【社福】”まちづくり”を進めるポイントは?


みなさん、大学の講義が今、どのように展開されているか気になるところだと思います。
2020年5月28日(木)、社会福祉学部1年次「総合演習」(小林、川島、村川、佐藤ゼミ)の4ゼミ合同講義がZoomを用いて行われました。日本福祉大学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、社会福祉学部では「総合演習」において、地域を知る・関心を持つことを目的とした「ふくしコミュニティプログラム」が展開されています。
この日は、半田キャンパスが位置する半田市でシティプロモーションや経済振興に取り組むNPO法人半田市観光協会の池脇観光ディレクターをゲスト講師に迎え、「半田市の観光と地域連携」というテーマでオンライン講義が行われ、行政専修と人間福祉専修の4つのゼミに所属する80名が受講しました。

はじめに、池脇さんから「みなさんが住んでいるまちには、観光協会がありますか」と簡単な質問があり、学生たちはチャットとよばれる掲示板に回答をしました。多くの学生は、観光協会があることは知っているが、何をしているかということまではわからないというような反応でした。
その反応を受けて、池脇さんからは、半田市観光協会では、「情報発信」と「おもてなし」を通じて、訪ずれた人に満足度してもらうことが役割であり、その過程で、市内の施設や飲食店や商店にたくさんの人が訪れることで「経済振興」や、「シティプロモーション」につながることをわかりやすく説明してくださいました。
半田市の魅力を伝えるキーワードは、「山車」「蔵」「南吉」「赤煉瓦」と、半田市の観光資源を紹介するなかで、観光協会の一連の仕事のプロセスは、”まちづくり”ということを意識するようになったそうです。半田運河キャナルナイトというイベントを例に挙げて、行政や商業者だけでなく、学生やボランティア、そして来場者にもまちの魅力づくりに関わってもらうことで、一人では達成できないことをたくさんの関係者が関わることでまちの魅力づくりができるからだそうです。
その後、質疑応答がおこなわれました。はじめに教員から、「率直な質問がいい質問」「当事者意識をもって考えてみて」とアドバイスを受けると、オンライン上でグループ討議を行いそれぞれのグループで質問を考えて、講師の池脇さんに対する質問がおこなわれました。
仕事のやりがいについての質問では、「まちづくりの仕事のやりがいは、反応がダイレクトに伝わってくること」だと話をしてくれました。また、苦労する点では、「たくさんの人や団体が関わりそれぞれの思惑が異なるため、合意形成を図っていくことがとても大変だ」と伝えてくれました。そんな中でも、思いを頻繁に伝え合うこと、相手のことを理解すること、そしてたくさんの人の共感を育むことが、仕事を進める上で重要なポイントだと学生の質問に応えながら話をしてくださいました。
1つのゼミを担当する佐藤大介助教(全学教育センター)は、「観光の仕事は、ふくしの仕事に通ずることも多い。相手に共感しながら相手の立場になって考えることや、協力を引き出して多くの関係者を巻き込んでいく力などは、ふくしの仕事で絶対に必要になる力。また情報発信や、企画力は、行政や社会福祉協議会の職員になったとしても必要なスキルなので、大学生のうちから実践を通して身につけておくと今後必ず役にたつはず。これから地域に出て興味関心をもったらぜひ活動に参加をしてみてほしい。」と、この講義での学びをふりかえりました。
【学生からの質問】
「街づくりにおいて大変だった、有意義だったこと、達成感を感じたことはなんですか。 地域活動で初対面の人とコミュニケーションするコツはなんですか。」
「仕事で苦労したことは何ですか。」
「町づくりの計画中や作業中に失敗したことがありますか?」
「観光協会と大学生が協力する地域イベントは何かありますか?」
「これから池脇さんがやりたいと思っているイベントは何ですか?」
「まちづくりにおいて苦労したこと、大変だったことは何ですか?
「半田以外の地域でも同じような活動はできるでしょうか
「まちづくりをしていく中で、地域の人に言われて一番嬉しかったことは何ですか。」
「企画力をつけるためにはどんな活動が必要ですか。」
「空き家再生プロジェクトの話がありましたが、大学生の活動以外のプロジェクトの活動というのはありますでしょうか。」などなど。

