12月4日(日)アイプラザ半田 研修室にて社会福祉学部「基礎演習」の伊藤文人ゼミ3名が、半田空襲と戦争を記録に残す会主催の「戦争と平和を考える集い」に参加をしてきました。
伊藤文人ゼミは、「今の福祉の現状を知るには、歴史を知る必要がある」と、戦争当時をどう生活し、そこに生きる人(子ども・障がい者)を知ることが大事だという観点から前期のゼミナールでは、文献を探し学んできました。後期に、半田空襲と戦争を記録に残す会の方と出会ったことによって、戦時中の美浜町河和区の様子を実際フィールドワークを行い、いまだ残っている海軍道路や河和中学校敷地内のある給水塔を実際に見てみることを通じて、今、生活しているこの地で、戦争が起こったことを学生自身が実感する機会となりました。
また、戦争体験者の話しを聞く機会では、「男は兵隊で戦争へ行ったため、残った女性と子ども・お年寄りが、家の廃材を運んで強制移転をされた場所で家を建てなければならなかった」といったと当時の過酷な状況が伝えられました。
これらを学習を経て、「半田空襲と戦争を記録に残す会」のメンバーがこれまでの学びを発表する場を今回、アイプラザ半田で開催された「戦争と平和を考える集い」の中で頂くことができました。当日は120名以上の参加者いて会場が入れなくなるほどでした。
12月1日(木)には、朝日新聞にも記事にもなり、また当日には、NHKの取材をうけることにもなりました。また、この様子は、12月8日(木)18:40分から ホットイブニングで放映される予定です。
偶然、会場に居合わせた日本福祉大学元学長の諏訪兼位氏からは、、河和地区に住んでいらっしゃった17歳の時の話しを聞かせて頂きました。