Tag Archives: 看護学部

【東海 看護学部】基礎ゼミナールⅡ~東海市の健康を知る~

看護学部は、学生ひとりひとりが、自ら学び、考え、問う力を育み、人々に関心を抱き理解を深める感性を涵養し、個性別に対応できる看護の実戦能力を備え、地域社会の保健・医療・福祉に対して真摯に対応できる看護専門職の育成を理念としてます。

今回、1年生の「基礎ゼミナールⅡ」では、身近な地域への関心を高めるために、11月5日(火)にバスツアーが企画され、「東海市の健康を知る」をテーマに、東海市の7つの事業所に分かれて、フィールドワークが行われました。
フィールドワーク先のひとつ、大池公園では、13名の学生が参加しました。まず、最初に東海市花と緑の推進課の久野さんと東海市施設管理協会の鷹羽さんから、東海市の公園について概要などお話を伺いました。

その後、大池公園内を歩いて、来園者に「東海市の健康」についてインタビューを行いました。健康づくりで気を付けていることや、公園の利用頻度などお尋ねしました。この日は天気も良く、気持ちよく公園でのフィールドワークに臨むことができました。参加した学生は、親子連れや高齢者の方など、多くの来園者にインタビューを試みました。

今後、東海市の資料や、インタビュー調査をまとめ、12月に成果報告会を実施します。この成果報告会では、課題解決に向けた方策をまとめます。これらの過程を通して、コミュニケーションスキルや論理的思考力など養っていきます。

【東海】東海市立三ツ池小学校で福祉実践教室に参加しました。

6月29日(土)に開催された福祉実践教室は、東海市と東海市社会福祉協議会が中心となって運営されており、協力として、本学の知(地)フィールドである「オレンジフェスティバル実行委員会」5名のほか、三ツ池小学校区の地域支えあい活動団体、民生委員の方なども参加しました。
この日、社会福祉学部1年の井上紀和さん、経済学部2年の鈴木里奈さん、看護学部4年の近藤雅俊さんの3名の学生が参加しました。

事前に東海市社会福祉協議会、オレンジフェスティバル実行委員会の皆様と打ち合わせをし、役割分担や当日の実施内容について確認しました。この日は、認知症サポーター養成講座として、本学の学生は、寸劇に挑戦したり、認知症啓発の紙芝居の披露を行いました。学部やキャンパスが異なっているため、十分な学生同士の調整は難しかったようですが、子どもたちに認知症紙芝居の読み聞かせの経験のある看護学部の近藤さんがリーダーシップを発揮し、無事、任務を終えました。その後、行方不明高齢者捜索模擬訓練では、路上での児童の見守りも行いました。

今回、この事業は、行政・地域団体・大学と協働し、初めて市内の小学校で実施されたとのことで、参加した地域の方々は、今後の展開に期待をしている様子でした。

【半田】ふくしフィールドワーク実践「一人の暮らしを皆で支える地域包括ケア」

2月20日(水)~22日(金)の3日間、クラシティを拠点としてふくしフィールドワーク実践(半田)が開催されました。

ふくしフィールドワーク実践(半田)は地域課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に実施されたもので、社会福祉学部・健康科学部(情報工学)・看護学部の学生16名が「連携」して半田市での課題を検討することができました。

課題の事例検討については、半田市社会福祉協議会、半田市障がい者相談支援センター、半田市在住の杉江徳長さんの協力により実施されました。地域特性や対象者の理解をすすめる上で、半田市社会福祉協議会や半田市障がい者相談支援センターの福祉専門職の知見が、学生の学びを深めるうえで大切な存在となりました。

学生達は、杉江さんが在住する半田市のエリアのフィールドワークを行う中で、障がいがある方の「生活」がどのように成り立っているか、地域で生活をする上での課題は何か、解決するためには何が必要なのか等、当事者の方と語り合うことで講義の理解をより深めることができました。


また、今回のプログラムから、参加学生はそれぞれの学部の学びを学生同士が横断的に共有・活用することで、一人の障がいがある者の「生活」を、多職種連携を意識した課題解決に具体的に取り組み、最終日には半田市に潜在化している課題の解決方法の提案について、以下の4提案を行いました。

<学生の提案>

  1. 半田市民病院移転による駅周辺の人々の交通手段
  2. 肢体不自由児がいる家族の介護負担軽減に向けて
  3. 気管切開のある子供が通える保育園~半田市の事例を活かして~
  4. 医療ケア児が住み慣れた地域で暮らしていくためには~医療ケア児の家族が地域で暮らしていきたいと思える支援へ~