最後に、池脇さんから学生たちへ、以下のメッセージを伝えてもらいした。
「これから大学でたくさんのことを学んでいくと思います。学んだことを活かして何ができるかを考えて行動に移すことでさらに深い学びに結びつくと思います。地域は、学びの実践の場だとおもうので、学んだことを活かして是非学生のうちにアウトプットを出していってもらいたいです。」
池脇さん、貴重なお話しありがとうございました。
半田市の観光についてもっと知りたい人は、「半田市観光協会」で検索してみてください。
たくさんの情報とともに見応えのあるパンフレットも掲載されています↓
https://www.handa-kankou.com/pamphlet/
(番外編)
日本福祉大学では、聴覚障害など、さまざまな障壁をかかえながら学ぶ学生もいます。オンラインでの本講義においても、要約筆記など支援を行うボランティア学生がサポートに入りながら講義が展開されています。対面の授業と比較するとオンライン講義のメリット・デメリットあると思いますが、この状況に学生・教職員それぞれが適応している過程にあります。
 

【東海】ふくしフィールドワーク実践~東海市の地域課題を理解し、その解決に向けて他分野・多職種が連携することの大切さを学ぶ~

2月18日(火)から20日(木)にかけて、東海キャンパスでは、全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(東海)」(担当:加茂 浩靖 経済学部教授)が開講されました。東海市をフィールドとした「東海市の地域課題を理解し、その解決に向けて他分野・多職種が連携することの大切さを学ぶ」がテーマとなりました。
この科目では、フィールドワークの体験を通じて身近な地域を理解するとともに、地域課題の解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、各主体の役割等を学びます。授業では、いきいき暮らせるまちづくり等をテーマに、東海市が抱える課題とその解決策を学習するとともに、学習成果を発表し、地域社会に還元することを目指しています。

まず、開講に先駆け、1月11日(土)に行われた導入講義で、科目の概要説明や、フィールド先の調べ学習を行ないました。その後、履修学生は、決められたフィールド先について、ウェブサイトで調べたり、現地に出向いたりして、情報収集を行いました。
2月18日の初日、フィールドワーク先の概要や機能など、調べた内容について発表を行ないました。

その後、フィールドワークを行ないました。東海市の循環バス「らんらんバス」に乗車し、東海市荒尾町にある「しあわせ村」を訪問しました。そこで、東海市社会福祉協議会 総務課の加来さんから東海市社会福祉協議会の事業内容について、説明していただきました。学生のひとりから「福祉避難所の設置運営」について、質問が上がりました。その後、しあわせ村の館内を巡り、施設の見学を行ないました。

しあわせ村に続いて、東海市芸術劇場と同じ建物にある「くらそっと ユウナル東海店」を訪問しました。「くらそっと ユウナル東海店」を運営している株式会社エヌ・エフ・ユーの松下さんから、会社の概要、「くらそっと」の事業内容などについてお話しをいただきました。また、お店に展示されている福祉用具について、説明を受けました。

第2日目は、太田川駅西側、ユウナル東海1階にある東海市観光にぎわい情報ステーション「ユウナルステーション」で施設の見学や東海市のPR動画を視聴しました。東海市の観光振興、インバウンドの取組などについてお話しをいただきました。その日の午後は、キャンパスのある大田町付近の「まちあるき」を行ないました。歩きながら、東海市の自然災害や防災を考えました。急傾斜地崩壊危険区域や、大宮神社、大田川樋門を見学し、一日の行程を終えました。

最終日の3日目は、太田川駅東にある「ソラト太田川」3階にある東海市立市民活動センターを見学しました。市民活動センターを運営しているNPO法人まち・ネット・みんなの広場理事長 加藤龍子さんから、施設の概要、利用方法、東海市の市民活動団体の課題などお話しいただきました。加藤さんは「学生さんにも、気軽に利用してくれると嬉しい」など学生たちに声掛けしていました。また、市民活動センターと同じフロア―にある東海市子育て支援センターを見学し、職員の小坂さんから、施設紹介や利用方法についてお話しいただきました。その後、東海市荒尾町にある「とまと記念館」で、トマトにこだわった健康メニューを食しました。参加した学生は「フィールドワークで実際に現地で見て、関わっている人とお話ができ、『まちづくり』について、今までより具体的に理解できた」とフィールドワークを振り返りました。

