Category Archives: 学ぶ

【半田 社会福祉学部】亀崎駅前の拠点づくり


7月13日(木)、半田市社会福祉協議会が主催する亀崎地区のふくし井戸端会議が、紀伊國屋駅前支店で開催され、地域の方々と社会福祉学部1年生の佐藤大介ゼミの学生が一緒になってその活用方法を考えるワークショップを行いました。

今回のワークショップでは学生がファシリテーションを行いましたが、そのために学生たちは数日前からシミュレーションを繰り返して準備をすすめ、この日を迎えました。

 
 
 
ワークショップでは、この場所をどんな雰囲気のしていきたいか、どんな設備が欲しいか、どう利用したいかなどをざっくばらんに話し合いながら、出てきた意見を付箋紙に書き出していき、それをグルーピングしていきました。
 
 
本番では、少し緊張した部分もあったかもしれませんが、参加者の笑いも誘いながら終始和やかな雰囲気でワークショップを進めることができたと思います。今回参加した佐藤ゼミの学生たちは、今後も亀崎のまちにお邪魔しながら継続してこの拠点づくりに関わっていく予定をしています。

このように地域の人達の意見を直接聞きながら一緒になって拠点を作っていくことは、学生にとって、多様な意見を知ることや、それをうまく合意形成していくプロセスを知る、絶好の学びの機会になるはずです。
今後も積極的にまちの人と関わり合いながら、まちの人から愛される拠点づくりに向けて頑張って欲しいと思います。

【東海 国際福祉開発学部】観光英語

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。
7月13日(木)に行われた観光英語(教員:山田さつき先生)の授業では、東海市のキャパス周辺のスポットを英語で紹介する授業が行われました。外国人ゲスト講師Micki Leggatt (ミッキー・レガット)さんを迎え、実践さながらのプレゼンテーションとなりました。

プレゼンテーションでは4つのグループに分かれ、事前にグループ毎に調べ学習を行い、東海キャンパス周辺のスポットを説明しました。
大宮神社、大田川、山車蔵、大池公園、聚楽園公園の大仏、和食のお店、古墳・・・
さまざまなスポットを紹介していきました。
特に再開発が進んだ太田川駅周辺ですが、一方で昭和の家屋に目を向け、瓦の屋根や黒塗りの木造家屋を紹介した学生もいました。

東海市の「大田の大楠」について説明する学生


偶然見つけた史跡について説明する学生


ゲスト講師のMicki Leggatt (ミッキー・レガット)さんは「自分の英語で話してほしい」とアドバイス。また日ごろから「イマジネーションを膨らませて、いろんな人と話をして欲しい、短いセンテンスでもいいので、日常的に英語を使って欲しい」と話しました。

【美浜 子ども発達学部】ふくしコミュニティプログラム 知多半島の文化


2017年7月12日(水)2限、美浜キャンパス子ども発達学部の「総合演習Ⅰ」(1年生ゼミ)において、知多半島の文化を学ぶ合同講義を実施しました。日本福祉大学では、すべての学部の学生が地域と関わる学び「ふくしコミュニティプログラム」を展開しており、地域のフィールド学習を行っています。

今回の合同講義では、ゲスト講師として「常滑屋」代表の伊藤悦子さんにお越し頂き、知多半島の豊かな食材や産物、町の魅力や人の想い・歴史、また常滑屋ができた経緯や認知症カフェ等の今までの取り組みについてお話して頂きました。
そして学生に対して、
「何でもやってみる。たくさんの経験をし、いろんな人に会うこと。そしてただでは起きない。
一見関係ないことのように思えても、必死にやることで全部が繋がってくる。そうすることで実現可能な夢となる。そしてその夢を人に話し・語ることで道が開ける。自分に責任を持つ、自分を信じる、自分を愛すること」と熱いメッセージを頂きました。
伊藤さんの話を聞き、兵庫県出身の学生は、「知多半島にこんな魅力的な街があることを知って、今度行きたいと思います」と知多半島のファンを増やすことができました。
また他の学生は、「地域のために長年取り組み続け、このようにカタチにして実現していることがカッコいい」とコメントを頂きました。
知多半島の文化を創り出していく姿を通して、一歩踏み出すことの大切さを学ぶことができました。

