Monthly Archives: 12月 2017

【東海 国際福祉開発学部】基礎演習Ⅱ

基礎演習Ⅱでは、自分の考えをまとめて、相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーションの技術を身に着けるために、身近な地域話題などを取り上げて、グループ学習を行ってきました。この日は3つのゼミから9グループに分かれてグループ学習の発表を実施しました。

各グループ7分の発表で、内容は日本や世界的な企業を調べたり、東海市の公園や施設、自分たちができるボランティア、日本語教育についてなどプレゼンテーションを行いました。学生たちは、ただ情報を集めるだけでなく、集めた情報をもとに意味づけを行い、自分の意志として伝える難しさを経験しました。

この授業の最後に、担当教員の一人、張 淑梅教授は「ネットの情報を鵜呑みにするのではなく、現地に行って調べることが大切」と語りました。

【東海】「ふだんの・くらしの・しあわせ」をみつめる一日COCDAY開催

全学教育センターでは、文部科学省 地(知)の拠点整備事業の採択を受けたCOC事業「持続可能な「ふくし社会」を担う「ふくし・マイスター」の養成」の取組の一環として、各キャンパスにおいて「ふくし・マイスター」養成に係る啓発促進と、地域課題の解決に向けた事例共有の場として「COCDAY」を開催し、学部と全学教育センターによる地域連携教育推進の一助となるよう、地域関係者・教職員・学生が協働した取組を展開しています。
2017年12月9日(土)には、東海キャンパスにおける「COCDAY」として、「まちにある空き家をどう活かすのか」というテーマで、地域関係者も招いたシンポジウムが開催され、全学教育センターオンデマンド科目「知多半島のふくし」(担当:全学教育センター佐藤大介助教)の受講生並びに一般参加者の約100人が参加しました。

シンポジウムでは、まずコーディネータを務めたから、東海市の空き家の現状や、空き家が増える理由、空き家に対する諸問題、東海市の空き家対策などについてお話しいただきました。次に、南知多町ゲストハウス「ほどほど」代表の小杉昌幸氏からは、南知多町の空き家を利用して、ゲストハウスを運営し、その具体的な取り組みを例に挙げて紹介をいただきました。さらに、本学の取組として、健康科学部の白井翼氏から坂口研究室の地域密着活動報告として半田市亀崎地区でのシェアハウス活動について話しました。学生が地域にかかわる機会を増やしたいと、11月から運用を始めました。その結果、「学生が地域に立ち寄る機会が増え、亀崎関わる機会が増えた」など語りました。最後に他大学の取組として中部大学工学部4年の川原由雨さんは高蔵寺ニュータウン地域連携入居学生による地域貢献活動推進プロジェクトについて説明しました。

南知多町ゲストハウス「ほどほど」小杉昌幸さんの取り組み紹介


シンポジウムの後は、「私たちが考える空き家、空き家の利活用」というテーマでワークショップを行いました。①駅下の利活用されていない場所②公団③限界集落④ニュータウン⑤商店街など5つのテーマから一つを選択し、グループワークを実施しました。

グループワークでは①利活用の目的は?②主な対象者は?③どのように使うのか?そしてその使い方は目的に合致するのか?④利活用のユニークな点は?などを具体的に想定して論議しました。学生の発表の中で、商店街では「駄菓子屋を子どもの元気を元に商店街を再び活気づけるため、駄菓子屋を開く」、駅下の空き店舗では、「学生が学んだことを地域で実践し、地域へ還元していく場」、ニュータウンでは、就活生のためのシェアハウスでの学生目線の意見も多く出されました。ワークショップを締めくくり、シンポジウムの登壇者から、「地域貢献が大事、楽しいことを行いつつもお金を回していく観点を持ってほしい」「一過性のイベントにしないように、継続的に取り組んでいくことが大事」などコメントをいだだきました。
COCDAYは、2018年1月25日(木)半田キャンパスで、2018年1月26日(木)美浜キャンパスでも開催されます。詳しくは、関連リンク(COCDAY開催案内)をご覧ください。
◆関連記事リンク
・COCDAY開催案内
http://www.n-fukushi.ac.jp/news/17/171124/17112402.html

【Cラボ東海】東海市の学童保育で「けん玉」達人が登場!