【東海】国際福祉開発学部 基礎演習Ⅱ

基礎演習Ⅱでは、自分の考えをまとめて、相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーションの技術を身に着けるために、身近な地域話題などを取り上げて、グループ学習を行なってきました。12月11日と18日に全体発表会を実施しました。
各グループ5分間の発表で、まず11日は、5つのゼミから10グループが発表を行ないました。発表タイトルは下の通りです。
①SCHOOL OR CRAM  SCHOOL~サービス業に近いのはどちらか~②3つのコンビニの比較③日本で暮らすということ④男女ごとの考え方~性差別は無くせるのか~⑤太田川の紹介⑥聚楽園しあわせ村について⑦WEDDING⑧食のファッション化~世界のタピオカ事業~⑨尾張横須賀のまちづくり~「縁ナーレ2020」アクションプラン~「ワークショップ」A班⑩尾張横須賀のまちづくり~「縁ナーレ2020」アクションプラン~「ワークショップ」B班

18日は5つのゼミから11グループが発表を行ないました。発表タイトルは下の通りです。
①日本人と外国人のコミュニケーションの違い②日本、中国、インドネシア、ベトナムの大きなイベント③Amazonと楽天④カラオケ⑤マナーについての調査⑥霊体は現実世界に存在するのか?⑦太田川・日本福祉大学について⑧祭りから見えてくる世界⑨有紀子先生が驚くSNSの世界⑩尾張横須賀のまちづくり~「縁ナーレ2020」アクションプラン~「ワークショップ」C班⑪尾張横須賀のまちづくり~「縁ナーレ2020」アクションプラン~「街歩き」D班

「日本、中国、インドネシア、ベトナムのお正月」について紹介するグループ


学生たちは、ただ情報を集めるだけでなく、集めた情報をもとに意味づけを行い、自分の意志として伝える難しさを経験しました。今後は学内のプレゼンテーションコンテスト「ふくしAWARD」に挑戦したり、2月に行なわれる国際フィールドワークなど学びにつなげていくとのことです。

半田市亀崎地区で全学FD/SD事業「きょうゆうサロンフィールドスタディ」を開催

11月28日(木)に半田キャンパス近くの半田市亀崎地区にて、全学FD/SD事業として「きょうゆうサロンフィールドスタディ」を開催しました。「地域連携教育におけるフィールドスタディの学び~半田市亀崎地区における学生の地域活動を中心に~」をテーマに、教職員14名が亀崎地区を訪れ、地域と協働した学生の取組を視察し、地域連携教育を推進する上での気づきや学びを共有しました。

亀崎地区にある歴史ある町屋

亀崎まちおこしの会の石川氏(写真右)
亀崎地区は、交通の要所として古くから栄えてきました。そんな歴史と文化の蓄積を今も町並みを通して感じることができるこの町は、半田キャンパスから徒歩20分の位置に所在。本学とは、健康科学部福祉工学科建築バリアフリー専修の学生の取組を中心に相互連携を進めており、まちづくりの課題解決を通してまちづくりの担い手育成に貢献してきました。
当日は、同地区で長年まちづくりのコーディネータとして活躍するNPO法人亀崎まちおこしの会の石川正喜 氏と、本学地域連携アドバイザー兼半田市観光協会観光ディレクターの池脇啓太氏の案内でまち歩きを行い、学生の地域協働の取組である「エアコンの室外機カバープロジェクト」・「学生シェアハウス」や、「亀崎地域大学」での展示について視察しました。

“せこみち”と呼ばれる細い道にある古井戸

海に向かって続く坂道が特徴的な起伏ある地形
まち歩きでは、この地域の方言でいう「せこみち」(人が互いにすれ違えるかどうかの狭い道)を案内してもらいました。路地裏とは呼ばずに愛着を込めて「せこみち」と呼んでおり、今もなお生活道として利用されていることが、町の特徴のひとつとなっています。「せこみち」では、古井戸、鬼門地蔵、焼杉板の黒い塀、小さな階段など文化を感じさせるものを辻々に見ることができます。また、いくつもの坂道と繋がっており、道ごとにこの地域の地形を感じとることができます。

学生シェアハウスに暮す学生から話を聴きました

亀崎地域大学の経緯について説明する石川氏
まち歩きの途中で築約50年の空き家を改装した「学生シェアハウス」に立ち寄り、そこで暮す学生から日々の暮らしや地域との関わりについて話を聞きました。また、通りに面した長屋を改築した「亀崎地域大学」は、全館レンタルスペースとして運用され、1階はカフェと焼き菓子店が入店して地域の方と利用者との交流スペースになっています。その2階では、亀崎地区における日本福祉大学、椙山女学園大学、名城大学の学生の活動紹介パネルや建築模型が展示されていました。この企画に携わる池脇地域連携アドバイザーからは、学生の地域での活動を“見える化”することによって地域の理解を深め、学生がまちに関わる機運をさらに高めていきたいと企画の意図などが説明されました。

