Author Archives: icttest

【半田】地域の方々の繋がりづくりのための本棚製作

バリアフリーデザイン専修の3年生・4年生が亀崎おもいやり応援隊の方々と一緒に新たなプロジェクトに挑戦しています。
その名も「建築ものづくり塾」。
半田市社会福祉協議会がJR亀崎駅近くに開所している亀崎ささえあいセンター(通称「駅前はうす」)にオリジナルの本棚を設置することで、駅前はうすをより快適な空間にして、地域の方々にもっとこの場所を利用いただくことを目的としています。
昨日は学生たちの考えた設計図に沿って、製作作業を行いました。

亀崎おもいやり応援隊の方々と協力し合いながら製作を進める学生たち。途中、想定外のハプニングや、作業ミスなどもありましたが、なんとかその日行うべき作業を終えることができました。
  

学生たちは、設計や模型の製作は学校で行っているものの、1/1スケールのものを製作する経験に乏しいのが実状です。
製作途中には、学生から「こういう経験って、設計者視点だけじゃなくて、作り手の視点もわかって勉強になることが多いよね」という声が漏れ聞こえてきました。学生にとっても製作のプロセスに関わることは非常に学ぶべき点があるようです。

本棚の中には、亀崎図書館からお借りした本を設置する予定です。また、亀崎図書館の企画コーナーと連携した図書を設置することによって、駅前はうすと亀崎図書館をつなごうという試みも計画中です。
協働のプロセスによって、地域とのつながりを促進させるプロジェクトは、学生にとっても学びになり、地域の繋がりづくりにも繋がる企画。
あと数日の作業を経て本棚は完成する見込みです。

【半田】POTLUCK CAFE HANDAを開催しました

半田市社会福祉協議会が主催し、本学の学生も運営に関わっている月に1度のPOTLUCK CAFE HANDAが11日(木)、クラシティの市民活動ルームで開催されました。
今回のテーマは「◯◯◯◯な結婚相談所」。学生にはあまりイメージしにくい「結婚後の生活」を知ることで、これからの人生をデザインしていこうというものでした。
 
このテーマは学生からの提案によって決定しました。
POTLUCK CAFEが始まると、結婚教育相談員の今枝さんから結婚についてお話しいただいた後、3つのグループに分かれ、講師の方のお話しを聞いた後に感じたことなどを、グループ内で共有しました。
グループには、既婚者・独身者・学生など異なる立場の人たちが参加していたため、グループ内でも「知る」「教える」の関係が生まれていました。
POTLUCK CAFE開催後はアフタータイム。
 
会場となった市民活動ルームの目の前にあるCラボ半田を利用して、参加者同士が講師を交えて情報交換を行いました。
次回のPOTLUCK CAFE HANDAは2月22日(木)に開催します。
テーマは「しごと選びのリアル 求人票と給料明細の見方」です。どなたでも参加できるので、お気軽にお越しください。
 

【半田】保育実践演習の報告会を実施しました

半田市内の子育て支援団体の方々にご協力いただきながら子育てサロンでクリスマス会を行った、社会福祉学部4年生の保育実践演習の全体報告会が、1月5日(金)にクラシティのホールにて開催されました。

学生たちの他、ご協力いただいていた子育て支援団体の方も10名ほど参加いただき、それぞれが担当した学生たちの発表に講評をいただきました。


講評の中では、「私達との連絡がスムーズにでき、礼儀正しくて安心した」「短期間で責任感が強くなり、よいものを作り上げよるために協力し合おうとする姿勢が見受けられた」など、とても好意的なご意見をいただくことができました。
報告会が終了した後も団体の方と笑顔で話をする学生たち。
 その様子を見て、子育て支援団体の方とこれまで築いた関係性が伺えるようでした。

【美浜】ふくしフィールドワーク実践「ふくしスポーツを核にした地域の関係づくり」〜異年齢間交流を通じて〜

1月13日(土)全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(美浜)」(担当教員:植田真帆助教)が美浜の地域交流サロンChabs(チャブス)で導入講義が開催されました。

この科目では、知多半島における課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方を学びます。その中で、地域社会での体験学習を重視し、事前学習・フィールドワーク・事後学習を集中的に展開して学びを深めることを目的としています。
美浜キャンパスの講義では、美浜町民を対象に、スポーツやレクリエーションを通して、地域のつながりを深めることができるイベントプログラムの企画・準備・運営を行います。
このプログラムを通して対象者(子ども・高齢者)に応じた運動指導方法を学び、その過程でチームワーク力・コミュニケーション力・課題解決力などを養います。
この日は、3学部の学生(社会福祉学部、経済学部、子ども発達学部)、みはまスポーツクラブの「ボッチャサークル」のメンバー、南知多ビーチランドの職員が参加し、オリエンテーションが行われました。

