再生プロジェクトや亀崎公園の改修工事の経験を元にお話をされました。

パネルディスカッションでは、亀崎潮干祭保存会の加藤金郎氏、NPO法人亀崎まちおこしの会の石川正喜氏、本学バリアフリーデザイン専修4年生の白井翼氏をお招きし、亀崎潮干祭を通じて形成された強固な多世代コミュニティの話や、若い世代を育てるための様々な活動が亀崎で行われている話、それを地域全体でサポートしている話がされました。



全体の総括として登壇された本学学園事業顧問の藤本哲史氏は、元半田市役所職員という立場で半田キャンパス設立に関わっており、キャンパス内に地域の方々か生涯学習という視点で大学に集う仕組みや、知多半島総合研究所を大学内に設置しシンクタンクとして機能させることで、「大学と地域が関わっていく仕掛け」を構築してきました。
藤本氏は、「大学の機能は教育と研究機関。どうしても内向きの施設になりがちと感じる。しかし、活きた知識を集積して、現実社会への対応力を身に着けていくには地域で実践していくことが不可欠。地域は解決困難な課題を常に抱えていて、それをどう解決していくか見いだせないでいる。それが地域と大学が連携していくべき理由である。」と述べられました。

また、「地域連携を成り立たせるためには、3つの要素 ①種を蒔く人  ②種を育ててくれる人  ③種が根を張っていくべき大地があること が必要で、どの要素が欠けても実りをもたらすことはできない。現在の亀崎には、種をまく学生の活動・それを育む地域の支援・まつりという媒体を通じて縦横無尽に張り巡らされた濃密なコミュニティがあり、3つの要素が揃って今日この発表がなされた」と総括されました。
今回のCOCデイ半田の発表を通じて、今後もこの3つの要素が健全に働き、推移していけば地域連携の活動はさらに拡大して厚みが増してくると感じました。ただこの3つの要素は、学生の卒業、時代の変遷、担い手の高齢化など、様々な要因によって途切れてしまう可能性のあるものです。それぞれの立場で努力していく使命をもってあたっていかなければならず、そういった意味で大学の持つ意味合いは大きいと感じさせられた一日でした。

【半田】りんごぴあでクリスマス会を実施しました

12月13日(木)、社会福祉学部保育課程4年生の学生3名が岩滑のりんごぴあでクリスマス会を実施しました。

これは、保育士資格取得希望者を対象に4年生の後期に開講されている「保育実践演習」の一貫で、地域の子育て支援に関わる施設に協力いただきながら、保育計画・実践・振り返りのプロセスを主体的に経験し、実践的な力を身につけるために行われているものです。

りんごぴあでクリスマス会を行った3名の学生は、参加者とともに手遊び歌を楽しんだり、小さなお子さんでも参加できるクリスマスツリーづくりを行ったりしました。

また、来場の記念にお子さんの手型をとってプレゼントをしたりもしました。

今回クリスマス会を実施した山村叶さんは来春から乳児院で就職することが決定しています。
今回の経験を通じて、お子さんとのコミュニケーションはもちろん、お母さんといかにうまくコミュニケーションをとるかということの重要性をひしひしと感じたようです。
クリスマス会を行ってみて、なかなか思うように行かなかった点、非常に効果的に機能した点などを来春からの経験に活かしてほしいと思います。

【半田】半田運河のほとりでまちなかピクニックを展開しました

国際福祉開発学部の吉村教授が取り組んでいる「まちなかピクニック」は、まちにある様々な空間や場所を使いこなし、誰もが滞在して心地いい場作りを行っている取り組みで、主に太田川駅の西側の広場を中心に活動を行っています。
今日は半田運河にある蔵のまち公園で行われたHOTORI brunchとコラボレーションして、芝生の上にハンモックを設置しました。