その後、NPO法人亀崎まちおこしの会が運営する「まちかどサロンかめとも」に戻り、全学教育センター佐藤大介助教のコーディネートのもと、亀崎の魅力についての気づきと、その魅力を活かした地域連携教育の取組のアイディアについて参加者全員で共有を行いました。亀崎地区の魅力について、「海や山などの地形が文化の入り口になっている」、「暮す人の染み込むような人柄」、「よそ者や新しいものを受け入れることができる独特の雰囲気」など、この地区を訪れたからこそ知り得た気づきが各参加者から語られ、これを全体で共有することができました。また、「現地のコーディネータと大学のコーディネータとの丁寧な協働があったからからこそ、地域の魅力と学生の持ち味を活かした多様な活動が行われている」など、地域連携教育を進める上での重要なポイントが振り返りを通して確認されました。
ご案内をいただいた石川氏からは、「学生は、失敗してそこから立ち上がる時が一番(人間として)伸びるので、これからも学生がたくさん失敗できる場を提供してきたい」とのメッセージをいただきました。このお言葉から、亀崎という地域の「懐の深さ」に学生たちが育まれていることを参加者全員が実感し、一日の学びを締めくくりました。

【社福】「総合演習」合同報告会~地域と関わる学びを発表~


12月5日(木)、社会福祉学部「総合演習」の合同報告会が行われました。「総合演習」佐藤クラスと村川クラスでは、それぞれのクラスから合同ゼミの運営委員の司会の元、9つのグループがそれぞれの学びをまとめてプレゼンテーションを行いました。

社会福祉学部「総合演習」は、「ふくし・マイスター」の養成にかかる「ふくしコミュニティプログラム」の実施科目となっており、2つのゼミでは地域と関わる学びを展開してきました。学生たちは、児童養護施設や、地域福祉、精神障がい者の自立、不登校などの児童等を支援するNPO、また地域サロンなどにフィールドワークを行い、現場での体験や実践から得られた気づきや学びをまとめて報告しました。中には、1泊2日で児童養護施設での体験を行ったグループや、複数回施設を訪問するグループもあり主体的なグループ活動を行ってきたことが垣間見えました。

質疑応答の時間では、相互のゼミから質問し合い、積極的なコミュニケーションを通じてそれぞれの学びを共有する姿が印象的でした。
佐藤クラスを担当する佐藤大介全学教育センター助教は、「学生たちは、自らの関心に沿って、自分たちで地域の団体を調べて、アポイントを取りフィールドワーク先を見つけていた。1年次に現場での体験があることで今後の学習の質にもつながってくると思う」と、「総合演習」での学生の学習について総括しました。
(報告テーマ)
1「南海トラフに向けての意識調査」
2「災害から生き抜く力を養うためのゲームBOUSAIすごろくの開発」
3「ゲームによる知識の共有」
4「高齢者同士の親睦を深めるアクティビティの開発」
5「児童養護施設における子どもたちの日常」
6「地域の輪~スポーツによる繋がり~」
7「高齢者の居場所づくりの意義と必要性~認定NPO法人絆の活動を通して~」
8「当事者研究を考える~NPO法人びすた~りを訪問して~」
9「不登校やひきこもりの子どもたちへの支援とは~子どもへの学習支援を通じて学んだこと~」
参考URL
社会福祉学部
 
 

