【地域志向科目】「現代福祉」〜福祉×アート〜

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6月2日4限、「現代福祉」(担当:吉村輝彦先生)で、愛知県高浜市のやきものの里かわら美術館の学芸員の今泉岳大さんがゲスト講師で来てくださり、「アート×福祉の取り組み」というテーマで講義をしてくださいました。
今日のキーワードの「アール・ブリュット」は、「生の芸術」「加工されていない芸術」という意味です。
20世紀の芸術は、芸術家と呼ばれる人が芸術活動を行い、芸術のための芸術であったが、21世紀に入り、障害をもった人でも、犯罪を犯した人でも、表現したものを展示をする取り組みが見つめなおされて、2000年を越えたあたりから各地でおこってきたそうです。例えば、広島の鞆の津ミュージアム京都府亀岡市のみずのき美術館があるそうです。来年、2016年には、愛知県で「第16回障害者芸術・文化祭」も開催されることが決定されたそうです。
今泉さんからは、「人はだれでも、表現する文化を必要とする」とメッセージを届けてもらいました。人が豊かに暮らしていくために、表現することは必要なことであり、表現することを受け入れる社会があるからこそそれが実現できると考えると、私たちは「表現する」ことの意味をもっと深く考える必要があるのかもしれません。今日は、「アート×福祉」で私たちの暮らしを見つめる視点をまなびました。