参加学生からは、本講義に参加したことで良い学びになったことの声が多く聞かれ、これから数年後に迎える就職後に向けて、より課題や目標が明確になったことと思います。

日本福祉大学COC事業最終成果報告フォーラムを開催します


日本福祉大学では、2014( 平成26 )年度より文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の採択を受け、知多半島内の自治体や民間団体等と相互に関係を持ちながら地域課題の解決に取り組んで参りました。
今回のCOC事業成果報告フォーラムでは、この5年間の活動実績について報告し、本事業で得た成果・仕組みと持続可能な地域における地(知)の拠点大学のあり方を考えることを目的に開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。
【開催概要】
日時:2019年2月26日(火)13:30~16:30(受付開始:13:00)
会場:日本福祉大学美浜キャンパス 11号館3階(コミュニティセンターホール)
愛知県知多郡美浜町奥田(名鉄知多新線「知多奥田」駅徒歩すぐ)
参加費:無料
参加対象:地域住民の方、行政・社協・NPO・企業の方、学校関係者・学生の皆さん
ご参加申込みフォーム

【東海】COCデイ 東海市の防災・減災を考える~過去の大規模自然災害からの学びを通して~

本年度の東海キャンパスCOCデイは「東海市の防災・減災を考える」とテーマに、過去の大規模自然災からの学びを、今後発生する様々な大規模自然災害発生時に、私たちができる防災・減災を考えることを目的として実施されました。この日は学生58名、地域の方12名が参加しました。

第1部は東海市社会福祉協議会の宝達真志氏と福祉経営学部の山本克彦准教授がそれぞれ各地で発生した災害被災地での活動紹介の後、基調対談を行いました。まず活動紹介では、山本克彦准教授が被災地に行き、現場に入って思う事などについて話し、被災地からの要請を待たずに行動するプッシュ型支援について説明しました。まもなく起こる災害に備え、今、大切なのは“災害時”を想定し、“今(平常時)”を想像することが大切だと説きました。
また宝達さんは、災害支援の実践事例報告を行いました。東海市社会福祉協議会の災害ボランティアセンターの役割や東日本大震災において釜石市や山田町、熊本地震において益城町、更に平成30年7月豪雨の高梁市での支援活動について話しました。その後基調対談を行い、災害時における学生の役割などについて語りました。山本克彦准教授と宝達さんのお二人は、普段からもしも災害が起きた時、どんな行動をとるべきか考えることが重要と呼び掛けていました。

第2部ではグループワークを行いました。全学教育センター村川弘城助教と佐藤大介助教の進行のもと、「南海トラフ巨大地震が発生したら、あなたはどうする?」について演習を実施しました。演習では「防災を科学する B72」というカードを使用しました。「B72」とは防災72時間という意味で、通常被災地の隅々まで救助が行き渡るのは、発災から72時間要するといわれています。この72時間の災害場面を乗り切るため、時系列で考えていきます。東海市大田町に住んでいると想定し、人口や世帯数、障がい者の人数など把握した上で、東海キャンパスが避難所になるという背景で進めます。災害時の避難所における学生や地域住民としての行動、日常生活及び避難所における防災を考え、災害の種類や規模をとらえ、減災に向けて想像する力を身につけます。今回は、被災から72時間を地域住民とともに乗り越えなければならないと想定し、グループで時間毎の対応や行動を話し合いました。参加した地域の方は「災害時の想定を時系列で考えることは無かったので良い機会となった」とお話いただきました。

【東海 看護学部】基礎ゼミナールⅡ「東海市の健康を知る」

看護学部は、学生ひとりひとりが、自ら学び、考え、問う力を育み、人々に関心を抱き理解を深める感性を涵養し、個性別に対応できる看護の実践能力を育みます。地域社会の保健・医療・福祉に対して真摯に対応し、人の心を理解し、他の専門職と連携して、自分の専門性を発揮できる看護専門職の育成を目指しています。
今回、1年生の必修科目「基礎ゼミナールⅡ」では、身近な地域への関心を高めるために、11月13日(火)にバスツアーが企画され、「東海市の健康を知る」をテーマに、東海市の8つの事業所でフィールドワークが行われました。そのフィールドワークのひとつ、東海市役所では26名の学生が学びました。

まず企画政策課の加藤あやの氏が庁舎の概要を説明しました。資料を見ながら、課の所在と役割などお話しただきました。庁舎2階に上がり、普段は入室できない議場を見学しました。
議場見学では東海市役所の議会事務局の神田さんから、議場の施設、議会の概要、役割などについて説明を受けました。実際に議場を見て回り、議会のしくみなど理解など深めていきました。

一旦、東海市役所から屋外に出て、隣接する大池公園や温水プール、中央防災倉庫などの説明を受けました。

続いて、東海市役所庁舎内に戻り、話を聞きたい課に分かれて質問タイムを設けました。事前に学生が出した質問について、関係課が対応してくださいました。企画政策課、スポーツ課、防災危機管理課、農務課の職員の方が改めて個別の質問について答えていただきました。各課の職員の方は学生の質問に対して、データ資料等を用いながら丁寧に説明をして下さいました。また逆に学生に質問などをしたりしていました。質問に応じられなかった内容については関係課からの後日回答などで、対応して下さるようです。職員の方から聞き取った内容はグループ毎にまとめ、12月4日と11日に行われるグループ発表会で報告していきます。

