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【美浜】ふくしフィールドワーク実践「㋯んなで㋩っしんする㋮ちづくり」

2月16日(土)から18日(月)全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(美浜)」(担当:植田真帆スポーツ科学センター助教)が開講されました。この科目は、文部科学省「 地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された取り組みで、知多半島の市町の地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶことを目的としています。
美浜キャンパスでは、社会福祉学部、子ども発達学部の学生が参加し、「ふくしスポーツを核にした地域の関係づくり―異年齢間の交流を通じて―」をテーマに、美浜町民を対象としたスポーツやレクリエーションでの交流を通して、地域のつながりを深めることができるプログラムの企画・準備・運営を行いました。

本科目の導入講義が1月12日(土)に学生(社会福祉学部、子ども発達学部)とみはまスポーツクラブ ボッチャサークルのメンバー、南知多ビーチランドの職員が参加し、オリエンテーションが行われ、グループワークやボッチャ体験を通じて地域の方と交流をしながら、2月17日に実施するイベントの打合せを行いました。

2月16日(土)は、美浜町スポーツ推進委員会が主催するカローリング大会に参加し、準備や受付も一緒に行いました。カローリングとは、氷上のカーリングをフロアに置き換えたスポーツです。「誰もが気軽にできるカローリングを通じて美浜町を元気にしたい!」というスポーツ推進委員さんの熱い思いを形にした第1回大会は、学生含め約50名が参加し、楽しみました。学生は「はじめてやるスポーツで、ルールも難しかった。点数は取れなかったけど、楽しかったし、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツだと思った。」と感想を話しました。
 
その後、翌日の南知多おもちゃ王国の共催で開催する「おやこでランRUNスクール」イベント準備を行い、2月17日の当日を迎えました。
その様子はコチラ↓の写真をクリック
2月18日のふりかえり講義では、「第1回カローリング大会」と「おやこでランRUNスクール」の2つのイベントの企画・運営を通して、自分たちが感じた美浜町の地域の良さ・強み、経験からの学び、そして課題について話し合いを行いました。全員が「準備の大切さや行動すること、他者との協力することの重要性を感じた」と話しました。
 
そして今回、地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶ取り組みとして、各専攻を活かした役割分担ができ、参加者に支えられイベントを成功させることができました。参加した学生は、「実際に地域の方と関わって、高齢者が元気で、みなさん温かい人だと感じた。地域住民が地域の人のために一生懸命動いていることが分かった。もっと団体同士の横の繋がりができたら、さらに良くなるのではないかと思う」と感想を話しました。
また植田助教は、「地域コミュニティを活性化するためには、いろんな分野の人と人が繋がり、地域の中にある資源(人材や施設等)を発見し、それを活かす取り組みが必要である。今回の講義では“スポーツ”をキーワードに地域を知り、調べ、関わり、“具体的に動く”ことで学びを深めてきた。スポーツは、年齢や性別、障がいや国籍を問わず多様な人々の交流を深めることが可能である。今回の経験を通して、地域の繋がりをさらに広げ深める“結ぶ力”を培うきっかけにしてほしい」と学生への期待を話しました。

【美浜 スポーツ科学部】「スポーツフィールドワークⅠ」にっぷくはつらつ教室

 11月17日(土)、地域志向科目「スポーツフィールドワークⅠ(担当教員:城川哲也教授、山根真紀准教授、)」を履修している学生が、美浜キャンパス スポーツ科学部棟「SALTO」の体育館で、中高齢者を対象とした『にっぷくはつらつ教室』を実施しました。

この取組は、スポーツ科学部2年の地域志向科目「スポーツフィールドワークⅠ」の一環で、美浜町保健センターの協力のもと、みはまスポーツクラブと共催で行われています。学生たちが、中高齢者を対象にストレッチングや筋力運動、認知トレーニングやレクリエーションなど、毎週土曜日8回にわたって様々なプログラムを実施しています。

学生たちは、当日を迎える前にゼミでリハーサルをし、先生と他の学生たちからの意見や助言を受け修正を行います。そして、当日も開始2時間前から準備と最終確認のリハーサルをしました。

 
 
 
 
 
今回で6回目となる『にっぷくはつらつ教室』は、顔なじみの方も増え、「ここへ来るたびに若返ていく」という参加者を学生たちは笑顔で迎え、受付と健康チェックを行いました。

 
 
 
 

11時スタートです。学生たちの自己紹介の後、準備体操として、ラジオ体操とチューブを使った筋力トレーニングを行いました。一つ一つの動きがどこの部位に効いているのか、参加者はできているか、様子を確認しサポートながら進めていきます。

 
 
 
 

 
次に体が温まってきたところで、コグニサイズです。コグニサイズとは、英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)として開発されたもので、「あたま」と「からだ」の体操を同時に行います。
学生たちが考えたコグニサイズのプログラムで、リズム良く頭と体を動かしました。

 
 
 
 

続いてドッチビーを使ったレクリエーションです。ドッチビーとは、布製のフライングディスクです。練習では、学生たちが投げ方やまっすぐ飛ぶコツをレクチャーしながら、ドッチビーでキャッチボールを行いました。ドッチビーに慣れたら、グループ対抗のゲームです。参加者と学生の混合チーム、4つのグループで、2つのゲームを行いました。参加者も学生も終始笑顔で、思い切り走り、汗を流しました。


 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

最後にクールダウンです。すぐに座ろうとする参加者の筋肉をほぐすために、体育館一周のウォーキング、その後ストレッチングをしてこの日のプログラムは終わりました。


 
 
 
 
 
参加者は、「学生さんたちが上手にサポートしてくれて、頭と体を動かすことができ、楽しませてもらった。一生懸命で分かりやすい説明だった。若返りました。また参加します。今後も続けてほしいです。」と感想をいただきました。
今回プログラムの企画運営をした学生の1人、中塚早紀さんは、「回数を重ねたことで、参加者の様子や運動能力を踏まえ、前回より難易度を上げて楽しめる内容を考える事が大変だった。難しいプログラムだったけど、参加者が前向きに取り組んでくれ、楽しそうだったのでよかったです。」と感想を話しました。