「フィールド実践演習」(担当:矢崎裕美子助教)では、「当事者側・行政側の視点から地域住民と行政のつながり、働き方を考える」をテーマに、自治体がもつ課題、行政として働くことについて考察を深めています。
学生たちは、自分の興味・関心のあるテーマでグループに分かれ、それぞれのテーマについて調査・学習を進めていきます。
7月17日(火)、「障害者と健常者の共生」をテーマに考察するグループの学生が、本学内で働く当事者と雇用元である株式会社エヌ・エフ・ユーへインタビューを行いました。
今回インタビューをした新井宗太郎さんは、「事前にホームページで障害者雇用率を調べ、共生できている会社のイメージはあったが、実際にお話を聞かせていただき、当事者と雇用元の関係性がとても良いことに驚きました。配慮は必要であるが、特別扱いをしないことの大切さを感じました。人として、障害を越えた関係性を大事にしたいと思いました。」と話しました。
また浅井智也さんは、「一緒に働く仲間がお互いに支え合い、障害の有無に関係なく尊重し合う関係性を築いていることはすごいと思いました。このように同じ人間として、障害を越えた関係性が職場から地域に拡がることで、地域での障害者と健常者の共生もできるのではないかと思います。」と話しました。
学生たちはこのインタビューを通して、 “共生”とはお互い近い距離で関わり合うことで、共に学びあい、育ちあうことを実感したと感想を述べました。