【東海】東海市地域大円卓会議2019 ~未来を語り、夢を語る~

2019年11月19日(火)、夜の6時15分から東海市芸術劇場多目的ホールにて、第5回東海市地域大円卓会議が開催され、東海市職員、市民団体や企業の方、星城大学教員と学生、東海キャンパス経済学部、国際福祉開発学部、美浜キャンパスから社会福祉学部の学生などが参加しました。
東海市地域大円卓会議は、多世代が協働して、学び、考え、実行する「学思行」を体現する市民参加の場です。東海市にある二つの大学(星城大学と日本福祉大学)と市民活動センターの運営を受託するNPO法人まち・ネット・みんなの広場や行政職員、企業の若手などで構成される実行委員会のメンバーで企画し、運営しています。
東海市地域大円卓会議は今回で5回目、東海市制50周年記念事業として開催されました。東海市制50周年をお祝いし、本学の学生もメンバーとして参加している「東の町エイサー」によるエイサーの披露がオープニングイベントとして企画されました。
第一部では、5名のプレゼンターが発表しました。東海商業高校生の宮原杏李さん、愛知淑徳大学から森岡きらりさん、星城大学でベトナムからの留学生ダオ ティ トゥさん、東の町エイサー会長の高橋康祐さんと本学からは経済学部3年生の角谷達則さんらが自身の活動紹介や今後やりたいこと、夢などを語りました。
本学の経済学部3年生の角谷達則さんは、昨年度、長野県辰野町で「地域おこし協力隊」として活動し、自身の趣味である鉄道関連の事業に関わった事、その後の活動などについて、お話しいただきました。
(角谷さんの活動については、こちらもご覧ください。)

プレゼンターの経済学部3年の角谷達則さん


プレゼンターの発表の後、第2部ではプレゼンターの夢を実現しするためには「どうしたらいいか」「自分ならこういうことができる」などグループに分かれ意見を出し合いました。

世代を超えて語り合う場


続いて、共有タイムとして、出された意見をグループごとに発表していきました。

共有タイム


最後に、それぞれの夢を掲げ、記念撮影を行いました。今回は撮影係、パワポ操作、おもてなし係、準備係とスタッフとして5名の学生が担当しました。東海市地域大円卓会議に参加した学生は、「市や企業、市民団体、市民が連携することに関わりたい」「来年も参加したい」など新たな目標を持つきっかけや出会いの場となったようです。

最後はみんなで夢を掲げて記念写真

【東海 看護学部】基礎ゼミナールⅡ~東海市の健康を知る~

看護学部は、学生ひとりひとりが、自ら学び、考え、問う力を育み、人々に関心を抱き理解を深める感性を涵養し、個性別に対応できる看護の実戦能力を備え、地域社会の保健・医療・福祉に対して真摯に対応できる看護専門職の育成を理念としてます。

今回、1年生の「基礎ゼミナールⅡ」では、身近な地域への関心を高めるために、11月5日(火)にバスツアーが企画され、「東海市の健康を知る」をテーマに、東海市の7つの事業所に分かれて、フィールドワークが行われました。
フィールドワーク先のひとつ、大池公園では、13名の学生が参加しました。まず、最初に東海市花と緑の推進課の久野さんと東海市施設管理協会の鷹羽さんから、東海市の公園について概要などお話を伺いました。

その後、大池公園内を歩いて、来園者に「東海市の健康」についてインタビューを行いました。健康づくりで気を付けていることや、公園の利用頻度などお尋ねしました。この日は天気も良く、気持ちよく公園でのフィールドワークに臨むことができました。参加した学生は、親子連れや高齢者の方など、多くの来園者にインタビューを試みました。

今後、東海市の資料や、インタビュー調査をまとめ、12月に成果報告会を実施します。この成果報告会では、課題解決に向けた方策をまとめます。これらの過程を通して、コミュニケーションスキルや論理的思考力など養っていきます。

【半田】地域の方々と一緒に春扇楼末廣の縁台を制作しました

11月16日(土)に、建築バリアフリー専修の坂口大史研究室の学生5名がJR半田駅の春扇楼末廣の縁台づくりワークショップを実施しました。
地域の方々と一緒に実施したいという学生の要望もあり、誰でも参加できるオープンなワークショップとして企画しましたが、地域の方々が8名参加してくださいました。

当日は、木材の加工・組み立て・研磨・塗装など、役割を分担しながらオリジナルデザインの縁台を制作していき、夕方には大小2つずつの縁台が完成しました。
  
今回制作した縁台は学生がデザインしたものを、地域の方々にも選んでいただき決定したもので、サイズ違いの縁台の組み合わせ方によって、あらゆるシーンで活用できるようなデザインとなっています。
 今後はこの縁台を春扇楼末廣で実施されるイベント等で利用していく他、近隣のイベントでも活用できたらと考えているようです。
春扇楼末廣はJR半田駅前の高架化もあり、再開発が予定されている地域ですが、こういった学生の活動が徐々に増えていき、まちへの感心が向上していくことを期待しています。