【東海】レゴ東海市魅力発信・交流プロジェクト

レゴ東海市魅力発信・交流プロジェクトは平成30年度大学連携まちづくり推進事業で採択された事業で、東海キャンパスのディズニーサークルDTCが東海秋まつりの企画「わくわく☆クルマフェスタ」の一つのアトラクションとして実施しました。

ディズニーサークルDTCは東海キャンパスから経済学部、国際福祉開発学部、看護学部と美浜キャンパスから社会福祉学部、子ども発達学部の学生で構成されていて、この日は12人の参加となりました。直近では、週に3日ほどの活動で、見本となるレゴ作品を作ったり、レゴの仕訳を行なったり事前準備を進めてきました。イベント当日は雨が吹き込み、肌寒い一日となりました。学生たちは寒さを堪えながら対応しました。参加した約60組は自由な発想でレゴで遊んでもらい、作品と一緒に写真を撮ったり、思い思いにレゴに触れ、楽しんでいました。

活動を終えて、東海市への報告業務を行っていきます。サークルの代表者の国際福祉開発学部2年の平田陽也さんは、「地域に根付いた活動ができてよかった」と振り返りました。また、サークルの今後の展望については、「『ディズニーサークル』は全国の大学で存在するが、日本福祉大学らしいディズニーサークルを意識していきたい」と語りました。

【東海 看護学部】在宅介護方法論~地域の社会資源とケースマネージメント~

在宅看護方法論「地域の社会資源とケースマネージメント」では、地域の特徴と地域にあるフォーマルサービス・インフォーマルサービスについて調べ、地域の社会資源の活用とケースマネージメントの必要性を学びます。
その方法として、①地域の概要②法令に基づくもの、県や市町の条例に基づくフォーマルサポートとNPO法人、個人や地域が行っている活動やサービスなどのインフォーマルサポートなど利用可能な社会資源を調べる。③QOL向上を目指すために必要と考えた社会資源について検討する。④調べる際に活用した資料やHPなど文献リストにする。一連の方法で、グループで指定された4つの地域について、まず個人やグループで調べ学習をし、学習成果を発表し、学びの共有と拡大を図っていきます。
指定された地域の一つ、本学がある「美浜町に居住し、南部知多訪問看護ステーションを利用している」と想定し、美浜町の地域の概要、産業、観光、文化、歴史とあらゆる資源を調べて、地域の課題を探っていきます。その中で、フォーマルサポートもインフォーマルサポートも情報量が多いことに気づき、その人に合ったサポートサービスを提供することが大切と考えました。

この学習を経て、ゲストスピーカーによる講義を受けたのち、後期からの実習に備えていきます。

【東海 看護学部】在宅看護方法論

看護学部は、学生ひとりひとりが、自ら学び、考え、問う力を育み、人々に関心を抱き理解を深める感性を涵養し、個別性を考慮した看護の実戦能力を育みます。地域社会の保健・医療・福祉に対して真摯に対応し、人の心を理解し、他の専門職と連携して、自分の専門性を発揮できる看護専門職の育成を目指しています。
今回の演習では、在宅における生活援助技術を修得することを目的とし、
在宅療養生活の維持、継続のための道具と手技について理解を深め、 QOL の維持、向上を図る看護技術を学んでいきます。
事例として、「Dさん(70代女性)はリウマチで両手指が変形をして、市販の箸やスプーンで食事を食べることが難しくなってきた。それでも食事を自分で食べたいと思っています。どうするとよいかとDさんの夫(80代)から相談がありました。夫とどんなものを使用するとよいか下見してきてください。」
Dさんは、足が悪いため、遠出するときは車いす、Dさんの夫は、高齢者疑似体験から 1点選び、身体的不自由さを 条件づけて、車いす介助をしながら kurasott へ移動する。
DさんとDさん家族となり、 kurasott(くらそっと) に福祉用具・福祉機器を選択するという内容です。
実際に高齢者疑似体験グッズを身につけて、キャンパスを出発。信号や車が見え難いなど不自由さを体験しながら、kurasott(くらそっと)を目指します。

高齢者疑似体験メガネや装具を付けて車いす介助を行う


丁寧に学生の質問に応じる永田さん


kurasott(くらそっと)では、多くの福祉用具が販売されています。実際に自助具であるスプーンや箸を触ってみたり、使ってみたり体験を行いました。株式会社エヌ・エフ・ユー第 1事業部ふくし事業化福祉用具専門相談員 永田健作さんが学生の質問に答えていきます。永田さんは自助具の「『使い方』に正解は無い」とし、「それぞれに合ったものを」と説明しました。

学生たちは、この事例のDさんに合ったものを探し、商品の値段や気が付いたことなどまとめていきます。また、学生たちは高齢者だけでなく、様々な場面を想定しながら、自助具の使い方など考えていたようです。