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【Cラボ東海】アフリカ・マコンデ族の音楽と文化交流ツアー

【国際理解活動のため、アフリカから本校へ】

11月7日(火)にアフリカの南東部にあるモザンビークから、「NGOモザンビークのいのちをつなぐ会代表」の榎本恵さんとマコンデ族ミュージシャンのナジャさん、バルディさんが東海キャンパスを訪れました。
まず、第一部では、「NGOモザンビークのいのちをつなぐ会」代表の榎本さんが、写真を見せながら、モザンビークでのNGO活動の紹介を行いました。現在も榎本さんはモザンビークのスラム街に大家族の中で住み、子どもたちの教育活動に尽力しているとのこと。モザンビークの国の概要やマコンデ族の精神文化の話、アフリカの現状の話などについてお話いただきました。

第1部の講演会。講師の榎本恵さん


第2部では、太田川駅西広場に会場を移し、音楽交流会が行われました。オープニングでは国際福祉開発学部の学生2名がマコンデ族のミュージシャン、ナジャさん、バルディさんと共に即興セッションを楽しみました。

セッションを楽しむ学生


太田川駅西広場には、アフリカンリズムを楽しむ通りがかりの来場者も見受けられました。演奏の合間に「モザンビークの命をつなぐ会」の榎本恵さんが歌の説明をしつつ、「現地では今も餓死する人がいる」「乳幼児の死亡率が高い」などモザンビークの現状を語りました。この企画に関わった岡本眞理子教授は「この企画を通して、モザンビークだけでなく、アフリカを垣間見ることができた」と語りました。

最後はカーテンコール!

看護学部は、学生ひとりひとりが、自ら学び、考え、問う力を育み、人々に関心を抱き理解を深める感性を涵養し、個性別に対応できる看護の実戦能力を備え、地域社会の保健・医療・福祉に対して真摯に対応できる看護専門職の育成を理念としてます。
今回、1年生の「基礎ゼミナールⅡ」では、身近な地域への関心を高めるために、11月7日(火)にバスツアーが企画され、「東海市の健康を知る」をテーマに、東海市の7つの事業所でフィールドワークが行われました。

フィールドワーク先のひとつ、大池公園では、10名の学生が参加しました。まず、最初に東海市花と緑の推進課の村山さんと東海市施設管理協会の鷹羽さんから、東海市の公園について概要などお話を伺いました。
学生からの事前質問に応じた後、花と緑の推進課の村山さんは、「公園でやりたいこと、公園では何をしますか?」など学生一人一人に問いかけました。

その後、大池公園内を歩いて、来園者に「東海市の健康」についてインタビューを行いました。この日は天気も良く、親子連れや高齢者の方など、多くの来園者に話を伺うことができました。

東海市の資料や、インタビュー調査をまとめ、12月に成果報告会を実施します。この成果報告会では、課題解決に向けた方策をまとめます。これらの過程を通して、コミュニケーションスキルや論理的思考力など養っていきます。

【美浜・社会福祉学部】「安全の日」に合わせて「防災デイキャンプ」を実施しました


10月19日、本学の「安全の日」に合わせ、社会福祉学部(医療専修1年佐藤ゼミ)の学生を対象にの学生を対象に「防災デイキャンプ」が実施されました。
奥田駅下の地域交流スペース「Chabs」に集合した学生20名は、全学教育センターの高村先生と佐藤先生からの説明ののち、避難所となる学内の防災の仕組みを考えるため「Work1: 知多奥田駅から学内へ避難してみよう」に取り組みました。

災害時の避難を想定しながら、交互に車椅子に乗った状態での避難を体験し、雨の降りしきる中、知多奥田駅前のスロープや大学前の坂を車椅子を押しながら登りました。

学内に入ると「Work2: 学内の防災の仕組みを考えてみよう」として、グループに分かれて高齢者や子どもなど、それぞれの立場に立っての避難を想定し、備蓄倉庫や避難時の移動経路、非常用の設備などを確認しつつ美浜キャンパス内を回りました。
  