【美浜・子ども発達学部】「総合演習I」~食と地域連携をテーマとした農業体験~


7月5日(水)、美浜町内の上野間地区において、「総合演習I」(山本和恵ゼミ)の一環として、食と地域連携をテーマとした農業体験が行われました。

美浜町を中心に農業体験イベントを開催する杉山直生さんと橋本千尋さんの二人を講師に迎え、子ども発達学部の学生(1年次)が2グループに分かれて実施されました。
地域連携アドバイザーの廣澤さんの協力のもと、通常の「とるたべる」と同じ流れで、農作業(つくる・収穫する=”採る”)とご飯会(=”食べる”)が行われ、頭だけでなく全身で地域の農業を知る体験の場となりました。

草刈りから鍬で耕し、ならしてから畝(うね)をつくり、種をまくまでの一連の農作業と、新じゃがと天草を使ったところてんの料理体験とを、グループに分かれ、交互に行いました。

はじめは慣れない手つきだった学生も鎌や鍬といった農具の使い方を覚え、てきぱきと作業を進め、一面の雑草に覆われた畑が、1時間後には立派な畝の並ぶ畑になりました。

植えた後も何度も草刈りなどの手入れが必要なことや、種まきの際にも細やかなノウハウがあることなどを杉山さん達に教えてもらうなかで、学生たちからは、移住者であるお二人に、“なぜ美浜町で農業をしようと思ったんですか?” “移住のきっかけは?” といったさまざまな質問が飛びました。

並行して、廣澤くみ子さんの指導のもとにところてんを作ったり、新じゃがを盛りつけ運んだりと、食卓の準備を担当します。

農作業を終えたチームと食卓の準備を終えたチームが揃うと、質疑応答とともにご飯会が行われました。
参加した学生たちからは“農業の経験がなく初めて畑の作業をやったが面白かった”という感想とともに、事前リサーチを基にした地域の農業の特徴についての質問や野菜の育て方についての質問、杉山さん達が今のライフスタイルへ至った経緯など、さまざまな質問が続きました。
 
杉山さんからの総括でのお話しにあった、
“自分たちは学生の皆さんと比較的近い世代で、モノに困ったことがない時代に育っている。だからこそ食べ物を得る苦労や作る準備の大変さや、土から自分の口に入るまでのストーリーを理解することで、「食」についての感じ方が変わるんじゃないか。そういう思いで活動している。”
“農業へのこだわりやノウハウではなく、食べ物を得る大変さや楽しさを知多半島で学ぶ学生の皆さんには知ってほしい。”
といった内容のお話しが印象的でした。

移住者である杉山さんらの考えに触れながら、体験的に農業をしたり、くみ子さんとの交流も含めた「食」の学びの中で、学生たちもいろいろと感じるところがあったようでした。

【東海・経済学部】「東海市&カゴメの取組」

「地域社会と共生」(担当:後藤順久教授)の講義では、身近な地域社会の強みと課題を知り、4年間の学びを組み立てていきます。
7月3日(月)の講義ではカゴメ株式会社 上野工場 工場長 岩渕茂樹さんをゲストスピーカーとして招き、「東海市&カゴメの取組」について学びました。

カゴメ株式会社では「カゴメ発祥の地」であるまちの特性を生かし、東海市とトマトを通して市民一人ひとりの健康づくり及び地域の活性化を目的に、「トマト de 健康まちづくり協定」を 締結しています。東海市での取り組みを説明した後、マーケティングの話をしていただきました。「野菜生活」開発秘話や販売戦略などのお話をいただきました。

カゴメ株式会社様から試供品をいただきました。


最後に「未来の新入社員のメッセージ」として、常識力、あいさつ力、コミュニケーション力を備えた新入社員を目指してほしいと語りました。また、岩渕さんの実経験から得た話は説得力もあり、学生の将来に向けて熱いエールもいただきました。
地域社会と共生では東海市をフィールドとして地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」を主体的に考える力を養っています。

