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【地域研究プロジェクト】フードPJ~今年も名古屋市消費生活フェアに出展しました!②~

 
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11月7日(土)、8日(日)名古屋市栄のオアシス21で、名古屋市主催の消費生活フェアが開催されました。今年も第1日目は経済学部近藤ゼミ、第2日目は加茂先生ご担当の地域プロジェクトが出展しました。
2日目は、今年から始まった新たな企画「なごやHAPPYタウン~こどものまち~」です。主に中学生以下の子どもたちを対象にした体験型のイベントで、参加者は、クイズや工作・実験などで暮らしに役立つことを学ぶとともに、学習して獲得した買物券を使って会場内で買物をします。地域研究プロジェクトのなかのフードプロジェクトは、このイベントに果物や野菜、ポン菓子を販売する店として出展しました。参加した子供たちには、農産物や加工食品の表示等について学んでもらい、また学生が収穫した米やその米で作ったポン菓子等を買ってもらいました(写真参照)。
さらにこの企画のルールにより、参加した子供たちに出展者の仕事を手伝ってもらいましたが、学生にとっては、仕事を適切に分担し、その内容を小中学生にわかりやすく伝えるという点で貴重な学習の機会になりました。
この日は雨にもかかわらず開場前から行列ができるほど多くの来場者があり、商品が不足して、一部の購入希望者にはご迷惑をおかけすることになりました。今年初めての企画ということもあり、用意する商品の数や種類、価格の設定など、難しい問題も多く、勉強させられることの多いイベント出展だったと思います。
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Copyright 日本福祉大学経済学部
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【地域研究プロジェクト】フードPJ)~「皆福米」を収穫しました~

2014年9月17日

 日本福祉大学では、地域貢献をテーマに「あんしん」「にぎわい」「つたえる」の3つの要素をコンセプトとして、経済学部と社会福祉学部の学生を対象に、正課科目『地域研究プロジェクト』を開講しています。この科目は課題解決型学習手法のPBL(※1)を導入したもので、現在、科目内で7つのプロジェクトを展開しています。その1つで、「観光農園の研究と農作物の生産、加工、販売」をテーマとするフードPJ(担当教員:加茂浩靖経済学部准教授)では、 「皆福米(かいふくまい)」と称した米づくりを行っており、 9月11日(木)に稲刈りが行われました。

 5月8日(木)に田植えを行った約10aの水田は、8月に台風に見舞われましたが、すくすくと成長し収穫の時を迎えました。地元農家で水田を提供する久綱さんから、鎌の使い方や、稲の結わい方を教えてもらいながら、慣れない手つきで刈り取りはじめました。上級生たちは、なかなかうまく結わえない下級生を見ると、「ココで挟んでやるとやりやすいよ」などのコツをを教える姿がみられました。刈り取られた稲は稲架掛け(はさかけ) にして、天日干した後に脱穀を行います。最近では、あまり見られなくなった光景で、ほとんどの学生が知りませんでした。

 稲刈りに参加した山田恵美加さん(社会福祉学部3年)は、「今年は雨の日が多く、私たちが植えた苗がちゃんと育つかどうか心配だった。刈ることができるくらい育ち、とにかく嬉しい。稲刈りにはプロジェクトの後輩たちも参加したが、途中で雨が降ってしまい最後まで作業できなかったのが残念。収穫後には脱穀や精米、商品化などが控えており楽しみにしている」と意気込みを語りました。 山田さんは、半年前に、福祉施設でも質の高い商品をつくっているということを知り、「将来、仕事に活かせかもしれない」と話してくれたのが印象的でした。

 プロジェクトでは、刈り取った稲を天日干しにし、オリジナルパッケージをして「皆福米」という名称で11月の名古屋消費生活フェアで販売を行います。

※1:PBL(Project-Based Learning)とは、実践的な教育手法の一つで、「プロジェクト型学習」や「問題解決型授業」と言われています。この手法の特徴は、教員の役割は何かを教えることではなく、学生の学習を支援することです。また、自治体をはじめとする地域関係者と組織的に課題に取り組むことにより、問題設定・解決力、コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、創造性など、社会人基礎力に位置付けられる能力を養います。