学内施設を見て回ったのち、Cラボ美浜に集合し、それぞれの立場ごとにグループとしてディスカッションを行いました。
グループ内で相互に気になったことや発見を報告し合い、災害発生時に学外からの避難者を学内に誘導する場面を想定しながら、さまざまな疑問や意見を交換したのち、それぞれの代表者が発表を行いました。
大学内の担当課室が鍵を管理したり、備蓄品の内容を把握していることが多くて、保管されている場所に行ってもどのコンテナが防災用の備蓄倉庫なのか、中身が何で、誰が監視するのかがわかりにくかったり、どこに行けば休むことができるのかといったサインや道案内がないと大学内に来てからも困りそう、など、さまざまな気づきをもつことができました。

最後に高村先生から、アウトドア用品やアウトドアのノウハウは防災時に役立ち、初期の自助にも役立つことを学びました。
  
火起こしに使う火打棒や防寒に使える安価なアルミシートなど非常時に使えるアウトドアグッズを実際に手にすると、学生達も興味津々の様子でした。
次回、11月には火起こしや寒さへの対応など災害時を想定し、1泊2日のキャンプを通じた防災・減災能力を身につける実習が予定されています。

【東海】経済学部 デジタルマッププロジェクト

経済学部では、学生の社会人基礎力を育むことを目標とし、課題に取り組むことで力をつける「課題解決型学習」である地域研究プロジェクトを展開しています。この科目では、大学の外に出て、仲間や地域の人たちとの関わりながら、自ら考え、動くことが求められます。
今回は東海市デジタルマッププロジェクトの遠藤秀紀准教授のゼミでは10月28日に行われるキャンパス祭にて「たこ焼き販売」で出店するために準備を進めています。この日は、「揚げたこ焼き」のソースの試作を行いました。この日はキャンパス近くのカフェ「Kurasott(くらそっと)」さんに場所を提供いただき、5~7種類のトッピングが楽しめるように、学生たちが知恵を絞っていました。

揚げたこ焼きに挑戦


原価計算を行い、売価の設定をしています。


東海市デジタルマッププロジェクトは愛知県東海市のさまざまな事業所・スポットの情報を調査するとともに、デジタルマップを用いた情報発信の方法と効果を検討している活動をしているのに、何故「揚げたこ焼き」をキャンパス祭で販売するのでしょうか?遠藤先生にお尋ねしたところ、「原価計算し、価格設定など学んでほしい、そして、キャンパス祭でたこ焼き販売をすることで、多くの方に『東海市デジタルマッププロジェックト』のブースを訪れてほしい、『東海市デジタルマッププロジェックト』のブースでは、学生たちが、たこ焼きを販売していると同時に、東海市の美味しいお店、おすすめのお店などお尋ねしますので、学生の学びの為に、ぜひ情報提供にご協力いただけると嬉しい」とのことです。

どんなトッピング案が出てくるか楽しみ


追伸ですが、この授業中にCS放送の旅番組の取材が飛び込みで入り、有名タレントの方からインタビューを受けました。

【半田 健康科学部】半田赤レンガ建物活用案を展示しました

 
健康科学部福祉工学科 バリアフリーデザイン専修3年生により、半田赤レンガ建物の活用提案の展示がおこなわれました。
9月9日(土)〜14日(木)までの期間、赤レンガ建物内の共用サロンにおいて、「 エコロジカル建築設計演習」の一環として制作した提案内容のパネルと模型を設置いただきました。
 

これは、8/11に11名の学生が提案内容のプレゼンテーションを行い、駐車場やハウジングセンターのエリアも含めた建物の活用案として、どのような空間にすればどういった効果が得られるかを検討した成果を発表した際に作成したものです。
 
 

赤煉瓦倶楽部半田の馬場理事長に案内をいただき、一般には公開されていない赤レンガ建物の2階を特別に視察させていただいた経験を踏まえた2階部分の宿泊施設化の提案など、赤レンガ建物の歴史や周辺の環境を考慮しながら、学生それぞれの目線での活用提案が行われました。

