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【半田】ふくしフィールドワーク実践「一人の暮らしを皆で支える地域包括ケア」

2月20日(水)~22日(金)の3日間、クラシティを拠点としてふくしフィールドワーク実践(半田)が開催されました。

ふくしフィールドワーク実践(半田)は地域課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に実施されたもので、社会福祉学部・健康科学部(情報工学)・看護学部の学生16名が「連携」して半田市での課題を検討することができました。

課題の事例検討については、半田市社会福祉協議会、半田市障がい者相談支援センター、半田市在住の杉江徳長さんの協力により実施されました。地域特性や対象者の理解をすすめる上で、半田市社会福祉協議会や半田市障がい者相談支援センターの福祉専門職の知見が、学生の学びを深めるうえで大切な存在となりました。

学生達は、杉江さんが在住する半田市のエリアのフィールドワークを行う中で、障がいがある方の「生活」がどのように成り立っているか、地域で生活をする上での課題は何か、解決するためには何が必要なのか等、当事者の方と語り合うことで講義の理解をより深めることができました。


また、今回のプログラムから、参加学生はそれぞれの学部の学びを学生同士が横断的に共有・活用することで、一人の障がいがある者の「生活」を、多職種連携を意識した課題解決に具体的に取り組み、最終日には半田市に潜在化している課題の解決方法の提案について、以下の4提案を行いました。

<学生の提案>

  1. 半田市民病院移転による駅周辺の人々の交通手段
  2. 肢体不自由児がいる家族の介護負担軽減に向けて
  3. 気管切開のある子供が通える保育園~半田市の事例を活かして~
  4. 医療ケア児が住み慣れた地域で暮らしていくためには~医療ケア児の家族が地域で暮らしていきたいと思える支援へ~

参加学生からは、本講義に参加したことで良い学びになったことの声が多く聞かれ、これから数年後に迎える就職後に向けて、より課題や目標が明確になったことと思います。

日本福祉大学COC事業最終成果報告フォーラムを開催します


日本福祉大学では、2014( 平成26 )年度より文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の採択を受け、知多半島内の自治体や民間団体等と相互に関係を持ちながら地域課題の解決に取り組んで参りました。
今回のCOC事業成果報告フォーラムでは、この5年間の活動実績について報告し、本事業で得た成果・仕組みと持続可能な地域における地(知)の拠点大学のあり方を考えることを目的に開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。
【開催概要】
日時:2019年2月26日(火)13:30~16:30(受付開始:13:00)
会場:日本福祉大学美浜キャンパス 11号館3階(コミュニティセンターホール)
愛知県知多郡美浜町奥田(名鉄知多新線「知多奥田」駅徒歩すぐ)
参加費:無料
参加対象:地域住民の方、行政・社協・NPO・企業の方、学校関係者・学生の皆さん
ご参加申込みフォーム

【健康科学部】とよたエコフルタウンを見学しました


2018年11月17日(土)、健康科学部福祉工学科建築バリアフリー専修の「建築デザイン入門」と「環境建築入門」を受講する1年生が「ふくしコミュニティプログラム」※の一環として、愛知県豊田市にある「とよたEcoful Town」の見学を行いました。
とよたEoful Townは、「無理なく、無駄なく、快適に続けられる低酸素社会の実現」に向けて、豊田市の取り組みを”見える化”しわかりやすく伝える情報発信拠点です。この中には、21社の企業が出展しており、低炭素な暮らしや交通、産業など各分野の先端環境技術が体験できます。

 
学生たちは2つのグループに分かれて、スマートハウスの見学や環境先端技術を体感できるパビリオンの見学を行いました。橋本圭央助教が担当したグループは、はじめにスマートハウスの見学を行いました。施設の方からスマートハウスについてシステムや建物の建材や構造について説明を受けました。

屋外の展示ブースでは、「これから壁面緑化は、(都市空間をデザインする上で)重要なパースになっていくからよく見ておくように」と教員から建築デザインの視点が伝えられると、学生たちはその場から一歩近づいて、構造がどうなっているのかや建築への取り入れ方など新たな気付きを得ていました。
滞在時間は2時間ほどと長くはありませんでしたが、学生たちは水素ステーションの担当者との会話の中から普段は見せてもらえない水素が燃えている燃焼炉を見せてもらったり、パビリオンの中にある建築を見て回っており、キャンパスの中では体験できない時間を過ごしていました。この見学ツアーの企画をしている坂口大史助教は、「1年生の内に、地域にでて、いろいろなものに触れることが大切」と、それぞれ関心や興味に応じて施設内を積極的に見学する学生たちをみて満足げに話をしてくれました。
※「ふくしコミュニティプログラム」とは、5つのステップ(①地域を知る、②地域を調べる、③地域と関わる、④学習を深める、⑤成果をまとめる)を組み合わせた学習するプログラムで、全学部の1年次全員履修の科目や演習科目でおこなわれています。
ふくし・マイスター
とよたEcoful Town