 

第5回知多半島フィールドワークEXPO実施報告


10月11日(金)、美浜キャンパスコミュニティセンター1階にて、第5回知多半島フィールドワークEXPOが開催されました。この取組は、知多半島で魅力的な活動をしている地域の方や団体と、日本福祉大学の学生・教職員との出会いと交流の場を設けることで、地域の課題解決に向けて大学の学生と地域団体とのマッチングを目的として開催しています。
日本福祉大学では、2015年度に文部科学省地(知)の拠点整備推進事業の採択を受け、地域コミュニティの中核的な存在として役割を担うべく地域団体とのネットワークづくりに取組んできました。助成期間を終了した2019年度も、NPO法人地域福祉サポートちたさんの広報協力をうけて継続して知多半島フィールドワークEXPOを開催することができました。

昨年度より社会福祉学部「福祉NPO論」と連携して開催しており約120名の学生が参加をしました。また、知多半島地域から12団体が参加をして、それぞれの活動を学生に伝えていただきました。参加した学生は、興味関心のあるブースを訪れ熱心に団体の活動に耳を傾けていました。参加した学生レポートには、それぞれの団体が取組む課題とそれに対応する事業について理解を深める内容が記載されており、NPO活動について事例を通して理解を深める機会となっていました。
また、学生の事後アンケートには、約7割の学生がボランティアに参加したいと回答してるだけでなく、20%の学生が日常的に関わりたいと回答をしていることからも、地域団体と学生の相互理解が深まったことが見て取れます。
連携して企画をしてきた「福祉NPO論」担当の菊池遼社会福祉学部助教は、「地域団体の方が熱心に学生に活動を伝えてくださったので、ねらいとしていたサービス提供主体としてNPOを理解するという点について学生の理解が深まったと感じている」と、学習の成果について話してくれました。

参加いただいた地域団体の方々、どうもありがとうございました。
【参加団体一覧】(申込み順)
①★NPO法人ゆめじろう(武豊町/地域福祉)
②NPO法人SmileyDream(武豊町/子育て支援)
③NPO法人地域福祉サポートちた(知多市/地域福祉・中間支援)
④★見えない疾患・障害啓発プロジェクト(知半島全域/障害啓発)
⑤★一般社団法人南知多ユニバーサルビーチプロジェクト(南知多町/ふくしツーリズム)
⑥訪問看護・訪問介護・ケアプランセンターメロディ(知多市/介護福祉)
⑦★岡田村フェス実行委員会(知多市/芸術と福祉)
⑧食医研究所(知多市/食と健康)
⑨★一般社団法人サポートネットゆっか(知多市/ひきこもり支援)
⑩一般社団法人美浜まちラボ(美浜町/まちづくり)
⑪Cラボ東海・東海市地域大円卓会議実行委員会(東海市/まちづくり)
⑫半田市社会福祉協議会(地域支え合いセンター)(半田市/地域福祉)
★は新規参加団体
参考URL
知多半島ケーブルネットワーク株式会社「ニュースCCNC」
 

【東海】第5回東海市地域大円卓会議が開催されます!


あなたの夢を話して、共感する仲間と出会いませんか?
「東海市大円卓会議」とは、
多世代が協働して、学び、考え、実行する「学思行」を体現する市民参加の場です。
思いを持ち寄り、夢を育て、皆で実現に向けてチャレンジできるまちをめざしています。
【東海市地域大円卓会議2019~未来を語り、夢を語る】
開催日 / 11月19日(火)
時 間 / 18:15~21:00 18:00開場
場 所 / 東海市芸術劇場 多目的ホール
参加費 / 500円(大学生以下は無料)
定 員:80名(先着順)※定員に達したら、応募を締め切る場合があります。
◆夢を語る人(順不同)
宮原杏李 さん(東海商業高校生)
森岡きらりさん(愛知淑徳大学 学生)
ダオ ティ トゥさん(星城大学 学生)
角谷達則さん(日本福祉大学 学生)
高橋康祐さん(東の町エイサー会長)
♦司会
鉄鋼戦士トウカイザー
上尾歌穂
♦オープニング
東の町エイサー
参加申し込みは、こちらからお願いします。
詳しくはfacebookもご覧ください。
今回は東海市制50周年を記念してお楽しみ企画もあります!
夢を語りたい人、夢を聞きたい人、皆さんの参加お待ちしています!