日本福祉大学では、「地(知)の拠点整備事業」(Center of Community – COC事業)に取り組んでいます。「地域のための大学」として、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献の取組を地域社会と連携して展開することが求められています。
地域課題の解決に主体的に行動できる学生を育成することが期待されている中で、子ども発達学部4年生の下沢岬太郎さんが、東海市学童保育「どんぐりクラブ」に出向き、児童の前で得意のけん玉を披露しました。

12月の終わりに「クラブ対抗学童まつり」が開催予定で、そのおまつりの中で「けん玉技対決」という種目があり、子ども達が、更にけん玉の技を磨きたいという要望を受けて、下沢さんが指導に当たることとなりました。下沢さんは小学生の頃から、けん玉の全国大会に出場していましたが、一時中断。今年になって再開し、愛知県で行われたけん玉大会で優勝した強者です。子ども達は次々に技の名前を挙げて、下沢さんがリクエストに応える形で、その技を披露していました。

オリジナルの技や難易度も高い技も次々と


技の披露もしつつ、コツなどを説明していきました。下沢さんが大技を決めると自然と歓声や拍手が沸きました。技の披露が一通り終わった後、子ども達が名残惜しそうに下沢さんの周りに集まり、サインをねだっていました。

照れながらサインに応じる下沢さん


この「荒尾どんぐりクラブ」の指導員の新美さんは、「子どもたちがけん玉に対してより一層、一生懸命取り組むようになり、真剣さが増してきた。クラブ対抗学童まつりが楽しみ」と嬉しそうに語っていました。

【半田 社会福祉学部】「保育実践演習」「トンガリ帽子をつくっておどろう!」

12/13(水)午前、半田市の青山記念武道館で行われた子育てサロンに社会福祉学部保育課程4年生5名が参加し、「(担当教員:中村強士准教授)」の一環としてフィールドワークが実施されました。

2歳前後の子どもを中心にした未就学児童40人と、その父母34名、計74名の参加者があり、受付した順に、雪だるまづくりとトンガリ帽子のクリスマスツリーの制作が始まりました。
色絵の具や丸いシールを張り付けたりして、雪だるまの顔や模様、雪などを描いていきました。2歳前後の小さな子ども達が多いとのことから、簡単に色が塗れるポンポンを作るなど、楽しく色が塗れるように工夫をしました。
 
学生達は新しく来たお母さんと子どもに作り方の説明を行ない、その後もうまく作れるように見守ったり、困っているときには近づいてサポートをしていきました。
作り終わった子供たちは、半田市更正保護女性会の方々が見守るなか、遊具スペースで思い思いに遊んだり、元気に駆けまわっていました。

 
みんなが作り終わるころを見計らって、学生たちが壇上に上がって子どもたちを集め、クリスマスをテーマにしたダンスをおこないます。さまざまな動物やサンタ、雪だるまなどに扮した学生らは、お母さんと子どもが一緒に踊れるダンスの振り付けを披露し、子どもたちと一緒に踊りました。
  
  
一通り踊りおわると、子どもたちに一人ひとつずつ、プレゼントを配り、最後はお母さんと子どもたちにシフォンケーキと飲み物を届けて、みんなで一緒にいただきます。

  
5人はそれぞれ、将来保育に関係する専門職に就く予定の4年生ということもあり、イベントの終了間際には「多くの子どもとお母さんが参加してくれることになって、考えていた時の想定よりも人数が多かった。」「9月頃から毎週のように集まって企画や準備を進めてきたけれど、それでも予定通りにいかないことがあった。」「うまく喋れなかったりしたけれど、将来の仕事にこの経験を生かしていけると思う。」と、満足した様子で語ってくれました。

【美浜 社会福祉学部】佐藤・村川ゼミ合同発表会

12月14日(木)社会福祉学部1年生の佐藤・村川ゼミ『総合演習』の合同発表会が行われました。

社会福祉学部の導入教育として、1年生の『総合演習』では、「①主体的に勉強に取り組む姿勢を身につける」「②勉強の方法論を学ぶ」「③学ぶことの楽しさを知る」ことをテーマに進められており、社会福祉学部では18ゼミが実践と研究を進めています。
合同発表会では、この1年間の地域でのフィールドワークや様々なアクティビティを通して学んだ報告を発表しました。