チームビルディングでは、グループに分かれて、マシュマロ・チャレンジを行い、学生が地域の方と一緒に、目標達成に向けて協力しながら、マシュマロタワーを作りました。
植田先生は、「イベントを開催するにあたり、みんなが色んなアイデアを出しあい、うまくいなかいことも積み重ねながら試行錯誤し、よりよいものにしていく過程を大事にしたい
」と話されました。
今回の導入講義で、学生は、普段話をしない世代の方々と交流することができ、最初は戸惑いながらも話をする中で、徐々に打ち解け、課題や思いが通じ合うことに新鮮さを感じていました。


これから、2月25日(日)のイベントに向け、「スポーツが苦手でも楽しく、笑顔になれるレクリエーション」を参加学生が中心となって、地域の方々と一緒に企画していきます。今までの経験や専門的な学びを活かし、みんなが笑顔になるイベントを企画してくれることでしょう。
ぜひこの機会に、たくさんチャレンジしてほしいです。

【東海】ふくしフィールドワーク実践〜いきいき暮らせるまちを育くむ〜

1月13日(土)東海キャンパスでは、全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(東海)」(担当:吉村輝彦国際福祉開発学部教授)が開講され、テーマである「いきいき暮らせるまちを育む地域デザイン」について、オリエンテーションが行われました。

この科目では、知多半島における課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを生ぶことを目的に、学生は地域での体験学習を重視して、地域を創造していく力を身につけていきます。この日は、3つの学部の学生が参加をしました。
はじめに、吉村教授から「太田川地区に東海キャンパスが開設されたが、周辺地域の空間活用が課題となっている」と問題提起され、日本における中心市街地活性化の現状と問題を説明された後、「集めて、繋げても、活用されなければ、活性化には到らない」ということが学生に伝えられました。
「施設は、いっぱいあって、住民ニーズが満たされれば、外に出るのに現状はそれができていない。来る人が、できるだけ普段の暮らしに、居場所として汲み入れ込みたいと思っている。この授業では、色々な学部の学生のアイディアを出しあって、フィールドワークとディスカッションをまじえて、太田川駅周辺の地域課題を解決していきたい。」
「それを考える上で、日本では、どういう方向を向いているかを知る必要がある。背景として日本に共通しているのは、人口が減っているということ、地方自治体の財政が厳しいということ。つまり、自治体に頼らない解決策を模索していかなければ、身近な課題は解決できない時代が来ていると言い換えることができる。」
「しかしながら、これまでなかなか住民がまちの課題を自分ごととして捉えてくることなく行政主体になっていたが、最近、少しずつ私ならどんなことができるかを考えて、それを実行するような流れになってきている。さらにクラウドファンディングなど住民主体の動きをサポートしていく社会の仕組みもでてきている。施設においては、”つくる”→”つかう”、さらにいえば、いかに使うかを考えて、それをつくるかを考えることが重要。」

「もう一つは、どういう取り組みをしていくのか。今注目されているのが、『エリアマネジメント』と『プレイスメイキング』という言葉。」
「『エリアマネジメント』とは、どうしたら自分たちでお金を回して稼げるかということ。例えば、公共施設においては、公設直営から自治体が補助金をだして運営する公設民営へという動きが起こってきたが最近では、面白い事例があって、企業などがお金を払ってまで施設を運営するようになってきている。この場合、リスクを取らないといけないため、経営する人の真剣度が違う。」
「『エリアマネジメント』の典型的事例が、『プレイスメイキング』。空き家や古民家をリノベーションして、カフェなどを運営している事例が増えてきているが、そういう場所だけでなく、活用されていない場所をより良い空間にして、活用していこうという動きである。そのためには、どういう人がいるのか、どういうニーズがあるのかを調べないといけない。場所をつくっていくときの考え方の中に、 「HHK(日常性・波及性・継続的)」がある。今問われているが、「日常性」だからこそ、この太田川に根ざしたキャンパスの学生が考えていくことに意義がある。まずは、とことん、このエリアを見たり、聞いたり、観察したりする中で、どんな人がどんなことをしているのか、どんなことが可能なのかを考えてきたい。そして、みんなと一緒に実現まで視野に入れていきたい。」
「なぜ、私が、みんなと一緒に実現することを意識しているかというと、『PDCA(計画→実行→評価→改善)』ではなく、DOから初めて、もう一歩進めてみよう、ダメだったらもう一回やってみるということを大切にしているからです。最近、学習したのは、OODO(Observe→orient→do→act)という言葉で、元々は、アメリカ軍のゲリラ線で取られた戦術。観察から得られるものと、計画とをいかに結びつけていけるかが大事だと思っています。」
ぜひ、この講義を通して、みんなでこの課題の解決に向けて動き出してみましょう。

