健康科学部バリアフリーデザイン専修の村井裕樹准教授のゼミ生4名が、オリジナルの椅子制作を行いました。
今回学生たちが制作した椅子のテーマは「つつむ」。全身を包み込むようなフォルムにし、くつろぎと快適性を重視したデザインにしました。
制作にあたっては、常滑で木工家具の制作を行っているTOALHANTの谷本さんにアドバイスをいただきながら、プロジェクトを進めてきましたが、初めて1/1スケールを作るものが、かなり難易度の高い「椅子」ということで、頭の中で考えていることと実際にできることのギャップを感じながら、それでも粘り強く頑張ってきました。
発表会の中で学生からは木工における専門的な言葉がいくつも飛び出し、これまでの学生たちの本気具合が感じられました。
また谷本さんからは、「肘掛けの椅子だと、誰が見てもわかる点がいい。また細かい点はいろいろあるが、試行錯誤したことが作品から伝わっているので、とてもいい経験になったと思う。」と講評をいただきました。
実は、今回のプロジェクトは冬から始まっていたもので春までに終わる予定をしていましたが、スケジュールの遅延や就職活動期間を挟んでしまったことにより、結局半年以上の長期プロジェクトになってしまいました。
途中、学生からは椅子の難易度の高さに直面し「制作するものをスツールに変更したい」と谷本さんに申し入れましたが、「やりきることが大事」と、そのままの椅子を制作することになりました。
今回のプロジェクトでは谷本さんから多くのことを学びました。それは家具作りのことだけでなく、社会人として仕事に向かう真摯な姿勢や、チームで共同して一つのものを作り上げていくことなど。これから社会にでる学生にとって、大切なことばかりです。
本気になって椅子づくりに向き合ったこの経験を春からの社会人生活でも存分に活かしてほしいと思います。
Monthly Archives: 9月 2018
第4回知多半島フィールドワークEXPO開催案内
10月12日(金)、12:40~14:40 美浜キャンパスコミュニティセンター1階で、第4回知多半島フィールドワークEXPOを開催します。(入退場自由/昼食持ち込み可)
この取り組みは、知多半島で魅力的な活動をしている地域の方や団体と、日本福祉大学の学生・教職員との出会いと交流の場を設けることで、地域の課題解決に向けて大学の学生と地域団体とのマッチングを目的として開催しています。
何か地域と関わってみたい、ボランティアをしてみたい、視野を拡げてみたいという方は、立ち寄ってみてください。お待ちしています。
今回から、地域で活躍する学生団体にも参加いただいています。
下記の団体が参加予定です。(9/25現在)
受付 | 参加団体名 | 活動分野 | 活動エリア |
1 | 美浜町(企画課) | まちづくり | 美浜町 |
2 | 知多市(市民協働課) | まちづくり | 知多市 |
3 | NPO法人SmileyDream | 子育て支援 | 武豊町 |
4 | 半田市社会福祉協議会 | 地域福祉 | 半田市 |
5 | NPO法人PakaPaka | 障がい児支援 | 武豊町 |
6 | NPO法人とこっ子 | 障がい児支援 | 常滑市 |
7 | 在宅福祉センター メロディ | 高齢者支援 | 知多市 |
8 | 食医研究所 | 食と健康 | 知多市 |
9 | 一般社団法人アンビシャスネットワーク | 子どもの貧困 | 半田市 |
10 | NPO法人アルフィン | 子ども・スポーツ | 半田市 |
11 | あいちアール・ブリュットネットワークセンター | 障がい者支援 | 蒲郡市 |
12 | 公益社団法人半田青年会議所 | まちづくり | 半田市 |
13 | 半田国際交流協会 | 多文化共生 | 半田市 |
お問い合わせ:日本福祉大学全学教育センター(担当:小西、廣澤、中野)
TEL:0569-87-2317 E-mail:c-lab@ml.n-fukushi.ac.jp
【半田】ダンスイベントの学生サポーターを務めました
【半田】地域のサロンで学生が教えるスマホ講座を開催しました
今日は半田市社会福祉協議会でサービス・ラーニングをさせていただいている社会福祉学部の学生5名が山ノ神共集館で「学生が教えるスマホ講座」を開催しました。講座内容を決めるにあたっては、学生の一人が以前山ノ神共集館を訪れた際にサロン利用者の方からスマホの使い方を聞かれた経験がきっかけになりました。
講座では、まずスマホの写真を利用した「GOOD AND NEW」というアイスブレイクを行いました。グループ内で自分のスマホに入っている写真を共有しながら、最近あったいい出来事についてワイワイ話し合いました。その後、ワードウルフという少数派当てクイズを通じて携帯の機能についての印象について話し合いながらコミュニケーションを図りました。
メインの相談会の時間になると、利用者の方からカメラのこと、写真の共有の仕方、パソコンとの連携や電話帳機能についてなどさまざまな質問が学生に対して投げかけられ、学生たちは利用者の方のスマホを操作しながら説明をしていました。終了時間になっても終わらず、時間を延長するほど盛り上がり、講座は終了しました。