半田運河で行われているHOTORI brunchは、半田運河のほとりで朝昼ごはんを楽しむイベントで、公共空間の新しい使い方の提案を行うという目的が、吉村教授のまちなかピクニック事業と親和性が高いことから、今回のコラボレーションが生まれました。
今日はちいさなお子さん連れの来場者が多く、お子さんを中心に多くの方にハンモックを楽しんでいただくことができました。
普段何気なく通り過ぎてしまうような空間でも、活かし方次第で、コミュニケーションの場になったり、居心地のいい空間になるようです。
このような実験的な取り組みを重ねながら、多くの人が空間を使いこなすことを考えるきっかけになればと思います。

【半田】亀崎としょかんまつり用に「平成の樹」を制作しました

11月10日(土)、亀崎図書館の出口付近に坂口ゼミの学生が木のモニュメントを制作しました。
平成2年に建築された亀崎図書館は、地域の人に愛される場として利用され続け、平成の時代を生きてきました。今月11月25日(日)に、平成最後のとしょかんまつりを行うにあたって、坂口ゼミの5名の学生と亀崎図書館が連携して企画を立案し、地域の人の亀崎図書館に対する思いを共有するためのモニュメント「平成の樹」を制作するに至りました。

このモニュメントは坂口ゼミが普段行っている亀崎こども建築塾のノウハウを活かし、木材を太いゴムで接合することで作られています。図書館の利用者は樹の葉っぱ型のカードに亀崎図書館に対する思いを記入し、それを紐でくくりつけて葉っぱを増やしていくことや、枝を自由に付け加えて新たな広がりを作ることができます。
このモニュメントのコンセプトは「決まりがない」こと。亀崎におけるまちづくりの活動と同じように、どれも規則性があるものではなく、予測できない広がりが生まれていくことを表現しました。
制作を行ったバリアフリーデザイン専修4年の吉見康弘さんは、「思い思いに自分の樹を1本加えて、亀崎のみんなで一つのものを作り上げたい」と意気込んでいました。
この「平成の樹」はとしょかんまつりの日に完成となり、2週間程度の展示を予定しているということです。

また、今回のプロジェクトにおいては、地元の木材プレカット工場「シンホリ」に木材を提供いただきました。カード型の葉っぱも木材をカンナで削った際に出たものを分けていただきました。
地域の公共施設と企業と大学、亀崎であらたなコラボレーションが始まりました。このような地域全体での連携事業を通じてまちの思い出を紡いていくことは、亀崎にとって非常に有意義なことになるのではないかと感じる一日となりました。

【半田 社会福祉学部】オリジナルの災害ゲームで地域の方と交流しました

11月8日(木)、社会福祉学部1年生の村川ゼミの学生たちが亀崎の駅前はうすに訪問し、地域の方と災害に関するゲームを行いました。ゲームは学生たちがこの日のために開発したもので、楽しみながら災害を学べるものを3種類作成しました。
ひとつは「避難シミュレーションゲーム」。災害の種類に関するカードと災害の発生場所に関するカードを山の中から1枚ずつ引き、手持ちのアイテムカードを使ってどう災害から逃げるかを想像しプレゼンするゲームです。手持ちのアイテムカードの中には「こんなものも防災に役立つの?」と思うものもあり、参加した地域の方々は新たな防災グッズの知識を得ることができました。また、学生にとっては発想力とプレゼン力が養われる要素が多くあり、こういった機会を増やすことで、様々なシーンでの実践力が高まりそうだと感じました。

2つ目は「水に関するゲーム」。水の基本的な知識を知ることができる問題や、災害時の水の利用に関する問題を4択形式で行い、正解者は「水1リットルシール」をゲットすることができます。ゲットした水1リットルシールの数で勝敗を競いますが、最後に学生から「人間が生きていくために必要な水の量は1日あたり1リットルです」と発表があり、災害時に何日生き延びられるかをリアルに体感することができます。地域の方々からは伊勢湾台風の思い出を教えていただき、学生にとっても新たな発見があったようでした。
3つめは「防災神経衰弱ゲーム」。防災に関するものを使って神経衰弱を行い、とった札の得点の合計点で競います。得点は災害時に必要なモノの重要度で配点が決まっていて、13種類のカードを用意しました。このゲームを開発するにあたって、このチームの社会福祉学部1年坂本楽くんは「誰でも簡単でわかりやすいゲーム」を意識したそうです。また開発する中でグループのメンバーと多くの協議を行った結果、これまでのゼミ生活では得られないほどの深いコミュニケーションをとることができたようです。
坂本くんは、今回の経験でこのゲームに対する自信をかなり得ることができました。そして「このゲームは大人数でも楽しめる仕組みにしているので、今度はもっともっと大人数で実践してみたい」と意欲を見せました。