チームワークビルディングでは、ペーパータワーに挑戦しました。
次回からは、いよいよ大田のまちに飛び出し、グループに分かれてフィールドワークが始まります。

【東海 国際福祉開発学部】基礎演習Ⅱ

基礎演習Ⅱでは、自分の考えをまとめて、相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーションの技術を身に着けるために、身近な地域話題などを取り上げて、グループ学習を行ってきました。この日は3つのゼミから9グループに分かれてグループ学習の発表を実施しました。

各グループ7分の発表で、内容は日本や世界的な企業を調べたり、東海市の公園や施設、自分たちができるボランティア、日本語教育についてなどプレゼンテーションを行いました。学生たちは、ただ情報を集めるだけでなく、集めた情報をもとに意味づけを行い、自分の意志として伝える難しさを経験しました。

この授業の最後に、担当教員の一人、張 淑梅教授は「ネットの情報を鵜呑みにするのではなく、現地に行って調べることが大切」と語りました。

【東海】「ふだんの・くらしの・しあわせ」をみつめる一日COCDAY開催

全学教育センターでは、文部科学省 地(知)の拠点整備事業の採択を受けたCOC事業「持続可能な「ふくし社会」を担う「ふくし・マイスター」の養成」の取組の一環として、各キャンパスにおいて「ふくし・マイスター」養成に係る啓発促進と、地域課題の解決に向けた事例共有の場として「COCDAY」を開催し、学部と全学教育センターによる地域連携教育推進の一助となるよう、地域関係者・教職員・学生が協働した取組を展開しています。
2017年12月9日(土)には、東海キャンパスにおける「COCDAY」として、「まちにある空き家をどう活かすのか」というテーマで、地域関係者も招いたシンポジウムが開催され、全学教育センターオンデマンド科目「知多半島のふくし」(担当:全学教育センター佐藤大介助教)の受講生並びに一般参加者の約100人が参加しました。

シンポジウムでは、まずコーディネータを務めたから、東海市の空き家の現状や、空き家が増える理由、空き家に対する諸問題、東海市の空き家対策などについてお話しいただきました。次に、南知多町ゲストハウス「ほどほど」代表の小杉昌幸氏からは、南知多町の空き家を利用して、ゲストハウスを運営し、その具体的な取り組みを例に挙げて紹介をいただきました。さらに、本学の取組として、健康科学部の白井翼氏から坂口研究室の地域密着活動報告として半田市亀崎地区でのシェアハウス活動について話しました。学生が地域にかかわる機会を増やしたいと、11月から運用を始めました。その結果、「学生が地域に立ち寄る機会が増え、亀崎関わる機会が増えた」など語りました。最後に他大学の取組として中部大学工学部4年の川原由雨さんは高蔵寺ニュータウン地域連携入居学生による地域貢献活動推進プロジェクトについて説明しました。

南知多町ゲストハウス「ほどほど」小杉昌幸さんの取り組み紹介


シンポジウムの後は、「私たちが考える空き家、空き家の利活用」というテーマでワークショップを行いました。①駅下の利活用されていない場所②公団③限界集落④ニュータウン⑤商店街など5つのテーマから一つを選択し、グループワークを実施しました。

グループワークでは①利活用の目的は?②主な対象者は?③どのように使うのか?そしてその使い方は目的に合致するのか?④利活用のユニークな点は?などを具体的に想定して論議しました。学生の発表の中で、商店街では「駄菓子屋を子どもの元気を元に商店街を再び活気づけるため、駄菓子屋を開く」、駅下の空き店舗では、「学生が学んだことを地域で実践し、地域へ還元していく場」、ニュータウンでは、就活生のためのシェアハウスでの学生目線の意見も多く出されました。ワークショップを締めくくり、シンポジウムの登壇者から、「地域貢献が大事、楽しいことを行いつつもお金を回していく観点を持ってほしい」「一過性のイベントにしないように、継続的に取り組んでいくことが大事」などコメントをいだだきました。
COCDAYは、2018年1月25日(木)半田キャンパスで、2018年1月26日(木)美浜キャンパスでも開催されます。詳しくは、関連リンク(COCDAY開催案内)をご覧ください。
◆関連記事リンク
・COCDAY開催案内
http://www.n-fukushi.ac.jp/news/17/171124/17112402.html

【Cラボ東海】東海市の学童保育で「けん玉」達人が登場!