サービス・ラーニングに参加した学生の星原将人くんは「将来、コミュニティソーシャルワーカーになりたくて半田市社会福祉協議会でのサービス・ラーニングを希望したけれど、今回実践的に地域のサロンの中に入らせてもらいながら、自分たちで企画し実行することはとても経験になった。実践の中で、想定してたことと違うこともあったけれども臨機応変に対応することの大切さも知ることができた。」と語ってくれました。
今回のサービス・ラーニングをきっかけとして、今後も半田市社会福祉協議会と繋がりながら実践的な取り組みを継続していってもらいたいと思います。
【美浜 社会福祉学部】サービスラーニング~東浦町NPO法人絆~
夏休み期間を利用し、学生が地域でボランティア活動に取り組んだり、さまざまな市民活動に参加しています。その中で、社会を見つめる基本的な力や課題について理解を深め、広い意味で仕事をするために必要なものの見方や判断力を身につけながら、市民性を育むことを目的として、学習に取り組んでいます。
東浦町にある「NPO法人絆」では、今年で9回目となる「絆まつり」が開催されていました。サービスラーニングの最終日となるこの日は、NPO法人絆のスタッフの方や地域のボランティアスタッフに指導を仰ぎながら、学生たちは焼き鳥を焼いたり、「はしまき」を作ったり、焼きそばを作って販売をしていました。はじめて「はしまき」作りに挑戦した学生は、何度も失敗していた様子ですが、時間が経つにつれ、手つきも慣れ、次第に笑顔になりました。一方で焼きそばを担当した学生は、経験者ということで、手慣れた様子で、楽しみながら取り組んでいた様子でした。
最終日はお祭りでの活動でしたが、それ以前は、「デイサービスセンター 絆」「さくさく工房 絆」「地域の縁側 グリーンラソ」の3つの事業所に社会福祉学部2年生7人が分かれて活動をしました。「デイサービスセンター 絆」ではと高齢者と一緒に「箱ずし」を作って食べたこと、「さくさく工房 絆」では、クッキーを作り、おまつりで販売したこと、「地域の縁側・グリーンラソ」では「うどんづくり」に挑戦したとのこと。
NPO法人代表理事の山﨑紀恵子代表理事は、「稼ぐ生活介護」を目指しているとのことで、今回は、「最初から学生に企画から携わってもらった」と話し、様々な経験を通して、「地域を感じてもらえたら嬉しい」と語りました。
【常滑 社会福祉学部】サービスラーニング「NPO法人とこっ子」学生企画
8月29日(水)、サービスラーニングの一環でNPO法人とこっ子の野花で活動している学生が、子どもたちと一緒に遊ぶ企画を行いました。
サービスラーニングとは、1980年からアメリカで始まった教育活動の一つで「社会活動を通して市民性を育む学習」とされています。
本学の社会福祉学部では、「フィールド実践演習」の一環として2年生対象にサービスラーニングを開講しています。学生たちが自発的に地域貢献活動を企画・実施することで、学生に市民社会を形成する主体的な力をつけることや、知多半島の地域活性化につなげること等を目的としています。
この夏休み期間中に学生たちは、ご協力いただいた知多半島内のNPO法人や社会福祉協議会で活動をしています。
8月29日(水)、常滑市にあるNPO法人とこっ子で活動する4人の学生は、子どもたちのために『とこっ子スナイパー』という遊びを企画しました。
『とこっ子スナイパー』とは、水鉄砲で紙を狙って破り、つるしてあるお菓子を落とすゲームです。学生たちは、どの子も楽しめるよう職員さんたちに相談しながら、ルールづくりや紙の種類、落としやすさなど考えて企画・準備しました。
事前に、職員さんから運用や説明の仕方などアドバイスをいただいてからスタート。
晴天にも恵まれ、安全確保と熱中症対策に気をつけながら、子どもたちはもちろんのこと、自分たちも楽しもうと子どもたちと一緒に自分たちが考えたゲームで遊びました。
上の段と下の段1つずつ、2個のお菓子をゲットすることがこのゲームのミッション。思い通りにいったりいかなかったりと、歓声や拍手が沸き起こる中、なかなか紙の的に当たらない子には、サポートしながらみんなで汗いっぱい遊びました。
参加した学生たちは、「子どもたちが楽しんでくれて、ゲームもうまくいき、企画として成立してよかった。難易度をもっと工夫した方がよかったという反省点もあるが、全体的にとてもいい経験になった。」と感想を話しました。
ご協力いただいたNPO法人とこっ子「野花」の皆さま、ありがとうございました。
【社会福祉学部】サービスラーニング~野間灯台に灯りを灯せ~
社会福祉学部では、サービスラーニングの手法を用いて学習がとりくまれています。夏休み期間を利用し、学生が地域でボランティア活動に取り組んだり、さまざまな市民活動に参加しています。その中で、社会を見つめる基本的な力や課題について理解を深め、広い意味で仕事をするために必要なものの見方や判断力を身につけながら、市民性を育むことを目的として、学習に取り組んでいます。
