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第5回知多半島フィールドワークEXPO 2019団体募集の案内


2019年10月11日(金)、12:40~14:40 美浜キャンパス11号館コミュニティセンター1階で、第5回知多半島フィールドワークEXPOを開催します。
この取り組みは、知多半島で魅力的な活動をしている地域の方や団体と、日本福祉大学の学生・教職員との出会いと交流の場を設けることで、地域の課題解決に向けて大学の学生と地域団体とのマッチングを目的として開催しています。文部科学省の地(知)の拠点整備事業の助成はなくなりましたが、取り組みを継続してまいります。また、NPO法人地域福祉サポートちたさんの広報の協力もうけております。ありがとうございます。
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是非、知多半島を中心に地域課題に取り組む多くの団体や個人の方に参加をしていただきたいので、みなさんお誘いあわせの上たくさんのご応募をお待ちしております。当日は、社会福祉学部1年生科目「福祉NPO論」(受講生:約150名)と連携して企画を開催する運びとなっております。是非、地域の課題を通して、前向きな交流会になることを楽しみにしています。(URLでの拡散可です)
〈申込方法〉
下記申込フォームに、①団体名、②代表者名、③参加人数、④連絡先電話番号等記入ください。
申込フォーム:https://forms.gle/cLXAkWbjpKZvNgbNA
〈参加要項〉
参加にあたり、団体紹介の原稿1枚を作成いただきます。(当方で、パネルを制作いたします。)
参加団体依頼要項PDF
〈お問合せ〉
電話:0569-87-2317(担当:中野)
平日(月~木)10:00~17:00まで対応
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【東海】知多市の市民活動団体と学生が協働でワークショップを開催


知多市の市民活動団体「ちたざっくやろう会」(代表:日比野徳男さん)では、知多市で「ざっくばらん」に、もの・こと・ひとがつながっていくことを目指して、竹灯籠の制作やワークショップの開催など行っています。8月3日に開催された「ちたざっくVol.17 」では、「見えない疾患・障害啓発プロジェクト」代表で、本学の社会福祉学部2年酒井晃太さんが登壇し、プロジェクトの説明を行いました。

見えない疾患・障害啓発プロジェクト」では、「サポートハートマーク」の周知を活動としています。この「サポートハートマーク」は「へルプマーク」の逆バージョンで、「困っている人を助けたい」という方が身に着けることで、障害や病気を抱える方といった支援を必要としている人(当事者)が、マークを身に着けている人に「手伝ってください」と声をかけやすくして、
当事者が安心して過ごせるようにするためのマークです。多くの方にこの「サポートハートマーク」を付けてもらい、「助けが必要な方、お手伝いします」と言う意思表示をしてもらう人を増やしたいという思いで活動しています。また、酒井さんは、広くサポーハートマークを知ってもらうために、「サポートハートマーク広げ隊、自転車で知多半島一周プロジェクト」を計画し、事業所に周知のお願いをしたり、現在の活動費が酒井さんのアルバイト代から捻出していることや、全国の方々に知ってもらえることも考えて、クラウドファンディングにも挑戦するとお話ししました。酒井さんの説明の後、ワークショップとなりました。本学の学生が中心となっているプロジェクトチームメンバーは各グループに入り、進行を担いました。まずは、参加者に画用紙を渡し、名前、住所、「私の熱中症対策」を書いていただき、それを使って自己紹介をしました。その後グループ毎にサポートハートマークを普及させるためのアイデア出しを行いました。。最後に各グループで話されたことをそれぞれ発表していきました。

この日、登壇した社会福祉学部の2年の酒井さんは「発表では人前であまり話をしたことが無いのでとても緊張した」と振り返りました。また、この会を運営している日比野徳男さんは、「今回は学生、障害をお持ちの方など新しい顔ぶれも多く楽しい会になりました、多くの人を巻き込みながらヘルプマークの活動と一体になった取り組みになれば良いな」とお話しいただきました。
酒井さんの出身地、愛知県東郷町の役場職員さんのほとんどは「サポートハートマーク」身に着けていて、啓発をしています。本学の学生が中心となって取り組む「見えない疾患・障害啓発プロジェクト」「困っている人を助けたい」の意思表示、「サポートハートマーク」普及活動のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