今回、学生たちはゲーム開発の中で、防災についての調べ学習を行いながら自身の知識を深めていくことはもちろんのこと、「相手にどう説明したらスムーズに理解していただけるか」など、かなりシミュレーションしながら工夫をこらしたようです。このように相手の姿を想像しながら、いかにわかりやすく、楽しんでもらうかということを軸にゲームをブラッシュアップさせていく過程は学生にとっても非常にいい経験となりました。

【半田】イベント「ろじうら」で日頃の研究を展示発表しました

今週日曜日に亀崎で「ろじうら」というイベントが開催され、そのイベントの企画の一部「亀崎地域大学」でバリアフリーデザイン専修の坂口ゼミの学生達が日頃の活動を展示発表しました。
亀崎地域大学は、亀崎地区で研究を行っている大学生の活動や研究をまとめて展示したもので、今年度は本学の坂口ゼミの他、名城大学の生田研究室、椙山女学園大学の橋本研究室が参加しました。
会場は望洲楼本宅。料亭望洲楼の旧店舗であり、明治十一年に住宅兼店舗として建築された歴史的な建物です。
坂口ゼミの学生達は日頃心に地元のあらゆる世代の方々と一緒に亀崎地区で行っている「亀崎こども建築塾」「建築ものづくり塾」の活動を中心にパネル展示しました。途中、こども建築塾に参加したことのある小学生が在廊した学生に声をかけて仲良く話をしている姿も見受けられ、日頃のまちの根ざした活動と良好な関係性を実感する一日となりました。

椙山女学園大学生活環境デザイン学科の学生は、亀崎のまちの要素をとらえたインスタレーションを11月から「街かどサロンかめとも」で開催するということで、今と昔の亀崎の姿を比較した研究展示を行いました。

名城大学理工学部建築学科の学生たちは亀崎の観月亭に着目し、模型を使いながら観月亭の新しいカタチを提示したり、亀崎の未来を担う子どもたちに着目したものづくり拠点の提案・ヒアリングを行ったりしました。

普段なかなか他大学の学生と一緒に活動をする機会の少ない学生たちにとって、今回のような同じ地域を研究フィールドとする学生同士が一堂に会することは、現時点の自分の位置を認識するいい機会になり、学生にとって刺激的な一日となったようです。
大学の垣根を超えて、これからもよい研究生活を送ってほしいと思います。

第4回知多半島フィールドワークEXPO開催しました


10月12日(金)、美浜キャンパスの11号館コミュニティセンター1階で、第4回知多半島フィールドワークEXPOが開催されました。
この取り組みは、知多半島で魅力的な活動をしている地域の方や団体と、日本福祉大学の学生・教職員との出会いと交流を目的として、日本福祉大学美浜キャンパスで1年に1度開催しているイベントです。行政・企業・市民セクターの垣根を超えて、地域で活躍する多種多様な主体をつなぎあわせることで、地域課題の解決に向けた基盤づくりを行っています。

お昼から始まったイベントは、Ⅰ部の学生企画とⅡ部の交流会を行いました。
学生企画では、社会福祉学部4年の堀崎洋夢さんと社会福祉学部3年の高津優奈さんが司会を務めてくれ、団体紹介と、NPO法人や美浜町に関するクイズ、また地域団体から学生に対する質問タイムなど、学生と地域団体が交流を深める機会を設けました。

   

Ⅱ部の交流会では、「福祉NPO論」の講義を受講している学生が参加しました。自分の興味関心のある分野や将来の職業選択、またこれから地域活動をはじめる参考に、実際に知多半島地域で活動している団体から直接話を聞くことで学びを深めることができました。