 

坂口大史助教による「 エコロジカル建築設計演習」では、赤レンガ建物以外でも、亀崎地区の空き家対策をはじめとしたまちづくりの活動に参加したりと、半田市をフィールドとした活動を積極的に行っています。

【東海】認知症啓発イベント オレンジフェスティバル in 太田川が開催されました

台風一過の9月18日(月・祝)東海市太田川駅西大屋根広場で、「オレンジフェスティバル in 太田川」が開催されました。
このイベントは、地域で暮らす市民の一人ひとりが認知症を「ジブンゴト」として想い考えるような意識を醸成し、やさしい気持ちでつながりを持ってほしいと、一般社団法人東海青年会議所が企画しました。
多くの事業所が関わる中、本学の社会福祉学部、経済学部、看護学部、国際福祉開発学部の学生7名が、学部の垣根を超えてボランティアに参加しました。
この日は、お子さんを中心に認知症への理解を促すため、バルーンアートの制作をしたり、ブースでクイズラリーの受付を担当しました。

また、社会福祉学部の学生が、子ども達へ認知症理解を深める目的で制作した紙芝居を披露しました。看護学部の学生も助っ人に入り、発表を行いました。紙芝居を多くの人に見てもらえるように、知多メディアスネットワークさんがモニターを用意してくださいました。
また先日、社会福祉学部の学生が、富木島小学校で4年生に対し紙芝居を披露しましたが、その児童が大学生ブースを訪れて、お礼の声をいただきました。

一方、東海市芸術劇場の一室ではVR認知症体験会が行われ、体験会に参加した学生は認知症を「ジブンゴト」として感じ、考える機会となりました。

イベントには多くの方々が訪れ、用意したバルーンアートは品切れし、ブースの対応に追われましたが、様々な方と交流し楽しく活動を行いました。

長時間の活動でしたが最後は笑顔でポーズ!

【美浜 社会福祉学部】SL~子どもの冒険遊び場で~

サービスラーニング(SL)とは、1980年からアメリカで始まった教育活動の一つであり、「社会活動を通して市民性を育む学習」のことです。
現在、夏休み期間を利用し、学生が地域でボランティア活動に取り組んだり、さまざまな市民活動に参加しています。その中で、社会を見つめる基本的な力や課題について理解を深め、広い意味で仕事をするために必要なものの見方や判断力を身につけながら、市民性を育むことを目的として、学習に取り組んでいます。
ただ今、知多市にある、冒険遊び場「そうりプレーパーク」では、3人の学生が学んでいます。学生たちは、まず、こんな目標を立てました。

「そうりプレーパーク」の案内看板に貼付


サービスラーニングが始まる前に、この「ひみつきち」の構想を練りつつ、ロープワークを学びました。学生たちは、慣れない作業に苦戦しながらも、子ども達と竹を切ったり、遊んだり、熱心に取り組んでいました。

ロープワークをチェックする学生


慣れない手つきでロープを巻く学生


子どもと積極的にコミュニケーションをとる学生


子どもの竹伐りを見守る


このプレーパークを運営するNPO法人新青樹の理事長 竹内より子さんは、「積極的に子どもたちとコミュニケーションをとるように。また子どもの話をよく聞くように」とアドバイス。子ども達の話を聞き、「ひみつきち」は子どもたちのニーズに対応しながら制作。また、「ひみつきち」を作る上で、「子どもの命を預かる身、間違ったロープワークは命にかかわるので、ダメなものは容赦なく解体します。」と指導を受け、責任の重さを感じながら作業を進めて進めていました。子ども達と作る「ひみつきち」は無事、完成できるといいですね。

「日本福祉大学COC中間成果報告フォーラム」開催します!