【半田】亀崎としょかんまつり用に「平成の樹」を制作しました

11月10日(土)、亀崎図書館の出口付近に坂口ゼミの学生が木のモニュメントを制作しました。
平成2年に建築された亀崎図書館は、地域の人に愛される場として利用され続け、平成の時代を生きてきました。今月11月25日(日)に、平成最後のとしょかんまつりを行うにあたって、坂口ゼミの5名の学生と亀崎図書館が連携して企画を立案し、地域の人の亀崎図書館に対する思いを共有するためのモニュメント「平成の樹」を制作するに至りました。

このモニュメントは坂口ゼミが普段行っている亀崎こども建築塾のノウハウを活かし、木材を太いゴムで接合することで作られています。図書館の利用者は樹の葉っぱ型のカードに亀崎図書館に対する思いを記入し、それを紐でくくりつけて葉っぱを増やしていくことや、枝を自由に付け加えて新たな広がりを作ることができます。
このモニュメントのコンセプトは「決まりがない」こと。亀崎におけるまちづくりの活動と同じように、どれも規則性があるものではなく、予測できない広がりが生まれていくことを表現しました。
制作を行ったバリアフリーデザイン専修4年の吉見康弘さんは、「思い思いに自分の樹を1本加えて、亀崎のみんなで一つのものを作り上げたい」と意気込んでいました。
この「平成の樹」はとしょかんまつりの日に完成となり、2週間程度の展示を予定しているということです。

また、今回のプロジェクトにおいては、地元の木材プレカット工場「シンホリ」に木材を提供いただきました。カード型の葉っぱも木材をカンナで削った際に出たものを分けていただきました。
地域の公共施設と企業と大学、亀崎であらたなコラボレーションが始まりました。このような地域全体での連携事業を通じてまちの思い出を紡いていくことは、亀崎にとって非常に有意義なことになるのではないかと感じる一日となりました。

【半田】イベント「ろじうら」で日頃の研究を展示発表しました

今週日曜日に亀崎で「ろじうら」というイベントが開催され、そのイベントの企画の一部「亀崎地域大学」でバリアフリーデザイン専修の坂口ゼミの学生達が日頃の活動を展示発表しました。
亀崎地域大学は、亀崎地区で研究を行っている大学生の活動や研究をまとめて展示したもので、今年度は本学の坂口ゼミの他、名城大学の生田研究室、椙山女学園大学の橋本研究室が参加しました。
会場は望洲楼本宅。料亭望洲楼の旧店舗であり、明治十一年に住宅兼店舗として建築された歴史的な建物です。
坂口ゼミの学生達は日頃心に地元のあらゆる世代の方々と一緒に亀崎地区で行っている「亀崎こども建築塾」「建築ものづくり塾」の活動を中心にパネル展示しました。途中、こども建築塾に参加したことのある小学生が在廊した学生に声をかけて仲良く話をしている姿も見受けられ、日頃のまちの根ざした活動と良好な関係性を実感する一日となりました。

椙山女学園大学生活環境デザイン学科の学生は、亀崎のまちの要素をとらえたインスタレーションを11月から「街かどサロンかめとも」で開催するということで、今と昔の亀崎の姿を比較した研究展示を行いました。

名城大学理工学部建築学科の学生たちは亀崎の観月亭に着目し、模型を使いながら観月亭の新しいカタチを提示したり、亀崎の未来を担う子どもたちに着目したものづくり拠点の提案・ヒアリングを行ったりしました。

普段なかなか他大学の学生と一緒に活動をする機会の少ない学生たちにとって、今回のような同じ地域を研究フィールドとする学生同士が一堂に会することは、現時点の自分の位置を認識するいい機会になり、学生にとって刺激的な一日となったようです。
大学の垣根を超えて、これからもよい研究生活を送ってほしいと思います。

【半田】3Dプリンターデジタルものづくり体験講習会を開催します!