【半田】春扇楼末廣の活用提案を行いました

7月19日(金)に建築バリアフリー専修3年生の学生が取り組んできた春扇楼末廣の活用提案を行いました。生憎の天候にもかかわらず一般の方々も30名程集まり、学生の発表に耳を傾けていただきました。

今回発表を行ったのは6名。学内での選考を経て、今回の登壇となりました。1階部分をシェアスペース、2階部分をイベントスペースとして活用する場合、どんな利用が考えられるかという課題の中、パフォーマンスレストラン、地域連携拠点、大学の実践型サテライトキャンパス、託児所付き多文化共生センター、企業の研修センター、耐震コアを活かしたシェアスペースという提案がなされ、それに対して一般の方々からたくさんの質問やご意見をいただくことができました。

学生たちは、今回発表できなかった学生も含めて、リサーチ段階から高い熱量で取り組みを進めてきました。
JR半田駅前では、これから数年かけて鉄道高架事業やそれに伴う再整備事業が進んで行きます。これからプランニングが進んで行く中で、今回の学生たちの取り組みや発表が、そういったプランニングのいい契機となって、活発な議論がなされることを希望します。

なお、春扇楼末廣のご好意により、8月10日(土)の夕方から夜にかけて、末廣を開放しながら今回の学生たちの作ったパネルや模型を自由に見ていただく機会をいただきました。

当日は近くの半田運河でキャナルナイトというイベントも開催されていますので、キャナルナイトのついでに学生たちの発表内容もご覧いただくことができます。
またたくさんの人にご覧いただければ幸いです。

【半田】半田市の観光について学びました

7月4日(木)に社会福祉学部の佐藤ゼミの1年生10名が半田市の観光について学びました。
 学生たちは名鉄知多半田駅から半田運河周辺のまち歩きをした後、アイプラザ半田へ移動し、8月に実施されるイベント「半田運河キャナルナイト」で展示されるヒカリノ箱づくりに挑戦しました。

今回挑戦したヒカリノ箱は、市民参加型で会場の光の演出を行うもので、昨年度から実施されています。今年もワークショップを開催しながら、150人の方に協力いただく予定になっているそうです。
観光と福祉、一見すると全く異なるフィールドのような気がしますが、観光産業の中で言われる「関係人口」という言葉や、今回の「市民参加型」という言葉は、すべての人が地域で安心・安全に暮らすことのできる地域包括支援体制と合い通じる部分があるような気がします。
今回学んだことがいつか福祉の分野でも活かせる日が来ることを期待しています。

【東海】東海市立三ツ池小学校で福祉実践教室に参加しました。

6月29日(土)に開催された福祉実践教室は、東海市と東海市社会福祉協議会が中心となって運営されており、協力として、本学の知(地)フィールドである「オレンジフェスティバル実行委員会」5名のほか、三ツ池小学校区の地域支えあい活動団体、民生委員の方なども参加しました。
この日、社会福祉学部1年の井上紀和さん、経済学部2年の鈴木里奈さん、看護学部4年の近藤雅俊さんの3名の学生が参加しました。

事前に東海市社会福祉協議会、オレンジフェスティバル実行委員会の皆様と打ち合わせをし、役割分担や当日の実施内容について確認しました。この日は、認知症サポーター養成講座として、本学の学生は、寸劇に挑戦したり、認知症啓発の紙芝居の披露を行いました。学部やキャンパスが異なっているため、十分な学生同士の調整は難しかったようですが、子どもたちに認知症紙芝居の読み聞かせの経験のある看護学部の近藤さんがリーダーシップを発揮し、無事、任務を終えました。その後、行方不明高齢者捜索模擬訓練では、路上での児童の見守りも行いました。

今回、この事業は、行政・地域団体・大学と協働し、初めて市内の小学校で実施されたとのことで、参加した地域の方々は、今後の展開に期待をしている様子でした。

【東海 国際福祉開発学部】~観光英語「日本文化に触れる」~

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める、「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。

