平成28年8月19日(金)に、東海市役所市民協働課主催のNPO現場見学ツアーが開催されました。
Cラボ東海からは、国際福祉開発学部の2年生が2名参加し、東海市で活動をする3つの団体を見学しました。 暑い真夏日でしたが、24人乗りのマイクロバスがいっぱいになりました。
まず訪れたのは、健康応援ステーション である、東海市荒尾町の とまと記念館。
トマト記念館は、東海市の「いきいき元気推進事業」である トマトde健康まちづくり の
食の活動拠点です。ここでは、東海市食生活改善推進員さんと管理栄養士さんが作った
トマトにこだわった健康ランチを食べました。
この日は、トマトのエスニックドームという一般公募のレシピを堪能し、館の成り立ちや
健康推進の取り組みなどについて、お話を聞くことができました。
次に向かったのは、NPO法人東海市在宅介護家事援助の会 ふれ愛 です。ふれ愛は、知多半島の福祉系NPO活動の先駆けとなった団体で、助け合いの心、困ったときはおたがいさまの心を大切にしています。活動内容は多岐にわたり、介護保険による訪問介護、通所介護、グループホーム及び障害者自立支援法による在宅介護、重度訪問介護、子育て支援を始め、通院外出の移送サービスや、サロンの運営を展開しています。
活動の説明をしてくださった副代表だけでなく、介護をされるスタッフや利用者さんまで団体のことを嬉しそうに話してくださり、人と人とのつながりを大切にした良い活動がされているのだと実感しました。
最後の訪問は、NPO法人新青樹が中ノ池公園で運営する、子ども遊び場「プレーパーク」。
炎天下の中でも遊びに来る子どもたちの姿をバックに、プレーパークの成り立ちや活動の苦労などお話を聞きました。”ケガと弁当は自分持ち”をモットーに、子どもたちの自由な遊び=育ちを支えるプレーリーダーのお話に、参加した学生たちからは「自分もプレーリーダーやってみたい」という声があがりました。(プレーパークの活動についてもっと知りたい方は、こちらもご覧ください)
見学が終わった後は、東海市市民活動センターに戻ってふりかえりをしました。
活気のある東海市は、課題先進地ではありません。しかし、もちろん地域の課題はあり、
なんとかしようと活動している方たちがたくさんいます。
キャンパスがある地域では、地域課題を解決する学生の活動に期待が高まっています。
学生ならではのアイデアやバイタリティーを活かし、地域の方々とつながって、色々な
経験をしていってほしい…そんな想いを新たにさせてくれる東海市の事業でした。