日本福祉大学では、2018年5月より、公務員を目ざす社会福祉学部行政専修の1年生を対象に、自治体が抱える課題に対して解決策を提言する「公務員育成チャレンジプロジェクト」を始めました。
本年度も取組が継続されることになり、2019年度入学の1年生を対象に2年目のチャレンジプロジェクトのオリエンテーションが行われ、62名の学生が参加しました。
はじめに、このプロジェクトを主導する末盛慶社会福祉学部准教授より、目的とねらいが話されました。このプロジェクトは、正課外の取組で1年次の早い段階から公務員の具体的な仕事内容ややりがいを掴んでもらうことを目的に、愛知県、東海市、美浜町の3つの自治体に協力していただき、自治体が今まさに困っている課題に対して学生が考え、解決策を提言する試みです。
正課外の企画に参加することで幅広い経験と学びにつながると、そのねらいについて学生時代の経験を踏まえて伝えられました。そして、誰かに必要とされながら、頑張っていく経験が、みんなの背中をそっと押していくと説明されました。
「このプロジェクトは、敷かれたレールの上を歩くのではなく、たくさんの人が関わることで成り立っているので、私たち教員にとってもいったい何が生まれるのかがわからない。まさに白紙の取り組み。だから学生のみんなが主人公となって、みんなのアイディアや取組によって白紙にいろいろな絵を描いてほしい」とメッセージが伝えられました。
最後に、このプロジェクトに関わる角崎洋平准教授と久保隆志助教からそれぞれの行政機関の役割や予算規模の違いについての説明があり、学生たちは、愛知県、東海市、美浜町のどの自治体の課題に関わりたいか、グループ分けのための希望調査に回答しました。
参加した学生からは、「たくさんの公務員の方が関わりこういった機会があるので有意義な時間をすごせるようにがんばって取り組んでいきたい」と意気込みが聞かれました。
次回は、5月30日に活動が予定されています。