日本福祉大学では、「地(知)の拠点整備事業」(Center of Community – COC事業)に取り組んでいます。「地域のための大学」として、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献の取組を地域社会と連携して展開することが求められています。
地域課題の解決に主体的に行動できる学生を育成することが期待されている中で、子ども発達学部4年生の下沢岬太郎さんが、東海市学童保育「どんぐりクラブ」に出向き、児童の前で得意のけん玉を披露しました。

12月の終わりに「クラブ対抗学童まつり」が開催予定で、そのおまつりの中で「けん玉技対決」という種目があり、子ども達が、更にけん玉の技を磨きたいという要望を受けて、下沢さんが指導に当たることとなりました。下沢さんは小学生の頃から、けん玉の全国大会に出場していましたが、一時中断。今年になって再開し、愛知県で行われたけん玉大会で優勝した強者です。子ども達は次々に技の名前を挙げて、下沢さんがリクエストに応える形で、その技を披露していました。

オリジナルの技や難易度も高い技も次々と


技の披露もしつつ、コツなどを説明していきました。下沢さんが大技を決めると自然と歓声や拍手が沸きました。技の披露が一通り終わった後、子ども達が名残惜しそうに下沢さんの周りに集まり、サインをねだっていました。

照れながらサインに応じる下沢さん


この「荒尾どんぐりクラブ」の指導員の新美さんは、「子どもたちがけん玉に対してより一層、一生懸命取り組むようになり、真剣さが増してきた。クラブ対抗学童まつりが楽しみ」と嬉しそうに語っていました。

【半田 社会福祉学部】「保育実践演習」「トンガリ帽子をつくっておどろう!」

12/13(水)午前、半田市の青山記念武道館で行われた子育てサロンに社会福祉学部保育課程4年生5名が参加し、「(担当教員:中村強士准教授)」の一環としてフィールドワークが実施されました。

2歳前後の子どもを中心にした未就学児童40人と、その父母34名、計74名の参加者があり、受付した順に、雪だるまづくりとトンガリ帽子のクリスマスツリーの制作が始まりました。
色絵の具や丸いシールを張り付けたりして、雪だるまの顔や模様、雪などを描いていきました。2歳前後の小さな子ども達が多いとのことから、簡単に色が塗れるポンポンを作るなど、楽しく色が塗れるように工夫をしました。
 
学生達は新しく来たお母さんと子どもに作り方の説明を行ない、その後もうまく作れるように見守ったり、困っているときには近づいてサポートをしていきました。
作り終わった子供たちは、半田市更正保護女性会の方々が見守るなか、遊具スペースで思い思いに遊んだり、元気に駆けまわっていました。

 
みんなが作り終わるころを見計らって、学生たちが壇上に上がって子どもたちを集め、クリスマスをテーマにしたダンスをおこないます。さまざまな動物やサンタ、雪だるまなどに扮した学生らは、お母さんと子どもが一緒に踊れるダンスの振り付けを披露し、子どもたちと一緒に踊りました。
  
  
一通り踊りおわると、子どもたちに一人ひとつずつ、プレゼントを配り、最後はお母さんと子どもたちにシフォンケーキと飲み物を届けて、みんなで一緒にいただきます。

  
5人はそれぞれ、将来保育に関係する専門職に就く予定の4年生ということもあり、イベントの終了間際には「多くの子どもとお母さんが参加してくれることになって、考えていた時の想定よりも人数が多かった。」「9月頃から毎週のように集まって企画や準備を進めてきたけれど、それでも予定通りにいかないことがあった。」「うまく喋れなかったりしたけれど、将来の仕事にこの経験を生かしていけると思う。」と、満足した様子で語ってくれました。

【美浜 社会福祉学部】佐藤・村川ゼミ合同発表会

12月14日(木)社会福祉学部1年生の佐藤・村川ゼミ『総合演習』の合同発表会が行われました。

社会福祉学部の導入教育として、1年生の『総合演習』では、「①主体的に勉強に取り組む姿勢を身につける」「②勉強の方法論を学ぶ」「③学ぶことの楽しさを知る」ことをテーマに進められており、社会福祉学部では18ゼミが実践と研究を進めています。
合同発表会では、この1年間の地域でのフィールドワークや様々なアクティビティを通して学んだ報告を発表しました。

学生は、「地域理解や「人に言葉で説明することの難しさ」、「人による解釈の違い」などを体験し、活動を通して「主体性計画性」「協調性」「行動力」「コミュニケーション力」「チームワーク力の重要性」を学び、この1年での大きな成長を感じていました。

学生には今後も地域志向学習を通し、「日本福祉大学スタンダード*」を身につけて、地域社会で活躍する「ふくし・マイスター」として成長することを期待しています。
*日本福祉大学スタンダードとは、所属学部に関わらず本学学生として卒業時までに身に付けてほしい4つの力(伝える力、見据える力、関わる力、共感する力)を指します。