この度、「日本福祉大学COC中間成果報告フォーラム」を開催することとなりました。
本学は、2014(平成26)年度より、文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の採択を受け、本年度で4年目を迎えています。
本学が目ざす「持続可能な『ふくし社会』を担う『ふくし・マイスター』の養成」で、これまで知多半島の自治体や地域の皆様と相互に関係を持ちながら進めてきた地域課題に向けた取り組みを振り返り、COC事業に関する成果や課題をあらためて共有する場となれば幸いです。

皆様のご参加をお待ちいたしております。
開催概要
日時:2017年9月8日(金)13:30~16:30(受付開始:13:00)
会場:日本福祉大学 東海キャンパス C201教室
東海市大田町川南新田229(名鉄「太田川」駅徒歩5分)
※公共交通機関をご利用ください。
参加費:無料
参加対象:地域住民の方、行政・社協・NPO・企業の方、学校関係者・学生の皆さん
ご参加申込みフォーム
https://goo.gl/forms/0rOHLFM7TXvCvLeg1

【半田・健康科学部福祉工学科】日タイ3大学共同による「亀崎景観ワークショップ」が実施されました


日本福祉大学と椙山女学園大学、来日中のタイ スィーパトゥム大学と三大学共同で亀崎地区の景観調査に取り組みました。スィーパトゥム大学と椙山女学園大学は2015年、交換留学に関わる協定を締結しており、椙山女学園大学の村上心教授が半田市ふるさと景観賞の選考委員長を務めたことなどから今回の景観ワークショップが企画されました。
今回訪日外国人から見た町の魅力や可能性をまちづくりに生かすことが狙いで、三大学から約40人が参加しました。タイの学生は亀崎地区のシェアハウスなどに滞在し、本学生と椙山女学園大学生とともに町歩きなどを通じて現地調査を重ねました。
7月12日(水)には本学の半田キャンパスで中間発表会が行われ、学生から亀崎駅周辺を観光向けに改良することや、土産用の和菓子作りが体験できる場所の整備など、5グループごとに提案されました。
7月15日(土)クラシティ3階で最終発表会が開かれ、学生たちが調査の成果を報告しました。
日本福祉大学健康科学部福祉工学科の坂口大史助教は「地域の魅力を世界に発信することが求められている中、インバウンドの視点は重要。学生にとって国際交流の機会にもなる」と話されました。

【美浜・子ども発達学部】「総合演習I」地域で採れた野菜を使った料理コンテスト

7月19日(水)、美浜キャンパスにおいて、「総合演習I」(山本和恵ゼミ)の一環として、地元の野菜を使った料理コンテストが行われました。
先日、農業体験をおこなった学生たちが、7つのグループに分かれ、主食・主菜・副菜を意識し、バランスを考えながらそれぞれに創意工夫を凝らしたメニューを検討し、各グループごとに調理を行いました。
前回の様子:
【美浜・子ども発達学部】「総合演習I」~食と地域連携をテーマとした農業体験~
自炊に慣れた学生と料理経験のない学生が協力して教えあいながら、複数品目の料理を並行して作っていきます。





当日は、地元の農家さんからの野菜の差し入れがあり、急きょ新鮮なミニトマトやキュウリ、ナスなどをメニューに追加するグループも。


すべてのメニューが完成!
審査員に農業体験の講師、橋本千尋さんと地域連携アドバイザー廣澤節子さん、地域連携コーディネータ1名を加えた3名で採点を行い、1位から3位のグループが選ばれ、最後はそれぞれのグループのメニューを試食しあいました。





 
食欲が落ちる暑い時期に合わせたメニュー作りなどの配慮がされ、夏野菜の特徴を生かした料理など、それぞれのグループごとに考えられたメニューのなか、茄子を中心としたバランスの良いメニューのチームが1位となりました。メニューは、トマトときゅうりを乗せた素麺/茄子の肉巻き/茄子の素揚げのほか、茄子入りのマフィンという、意外性のあるデザートが好評でした。

草取りから始める畑づくりと野菜の植え付けや栄養バランスを考えた多品目の調理など、日ごろ料理をすることがない学生にとって「食」について考えるきっかけとなり、農業の盛んな地域であるという愛知県/知多半島の新たな側面を知ることができました。また、将来子供達を教えることになった際などに向け、「食育」を考えるきっかけになったのではないでしょうか。