今週日曜日、10月14日(日)に3Dプリンターを使ったデジタルものづくり体験講習会を開催します。
前回開催時も非常に好評だったこのデジタルものづくり体験では、3Dプリンターを使ったストローホルダーづくり、こんな道具が作れたら…を考えるワークショップなどを行う充実の内容を予定しています。
※前回のデジタルものづくり体験講習会の様子
福祉・医療の分野でも支援機器の制作に3Dプリンターが活用され始め、特別支援教育やリハビリテーション、福祉用具の相談場面などでこの技術が役立てられているため、福祉・医療専門職として従事する方に特におすすめです。
※前回のデジタルものづくり体験講習会の様子
参加をご希望の方は下記メールアドレスに必要事項をご記入の上、お申込みください。
申し込み・問い合わせ先:wata-t@n-fukushi.ac.jp
申し込みの際の必要事項:お名前、所属、職種、連絡先メールアドレス、電話番号
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日 程:2018年10月14日(日)
時 間:13:30 – 16:30(受付は13時~)
場 所:クラシティ3F 市民活動ルーム
定 員:15名(先着順)
参加費:無料
講 師:日本福祉大学 田原美智子 教授(リハビリテーション学科)・金森克浩 教授(スポーツ科学部)・渡辺崇史 教授(福祉工学科)
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プログラム
13:30 – 13:40 オリエンテーション
13:40 – 14:10 【講義】3Dプリンターの基礎
14:10 – 14:50 【実習】道具をつくってみよう
14:50 – 15:00     休憩
15:00 – 15:30 【講義】利用者に合った道具作りの基礎
15:30 – 16:20 【体験】便利な道具を考えてみよう
16:20 – 16:30 質疑応答
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【半田】クラシティ活性化提案の展示を行っています

7月24日に行われたクラシティ活性化のための学生による提案のいくつかがクラシティ3Fの市民交流プラザに展示されています。
提案を行ったのは健康科学部バリアフリーデザイン専修の3年生。

クラシティの建物だけでなく、周辺地域の課題や特性を読み解きながら、それぞれの提案をパネルと模型に落とし込みました。

中にはJR半田駅をクラシティ・知多半田駅を400mもの渡り廊下で繋ぐという壮大な提案もあります。
建築を学ぶ学生のフィルターを通してこの知多半田駅周辺を見た時に、どういった点を課題を感じているのか、パネルと模型を見ていると少しずつわかってきます。
ぜひ学生たちの描くクラシティの未来を御覧ください。

【半田】オリジナルの椅子を制作しました

健康科学部バリアフリーデザイン専修の村井裕樹准教授のゼミ生4名が、オリジナルの椅子制作を行いました。

今回学生たちが制作した椅子のテーマは「つつむ」。全身を包み込むようなフォルムにし、くつろぎと快適性を重視したデザインにしました。
制作にあたっては、常滑で木工家具の制作を行っているTOALHANTの谷本さんにアドバイスをいただきながら、プロジェクトを進めてきましたが、初めて1/1スケールを作るものが、かなり難易度の高い「椅子」ということで、頭の中で考えていることと実際にできることのギャップを感じながら、それでも粘り強く頑張ってきました。
発表会の中で学生からは木工における専門的な言葉がいくつも飛び出し、これまでの学生たちの本気具合が感じられました。
また谷本さんからは、「肘掛けの椅子だと、誰が見てもわかる点がいい。また細かい点はいろいろあるが、試行錯誤したことが作品から伝わっているので、とてもいい経験になったと思う。」と講評をいただきました。
実は、今回のプロジェクトは冬から始まっていたもので春までに終わる予定をしていましたが、スケジュールの遅延や就職活動期間を挟んでしまったことにより、結局半年以上の長期プロジェクトになってしまいました。
途中、学生からは椅子の難易度の高さに直面し「制作するものをスツールに変更したい」と谷本さんに申し入れましたが、「やりきることが大事」と、そのままの椅子を制作することになりました。
今回のプロジェクトでは谷本さんから多くのことを学びました。それは家具作りのことだけでなく、社会人として仕事に向かう真摯な姿勢や、チームで共同して一つのものを作り上げていくことなど。これから社会にでる学生にとって、大切なことばかりです。
本気になって椅子づくりに向き合ったこの経験を春からの社会人生活でも存分に活かしてほしいと思います。

【半田】ダンスイベントの学生サポーターを務めました

9月16日(日)に半田市の雁宿ホールで、さまざまなジャンルのダンスフェスティバル「DANCE MIX」が開催されました。
2回目の開催となる今年は全17団体が出演し、どの団体も熱のこもったパフォーマンスを見せてくれましたが、開催にあたってはダンスに関わる高校生・大学生がDANCE MIXサポーターとして、運営の下支えをしてくれていました。

本学からも半田キャンパスのリハビリテーション学科の学生2名がDANCE MIXサポーターを務めていましたが、この日のために春から企画の立案や準備を進め、当日は、イベントが円滑に開催されるための注意事項のパフォーマンスや、会場の案内などを行ってくれました。

学校の学びだけでなく、自分の興味のあることや得意を活かして地域の中で貢献する、そんな地域とのかかわりも素敵だなと思わせてくれるよい機会となりました。
「ダンスでまちを盛り上げたい!」彼女たちのそんな思いがこれから徐々に伝播していけばいいなと思います。