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【地域研究プロジェクト報告会】〜私たちが活動を通して得た学び

【地域研究プロジェクト報告会】〜私たちが活動を通して得た学び〜

1月27日(火)、地域研究プロジェクトの報告会が開催されました。
この報告会は、各プロジェクトのリーダーが11月から集まり、紆余曲折を経ながら、議論して行われることになりました。テーマである〜私たちが活動を通して得た学び〜は、リーダーによるブレインストーミングから生まれたものです。
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会場には、2、3年生を中心に、1年生や履修生以外の学生、教職員、地域の方々など、約120人が集まりました。
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1期生が築いた礎の上に、2期生が1年半のプロジェクト活動を通して、学んできたことをプロジェクトごとにプレゼンテーションを行いました。その後、会場からの質疑応答の時間では、報告内容が豊かであったために、会場からは積極的で実のある質問が寄せられ、それに誠実に応える学生の姿がありました。
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健康プロジェクトを担当された松井健先生からは、「学生からネクタイをプレゼントしてもらった」というエピソードが語られ、「私がいなくても主体的に準備をしていて本当に一年半で大きく成長してくれた」と、学生に温かいメッセージが届けられ、学生たちはそれを聴きこぼさないようにしっかりと受け取っていました。
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最後に、経済学部長の上田和宏教授からは、「昨年の報告もよかったが、今年は、本当に学生の成長を感じることができる報告をしてくれた。一期生、二期生と続いたことで、一年半の限られた時間の中で、しっかりと成果を残すことができた。」と、プロジェクトが継続して発展していることを評価され、「来年はさらに上をいく報告を楽しみにしたい。」と総評されました。

【地域研究プロジェクト】フードPJ)~「皆福米」を収穫しました~

2014年9月17日

 日本福祉大学では、地域貢献をテーマに「あんしん」「にぎわい」「つたえる」の3つの要素をコンセプトとして、経済学部と社会福祉学部の学生を対象に、正課科目『地域研究プロジェクト』を開講しています。この科目は課題解決型学習手法のPBL(※1)を導入したもので、現在、科目内で7つのプロジェクトを展開しています。その1つで、「観光農園の研究と農作物の生産、加工、販売」をテーマとするフードPJ(担当教員:加茂浩靖経済学部准教授)では、 「皆福米(かいふくまい)」と称した米づくりを行っており、 9月11日(木)に稲刈りが行われました。

 5月8日(木)に田植えを行った約10aの水田は、8月に台風に見舞われましたが、すくすくと成長し収穫の時を迎えました。地元農家で水田を提供する久綱さんから、鎌の使い方や、稲の結わい方を教えてもらいながら、慣れない手つきで刈り取りはじめました。上級生たちは、なかなかうまく結わえない下級生を見ると、「ココで挟んでやるとやりやすいよ」などのコツをを教える姿がみられました。刈り取られた稲は稲架掛け(はさかけ) にして、天日干した後に脱穀を行います。最近では、あまり見られなくなった光景で、ほとんどの学生が知りませんでした。

 稲刈りに参加した山田恵美加さん(社会福祉学部3年)は、「今年は雨の日が多く、私たちが植えた苗がちゃんと育つかどうか心配だった。刈ることができるくらい育ち、とにかく嬉しい。稲刈りにはプロジェクトの後輩たちも参加したが、途中で雨が降ってしまい最後まで作業できなかったのが残念。収穫後には脱穀や精米、商品化などが控えており楽しみにしている」と意気込みを語りました。 山田さんは、半年前に、福祉施設でも質の高い商品をつくっているということを知り、「将来、仕事に活かせかもしれない」と話してくれたのが印象的でした。

 プロジェクトでは、刈り取った稲を天日干しにし、オリジナルパッケージをして「皆福米」という名称で11月の名古屋消費生活フェアで販売を行います。

※1:PBL(Project-Based Learning)とは、実践的な教育手法の一つで、「プロジェクト型学習」や「問題解決型授業」と言われています。この手法の特徴は、教員の役割は何かを教えることではなく、学生の学習を支援することです。また、自治体をはじめとする地域関係者と組織的に課題に取り組むことにより、問題設定・解決力、コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、創造性など、社会人基礎力に位置付けられる能力を養います。

【地域研究プロジェクト】VCPJ~長野県辰野町で地域おこし事業に参加しました~

日本福祉大学では、地域振興をテーマに「安心」「にぎわい」「つたえる」の3つの要素をコンセプトとして地域研究プロジェクトを社会福祉学部、経済学部を対象に開講しています。人との繋がりによる地域活性化をテーマに学びを深める「ボランティアコーディネートプロジェクト(指導教員・後藤順久経済学部教授 以下、VCPJ)では、長野県辰野町川島地区での地域おこしに協力しており、10月31日に同地区で開催された「第20回横川峡紅葉まつり」に学生や教職員9人が参加しました。

◆川島地区の紅葉は真っ赤に染まり、澄み渡る青空のもと行われました

 日本福祉大学と長野県辰野町、辰野高校は2007年に交流連携協定を締結し、辰野町から川島地区に至るアクセス道路に花を植える花街道整備や川島小学校への支援など地域の皆さんと交流を続けてきました。活動に参加した村上康介さん(2015年度は休学)が、今年4月から辰野町で初となる地域おこし協力隊として赴任するなど、着実な成果を積み上げてきています。活動は周囲の山々の木々が紅葉で赤く染まり、清々しい青空に包まれるなか活動は会場設営から始まりしました。学生たちは地域の皆さんとともに、テントの設営や物品の搬入、什器の設置などを担いました。祭りがスタートすると、バザーの販売や関東東北豪雨への募金活動、苗木配布のほか、地域のゆるキャラとなり子どもたちと接するなど忙しく動き回りました。このほかに、大学独自の企画としてVCPJが各地で取り組んでいる「防災紙芝居」を上映しました。この紙芝居は災害時に弱者となってしまう子どもたちを対象に、日頃から備えることの大切さを上映により理解してもらうだけでなく、保護者との話題とすることで地域の防災力の強化をねらいとしています。通常は本学の学生のみで行われてきましたが、今回は会場のボランティアとして参加していた信州豊南短期大学の学生とともに、非常持ち出し袋の常備や伝言ダイヤルについて紹介する「地震編」が上映されました。

◆川島地区のみなさんと協力して設営から運営に携わり、交流を深めました

 活動に参加した社会福祉学部3年の西村早恵さんは、「今年6月にも辰野町を訪れ、川島地区の子どもたちと交流したり、花街道の整備でドーム菊を植栽する取り組みに参加した。今回は地域の皆さんと祭りの準備や運営等で関わることができた。物品の販売やボランティアを含めた全ての方が地域を盛り上げてい期待という思いを語ってくれた。大学の学びでは、地域住民の意識を変えることに自治体等が苦労していると聞いていたが、川島地区はおういう意味では進んでいる地域であると感じた」と感想を語りました。

◆防災紙芝居には信濃豊南短期大学の学生も急きょ参加し実施されました

◆6月の活動で植栽したドーム菊が黄色い花をつけるなか、川島振興会の船木会長と記念撮影

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