7月12日(木)、美浜キャンパスにおいて、「総合演習」(山本和恵ゼミ)の一環として、農業体験を通じて譲り受けた農作物を使った調理体験と料理コンテストが行われました。担当の山本和恵助教は、「農業体験を通じてお礼に譲り受けた農作物を使って、支援対象者向けの料理を作ることで、旬の食材を理解し、食材廃棄を失くし、感謝する気持ちを育むこと。そして、料理を作る意欲を沸かせて健康にも繋げていきたい」と講義の目的を話しました。
今回は、先日農業体験をおこなった学生たちが、7つのグループに分かれ、この季節に収穫された野菜を使い、高齢者・子どもなど対象別に献立作成をし、各グループごとに調理を行いました。
2018年6月21日の農業体験の様子
【美浜 社会福祉学部】農業体験を通して課題を見つけ出す
当日は、農業体験をさせていただいた地域連携アドバイザーの廣澤さんの畑からいただいたお野菜を使って、自炊に慣れた学生と料理経験のない学生が協力して教えあいながら、複数品目の料理を並行して作っていきます。
学生たちは、高齢者や障がい者、子どもなどそれぞれ設定した対象者向けの料理をカロリー計算しながら、いただいた野菜を余すことなく創意工夫して盛り付けました。
この日は、先日の農業体験でゲスト講師をしていただいた出口崇仁さんに、仕事の合間を縫って審査員としてお越しいただきました。
出来上がった各グループの料理を、参加者全員で試食し採点を行い、1位から3位のグループを選びました。どのグループも、季節の野菜を取り入れながら、対象者に合わせたメニューや味付け等を工夫した中で、1位は中学生向けロコモコ丼を作った3班でした。
学生の尾崎克仁さんは、「最初は全貌がみえなくて不安が大きかったけど、みんなと協力して美味しいものができてよかった。サンドイッチの見た目が悪くなってしまったのが残念。味付けの調整が難しかった。」と感想を話しました。
また、大田美沙希さんは、「普段料理を作らないから、大変だった。高齢者の好みや味付けを調べることが難しかった。でもみんなで一緒に作ることが楽しかった。」と感想を話しました。