その一つのグループは、美浜町で地域活性化に取り組む一般社団法人美浜まちラボで活動しています。8月31日(金)、これまでの活動を踏まえて、11月4日(日)に企画している野間灯台に登れるかプロジェクトで、子どもを対象としたワークショップの企画発表会が知多奥田駅下にあるChabs(チャブス)で行われました。
学生は、当日来場する方の目線に立って企画を考えました。来場者が待ち時間に手持ち無沙汰にならず、さらにその時間を利用して野間灯台を魅力的に発信してもらおうと考えてSNSで楽しく参加してもらえる企画をとして、フレームを作成するなど具体的なアイディアとして提案しました。
一般社団法人美浜まちラボのメンバーからは、まずは地域の子どもに灯台を親しんでもらいたいので、子どもにも楽しんでもらえる企画になるといいなど、さらなるニーズを聴いた上で企画を考えていくようです。それに加えて観光で来てくれた方にも野間灯台をしって頂くことも、美浜まちラボでは考えてます。
まちラボでは、現在志を共にして共に活動するメンバーを募集しています。
お問い合わせは、美浜町ラボまで。
一般社団法人美浜まちラボホームページ
http://lab380.com/index.html
【半田 社会福祉学部】学童保育の子どもたちへの認知症啓発活動を行いました
8月27日(月)、社会福祉学部の2年生が特定非営利法人りんりんの放課後児童クラブりんごクラブで、児童クラブの子どもを対象とした認知症啓発活動を行いました。
活動に参加した学生は正課科目「フィールド実践演習」(担当教員:斉藤雅茂社会福祉学部准教授)で、認知症の啓発を目的に企画をするメンバーです。
学生たちは、今後の超高齢社会を支える中核になる子どもたちに「認知症」への正しい理解と対応等を深めてもらいたいと、先輩学生が認知症啓発の一環として制作した「認知症啓発カルタ」と「認知症啓発紙芝居」を使い、子ども達に楽しく学べるよう企画しました。
元気いっぱいの約50名の子どもたちを前に、最初は戸惑いながらも職員さんたちの手助けもあり、5つのグループに分かれて「認知症啓発カルタ」を行いました。
「認知症啓発カルタ」の後は、みんなでどんな絵が描かれたかを話し合い、遊びを通して認知症への理解を深めることができました。
次に、認知症啓発紙芝居の上映です。臨場感ある学生の紙芝居は、子ども達に大好評でした。主人公のおじいちゃんが行動した理由を問いかけると、子どもたちは一斉に手を上げ、元気よく回答をしてくれました。
参加した学生たちは、「初めてのことで最初は戸惑いもあったけど、小さい子に少しでも楽しみながら認知症のことを知ってもらえてよかった。自分たちも楽しめた。子どもたちは、気づくことも早いし、こうした方が分かりやすいと指摘もしてくれた。そういう意見を大切にしていきたいと思う。」と感想を話しました。
【東海 経済学部】チャリティパン「パンのトラ」とコラボ
8月26日(日)、東海オープンキャンパスにて、「スペイン窯 パンのトラ」と共同して作ったパンの試食会を行いました。
この企画は、経済学部の鈴木健司准教授が率いる学生有志が、株式会社トラムスコープ「パンのトラ」と一緒に24時間テレビ「愛は地球を救う」のチャリティパンとして、商品企画を行っています。
今年で4回目となる今回は、初めてのオール女子学生メンバーでコラボ企画に取り組み、「地元」や、「人生を変えたパン」(今年の24時間テレビのテーマは「人生を変えてくれた人」!)をキーワードとして、4種類のパンをコラボパンとして作り、26日のオープンキャンパスでは、3種類のパンの試食を140食用意しました。
■しらマヨおむすび■
南知多産のしらすと美浜町野間漁業協同組合の海苔を使用し、おむすび型に包んだパン。
■こんこん栗~むパン■
半田市出身の児童文学者・新美南吉の代表作である「ごんぎつね」をイメージして、キツネ型
のパンに栗のペーストクリーム詰めたミニサイズの菓子パン。
■みかんパン■
みかんの果汁をクリームに使用し、皮はみかんの断面をイメージしたパン。愛知県産の食材を
使用し、インスタ映えを意識したパン。
今回の試食会では、昨年このプロジェクトに参加した先輩学生も手伝いで参加してくれました。学生たちは、自分たちが企画したパンを楽しそうに来場者に案内していました。
試食をした高校生は、「見た目可愛くて、食べたら美味しかったから驚いた。おもしろい取り組みをして興味持った。」と話してくれました。
プロジェクト参加学生の1人で経済学部2年の下堂薗麻友さんは「最初はみんなの意見がバラバラで、どんなパンを作るか考えることが大変でした。その中で、今年の24時間テレビのテーマである『人生を変えてくれた人』というストーリー性があり、作りやすくて、自分達が食べたいと思うパンを選びました。この経験から、ゼロからものを作る大変さと同時に、達成感を感じました。将来の進路はまだ検討中ですが、ものづくり企業も視野に入れて行きたいと思います。」と感想を話しました。