今回の「観光英語」の授業では、東海市大田町にある宝池山常蓮寺を訪問しました。この日は柴田康仁住職が案内をしてくださいました。まず、山門の説明、お寺の概要や歴史などお話をいただきました。常蓮寺は、浄土宗のお寺で、明応2年(1493)の創建と伝えられています。この時代は室町時代の末で、応仁の乱が京都で起こり、全国で一揆が起こった不安な時代に、取空慶公上人(しゅくうけいこうしょうにん)というお坊さんがここに来られて、お堂を建てられたのが常蓮時の始まりという事です。

柴田康仁住職



本堂に入る前、「塗香」と言われる、身体に塗る香で身を清めました。続いて、本堂でさらに詳しく「仏教の始まり」や東海市の民話「如意来さん」にまつわるお話など丁寧に説明をいただきました。また日本文化として代表的な「畳」について、「畳」のへりを踏まないことや、座布団についても、前後があることなどマナーについてお話をしていだだきました。最後に仏教の教えから、「周りの人々を大切にして欲しい、『当たり前』と『在り難い』をどう気づかせていただけるかが、人生の分岐点となる」と説きました。ご住職は、参加した学生から「どうしたら住職になれるのか」など質問に応じていました。学生は終了時間ギリギリまで住職のお話を感慨深く聞き入っていました。参加したネパールからの留学生は「日本の仏教の話が聞けてよかった、ネパールはお釈迦様の生誕地で、仏教発祥の地と言われているので、今回の訪問は嬉しく感じた」と感想を述べました。

【東海】「とうかい50年祭」サイリウムダンスサークルがステージイベントに出演

本年度、東海市は市制50周年を向かえました。5月18日~19日に市制50周年を多くの市民とお祝いできるよう、ふるさと大使によるイベント、山車の勢揃え、オリジナルカートの完成発表及び体験、50年の時代の流れを感じられる市民公募による写真の展示や映像放映など、東海市の特色を生かしたイベントが開催されました。(東海市50周年 記念特設サイトはこちら)
このイベントのひとつ「市民ステージ」に経済学部2年生を中心とした「日本福祉大学 サイリウムダンスサークル Ehre(エーレ)」が出演しました。

今年の2月に東海市の動画コンテスト「めっちゃいいね東海市」に応募し、準優勝を獲得したことや、市民交流プラザまつりの舞台発表での活動が認められ、今回の出演となりました。練習は毎週金曜日に学校内や近くの公園で行われ、多くの動画撮影に挑戦したり、情報発信にも努めてきました。
この日、本学の経済学部2年を中心に愛知学院大学、名古屋学院大学の学生と共にメンバー8人が出演しました。ステージを終えた後のインタビューでは、サークル代表の経済学部2年の宮村隆佑さんは「最高!!!」と一言、笑顔で感想を伝えました。汗ばむ陽気の中、気温も気持ちも熱いステージとなったようです。

【経済学部】~長野県辰野町での「地域おこし協力隊」活動を振り返り~

日本福祉大学と辰野町は、相互の交流・連携により、地域社会の担い手を継続して育むことを目的として、平成19年に交流連携協定を締結しました。本学では、経済学部・国際福祉開発学部生を対象とした開講科目「地域研究プロジェクト(2年次開講科目)」で、長野県辰野町をフィールドに地域活性化に向けた支援を行ってきました。
経済学部3年の角谷達則さんは、このプログラムを履修し、1~2年時に辰野町で活動してきました。2年次の終盤に辰野町へ貢献したいという思いが強くなり、辰野町が募集する「地域おこし協力隊」に応募しました。そして、平成30年4月に長野県辰野町の「地域おこし協力隊」として赴任することになり、平成31年3月に1年間の任期を全うしました。
今回は、隊員としての任期を終え、東海キャンパスで大学生活を送っている角谷さんにお話を伺いました。