学生は、「地域理解や「人に言葉で説明することの難しさ」、「人による解釈の違い」などを体験し、活動を通して「主体性計画性」「協調性」「行動力」「コミュニケーション力」「チームワーク力の重要性」を学び、この1年での大きな成長を感じていました。

学生には今後も地域志向学習を通し、「日本福祉大学スタンダード*」を身につけて、地域社会で活躍する「ふくし・マイスター」として成長することを期待しています。
*日本福祉大学スタンダードとは、所属学部に関わらず本学学生として卒業時までに身に付けてほしい4つの力(伝える力、見据える力、関わる力、共感する力)を指します。

【東海 国際福祉開発学部】駅西大屋根広場で「太田川まちなかピクニック」開催


太田川の駅西広場で、11月から12月上旬の間、6回にわたって「太田川まちなかピクニック」が開催されました。
“まちなかピクニック”は、国際福祉開発学部の吉村先生と国際福祉開発学部の学生らがを中心となって、「食・健康」をキーワードに交流空間として広場を使いやすくするために、学生たちのアイデアも踏まえ人工芝やベンチ、ハンモックなどを設置しました。
さまざまなアクティビティやランチボックスを販売することで、人が集える空間作りを目指しての準備、運営をおこなったものです。
フェイスブックページ
https://www.facebook.com/otagawamachinakapicnic/

 
11月27日には、知多半島料理研究家でフォレストテーブル主宰の塩谷さん、東海市のカフェkurasottさんとの協力により、知多半島の食材を使ったコラボレーション弁当として大・中・小サイズの3種類20食ほど、合計60食弱のランチボックスを制作・販売しました。
お弁当の中身は知多半島で採れた無農薬お野菜を中心に使用し、武豊町で作られている米麹やたまり醤油、知多海苔や、美浜の塩、阿久比のお米など、地産地消にこだわって作られていました。
 

塩谷さんの指導のもと、学生たちが前日からkurasottでの仕込みに励み、当日も朝早くから準備を進めました。kurasottのスタッフのご協力もあり、当日のお昼過ぎにはなんとか予定の数を作り終えました。
11時半頃からランチボックスを並べると即時に売れていき、サイズによっては出来上がりをお待ちいただいた方も…。12時半を待たずに完売!


食後、お母さんと一緒にやってきた子ども達は、寒さに負けず大屋根広場のした、元気に走り回って遊んでいて、また春など暖かい時期にも開催されるといいなと可能性が感じられる企画となりました。
ランチボックスの仕込みの様子などは、塩谷さんのブログ記事にも掲載していただいていますので、あわせてご覧ください。
https://ameblo.jp/lovelifeae12191978/entry-12331975889.html

【美浜】光の中を遊泳する。みはまのあかり点灯式「Starlight Aquarium」を開催

現在、美浜町総合体育館にて、美浜イルミネーション2017「みはまのあかり」が開催されています。
その初日となる11月26日には点灯式が実施され、オープニング特別企画「Starlight Aquarium」が開催されました。
日本福祉大学美浜キャンパスの学生らも、会場設営やLED風船の準備、点灯式の運用など、さまざまなかたちで参加・協力しました。

オープニングイベントのひとつとして行われた「Starlight Aquarium(星空の水族館)」は、サブアリーナ全体を宇宙に見立て、その中を漂うようにイルミネーションを楽しむ空間インスタレーション。
深海や雲海、宇宙をモチーフに、3,000個の光るLED風船で総合体育館サブアリーナを埋め尽くす、1日だけの特別展示です。
開催まで数週間にわたって、講義終了後の夜に何度も集まり、2,000個を超える風船にLED照明を入れていく作業を進めました。
 
前日には、貼り付ける場所のバランスを見ながら、海底や宇宙をモチーフにした壁飾りを貼り付けていきました。美浜町の「アトリエカラフル」さんに作っていただいた星や宇宙飛行士、潜水艦や灯台などのモチーフは蛍光塗料が塗られ、ブラックライトを当てるときれいに光ります。

 

点灯式当日は朝9時からの集合です。
社会福祉学部や子ども発達学部の学生ら10名余りが集まり、大学関連企業の株式会社エヌ・エフ・ユーの方々と一緒に、風船を膨らませたり、塊にして飾ったりと、分業をしながら準備を進めました。
 