学生と話す半田市社会福祉協議会さん


学生と話すNPO法人とこっ子さん


 
 
 
 
 
 
今回の知多半島フィールドワークEXPOは、150名を超える学生と教員、職員と大勢の方に参加して頂きました。
毎回このイベントは、地域団体と学生・教職員との交流だけでなく、団体同士の交流の場にもなっており、大学が地域課題解決にむけたネットワークづくりの中心的な役割を担っています。
参加した学生さんから「いろんな団体の様々な活動の話を聞けた。分からないことを学ぶことができ、中にはなかなか考えつかないような取り組みをしていて面白いと思った。また積極的にイベントに参加しようと思う。」という感想を話しました。
また参加した団体さんから「学生とたくさん交流ができて良かった。学生の疑問や興味を知れて面白かった。知っていただく手段が限られているので、機会をいただけありがたく思います。今後に繋げたいです」と感想をいただきました。
これからも活動の輪が拡がることを期待しています。
【参加団体】
美浜町、知多市、NPO法人SmileyDream、半田市社会福祉協議会、NPO法人Pakapaka、NPO法人とこっ子、在宅福祉センター メロディ、食医研究所、一般社団法人アンビシャスネットワーク、NPO法人アルフィン、あいちアールブリュットネットワークセンター、公益社団法人半田青年会議所、半田国際交流協会(順不同)

【半田】3Dプリンターデジタルものづくり体験講習会を開催します!

今週日曜日、10月14日(日)に3Dプリンターを使ったデジタルものづくり体験講習会を開催します。
前回開催時も非常に好評だったこのデジタルものづくり体験では、3Dプリンターを使ったストローホルダーづくり、こんな道具が作れたら…を考えるワークショップなどを行う充実の内容を予定しています。
※前回のデジタルものづくり体験講習会の様子
福祉・医療の分野でも支援機器の制作に3Dプリンターが活用され始め、特別支援教育やリハビリテーション、福祉用具の相談場面などでこの技術が役立てられているため、福祉・医療専門職として従事する方に特におすすめです。
※前回のデジタルものづくり体験講習会の様子
参加をご希望の方は下記メールアドレスに必要事項をご記入の上、お申込みください。
申し込み・問い合わせ先:wata-t@n-fukushi.ac.jp
申し込みの際の必要事項:お名前、所属、職種、連絡先メールアドレス、電話番号
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日 程:2018年10月14日(日)
時 間:13:30 – 16:30(受付は13時~)
場 所:クラシティ3F 市民活動ルーム
定 員:15名(先着順)
参加費:無料
講 師:日本福祉大学 田原美智子 教授(リハビリテーション学科)・金森克浩 教授(スポーツ科学部)・渡辺崇史 教授(福祉工学科)
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プログラム
13:30 – 13:40 オリエンテーション
13:40 – 14:10 【講義】3Dプリンターの基礎
14:10 – 14:50 【実習】道具をつくってみよう
14:50 – 15:00     休憩
15:00 – 15:30 【講義】利用者に合った道具作りの基礎
15:30 – 16:20 【体験】便利な道具を考えてみよう
16:20 – 16:30 質疑応答
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【半田】クラシティ活性化提案の展示を行っています

7月24日に行われたクラシティ活性化のための学生による提案のいくつかがクラシティ3Fの市民交流プラザに展示されています。
提案を行ったのは健康科学部バリアフリーデザイン専修の3年生。

クラシティの建物だけでなく、周辺地域の課題や特性を読み解きながら、それぞれの提案をパネルと模型に落とし込みました。

中にはJR半田駅をクラシティ・知多半田駅を400mもの渡り廊下で繋ぐという壮大な提案もあります。
建築を学ぶ学生のフィルターを通してこの知多半田駅周辺を見た時に、どういった点を課題を感じているのか、パネルと模型を見ていると少しずつわかってきます。
ぜひ学生たちの描くクラシティの未来を御覧ください。