辰野町で「地域おこし協力隊」として活動したきっかけは?
角谷さん:人柄の温かさと景観の素晴らしさに魅了されました。すでに「地域おこし協力隊」として活躍した先輩もいるので、自身も地域おこし協力隊として貢献したいと思い応募しました。
地域おこし協力隊としての活動内容は
角谷さん:自身の趣味が「鉄道」だったことから、中央本線の辰野~塩尻駅間で、地域づくりの拠点、観光資源として発信していく活動を主に行ないました。
具体的に手掛けたことは?
角谷さん:一つ目は、川島地区にある信濃川島駅のホーム上の柵をペンキ塗りをするイベントを企画しました。このイベントは3回実施し、主に地元の高齢者やボーイスカウトの子どもたちが参加してくれました。初回はネットニュースに掲載されたこともあり、その記事を見て、長野市から参加して下さった方もいました。二つ目は、「辰野線を愛する鉄道ファンが作った沿線マップ」を制作しました。写真から文面まで、すべて自身で用意しました。マップの中にある電車の「絵」はパワーポイントのスキルで描きました。3つ目は動画撮影に挑戦しました。ぜひ制作した動画を見てほしいです。(角谷さんが制作した動画の一例はこちら。)あとは、日本酒のプロデュースにも携わりました。商品企画や味見、酒蔵に行き、製造する過程を手伝ったり、販売促進に関わってきました。

柵のペンキ塗り作業


日本酒プロデュースにも関わりました


この活動を通して学んだことは?
角谷さん:最初イベントの周知をする時に、誰に伝えたらいいのか分からず、関係者からお叱りを受けました。その経験から根回しをした上で、周知を図ることが大事だと知りました。様々な「挑戦」の中で、「大学生」だから許されたことが多かった感じがします。また、他の隊員の方から、「人が人を呼ぶ」ことを教えられ、人の輪を感じることができました。
今後の辰野町との関わりについて
角谷さん:1年でやりきれなかったことがいくつかあります。直近では日本酒販売の手伝いに行きますし、まだ駅舎の柵のペンキ塗りの作業などが終了していないので、その作業を夏休みを利用して行う予定です。
角谷さんは今後の学生生活では、キャンパス祭の実行委員会において広報を担当するそうです。まだまだ辰野町でやり残したことがあるため、学生として辰野町と関わりつつ、学生生活と両立させたいとのことです。これまでの経験を活かして更なる活躍が楽しみですね。
美浜キャンパス全学教育センターと東海キャンパスコミュニティラウンジ(Cラボ)では、これから地域で何か取り組んでみたいという学生を支援しています。お気軽にお立ち寄りください。

【東海・経済学部】太田川駅東西地区まち歩き

「地域社会と共生」(担当:原田忠直准教授)の講義では、身近な地域社会の強みと課題を知り、4年間の学びを組み立てていきます。
5月21日(火)の授業では遠藤秀紀准教授の協力のもと、東海市デジタルマッププロジェクトの「太田川駅東西地区まち歩き」を行いました。太田川駅東西地区の主要スポット検索を通して、東海市の文化や地域間交流についての認識を深めていきます。この日は、スマートフォン登載の地図アプリケーション「Googleマップ」の独自マップ表示機能を利用して、クイズラリー形式でのフィールドワークが行われました。

経済学部1年生約220名が45グループに分かれ、チェックポイントに向かいます。
学生たちは、クイズラリーの地図をスマートフォンに表示し、5か所あるチェックポイントでクイズの解答を求めました。今回のチェックポイントは東海市芸術劇場や、太田川駅改札にある壁画、ニルフェルの泉、東海市立市民活動センター、「曹洞宗 龍雲院」、「山車蔵(黒口組)」などです。

「曹洞宗 龍雲院」の説明では、東海市内の歴史、文化を歩いて訪ねるボランティアで活動している寺田辰雄さんも協力いただきました。寺田さんは「東海市の歴史なら何でも聞いて」と学生に声を掛けていました。

学生に熱心に語り掛ける寺田辰雄さん(左)


地域社会と共生では東海市をフィールドとして地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」をて主体的に考える力を養っています。