 
午後からは他の展示の準備を終えた美浜町の職員や商工会青年部の方々とも協力しながら、会場設営が順調に進んでいきました。夕方からはヘリウム風船を追加していきます。
 
 
入口には「美浜竹灯籠の会」の皆さんによる竹灯籠のアーチも作っていただき、17時30分からの点灯式を前に完成! 無事、開会式を迎えることができました。
 
 
 
終了する20時までの間、それぞれ学生ごとに子どもたちが安全に楽しめるように誘導したり、風船を渡したり、屋台や受付での応対をしたりと、さまざまな役割で運営をサポートしました。


点灯式の1日で1,000名を超える方の来場があり、1日限りの特別な夜として、訪れた方々の記憶に残るイベントとなりました。
展示方法を決める企画会議から参加した学生達は、「来てくれた方の楽しそうな姿を見られてよかった。」「地域のイベントにかかわることができて、良い思い出になった。」と嬉しそうに語ってくれました。
イルミネーションイベント「みはまのあかり」は1月中も開催しています。ぜひ足をお運びください。
イベント情報はこちら。
https://mihamadays.com/event/963/

【Cラボ東海】東海ハングアウト ~楽器 de ハングアウト・アウトリーチ企画〈地域と大学〉

Cラボ東海の人気企画、地域と大学、若者と大人‐違いを超えて、参加者がざっくばらんに話をする場である「東海ハングアウト」。今回は、学内だけでなく、地域へフィールドを移し、アウトリーチ企画として、東海市観光物産プラザでアコースティックライブを行った様子をお伝えします。

先回、9月に開催された「東海ハングアウト」で国際福祉開発学部1年生の内藤萌菜さんは「東海ハングアウト」をさらに、発展させたいと考え、地域へのアウトリーチ企画を立ち上げました。

「マンドラ」を弾く山内成倫さんは地元ミュージシャンとセッション


この日はライブ形式で行われ、地域の大学生、アマチュアミュージシャンなど5組が参加しました。また、企画者である内藤萌菜さんもミュージシャンとしても初ステージに立ちました。さらに、経済学部の2年の山内成倫さんは「マンドラ」という楽器で地元のミュージシャンと共演しました。来場者は、出演者の父兄、地域の方など延べ50名、会場は常に満席状態となりました。

来場者から暖かい拍手


内藤さんにとっては初出演で初企画のライブとなりました。「ライブ自体は緊張して、楽しんで演奏できなかったのが悔しい、でも自分の企画に応じてくれた出演者の方は、とてもありがたく感じました。また、想像以上のお客さんが来てくれてて嬉しかった、本当にいい経験ができた。次に向けてステップアップするために、本業である勉強も頑張らねば」と語っていました。

最後に出演者と来場者で記念撮影

【美浜・社会福祉学部】野間の古民家Walkで古材リメイク雑貨を販売


11/19(日曜)に社会福祉学部 天池ゼミが「野間古民家ウォーク with のまのみの市」に出店し、河和地区で回収された木製のトロ箱の材料を黒板塗料でリメイクして、ミニ黒板ボードやコースターなど手作りの雑貨を販売しました。

古民家ウォークは、地域の空き家の活用や古いものを生かしたライフスタイルを提案するため、地域の有志らにより一昨年から開催され、今回が3回目となります。
古道具や雑貨の販売、キッチンカーの出店や木工のワークショップなどを行うとともに、不動産会社の協力による物件紹介や、建築家とリノベーション中の改装中の物件などを見学して回るツアーなども実施されました。



天池洋介ゼミの出店は、Cラボ美浜アドバイザーの協力のもと、改装予定の古民家の屋内で「青海波」のブースを間借りするかたちで実施され、当日は、社会福祉学部の3年生8名が店舗経営や商品企画の流れを学びながら、手書きの看板などのPRや 店頭での販売を体験しました。


天池ゼミでは、以前に広島県尾道市の古民家を改装したゲストハウスにフィールドワークとして行っており、空き家の問題への関心は比較的高く、積極的な参加が行われました。
地域の人や訪れた人々と交流しながら商品を販売し、地域のことも同時に学ぶ、貴重な機会となったようでした。