第8回 東海ハングアウト【~あなたの1か月を振り返ろう~】 地域と大学

地域と大学、若者と大人‐違いを超えて、参加者がざっくばらんに話をする場である東海ハングアウト第8回目の様子をお伝えします。
2017年6月28日今年度3回目の東海ハングアウトは、~あなたの1か月を振り返ろう~
6名の学生が1か月を振り返ってどんなことがあったのか、今日から1か月後までに、どんなことに取り組むのか、話し合いました。

他大学に行ってみた話、学習教材が夜遅くに届いたため、徹夜をした話など、参加者の皆さんは近況を話しました。最後に、これから取り組みたいことついて、宣言してもらいました。参加した皆さんの一か月後はどうなっているのでしょうか?

最後に集合写真


東海キャンパスのコミュニティラウンジでは、不定期に「東海ハングアウト」を行って学生同士や、まちの人々との交流を深めています。学生だけでなく、地域の方の持ち込み企画も大歓迎。ワークショップや作品展示などやってみたいことがありしたら、東海キャンパスコミュニティラウンジまでお話に来てくださいね。
 

【半田 健康科学部】ふくしコミュニティプログラム 地域理解を深める


2017年6月7日、14日、21日の3日間にわたり、半田キャンパス健康科学部リハビリテーション学科の「ふくしコミュニティプログラム」が行われました。
日本福祉大学では、すべての学部の学生が1年生科目において地域と関わる学び「ふくしコミュニティプログラム」を展開しており、地域のフィールド学習を行っています。
健康科学部リハビリテーション学科の講義内容では、知多半島内の地域活動を紹介し、学生自らが我が事として地域問題を考え、問題に対し行動できるよう「わたしが住む『地域と人』を ①調べる ②知る ③関わる ④深める ⑤まとめる」という5つのステップで、3回にわたり学びを深めていきました。
2回目の講義は、半田市社会福祉協議会の松本涼子さんに講義して頂き、キャンパスのある半田市についてクローズアップして、地域について学びました。
 
3回目の講義では、ワールドカフェなどの手法を用いてどんな地域活動を行いたいかを出しあい、それをみんなの前で口に出して発表してみるというワークショップを行いました。


発表を通して地域活動に興味を持つ学生も出てきました。
地域活動を通して、専門知識の学習を深めてほしいと思います。

【東海 国際福祉開発学部】現代福祉

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。
「現代福祉」では日本や多くの国々に共通する福祉的問題とそれに対する現代的アプローチについての入門講義で、6月23(金)に行われたこの講義では、知多半島北東部に位置する「東浦町」の神谷明彦町長をお招きし、「東浦町の福祉」と題し、①東浦町の紹介②まちづくりのすすめ方③平成28年度の事業と実績④今年度の福祉関連事業⑤心地よい居場所づくり など5つの項目についてお話をしていただきました。

また、町内の図書館や公園などで「利用する人がルール作りを決めるようなワークショップ」が住民主体で盛んに行わていることについて説明をしました。この授業の最後に、吉村輝彦教授は、「自分ができること、自分 たちができることについて常にアンテナを張ってほしい」と述べました。

授業後、学生と気軽に談話する神谷明彦町長

【東海 看護学部】在宅介護方法論

看護学部は、学生ひとりひとりが、自ら学び、考え、問う力を育み、人々に関心を抱き理解を深める感性を涵養し、個性別に対応できる看護の実戦能力を備え、地域社会の保健・医療・福祉に対して真摯に対応できる看護専門職の育成を理念としてます。
今回の「在宅介護方法論」地域の社会資源・ケアマネジメントの授業では、地域にあるフォーマルサービス、インフォーマルサービスについて調べ、地域の社会資源の実際とケースマネージメントの必要性を学ぶ目的に、4つの指定された地域とその地域で生活する事例についてグループワークを行いました。23グループに分かれ、それぞれ成果を発表しました。

学生たちは、指定された地域と、その地域で生活する事例、例えば認知症高齢者やターミナル期の肺がん患者などが地域で生活するために、地域の概要や、その人にあったフォーマルサービス、インフォーマルサービスとしての社会資源を調べ、地域に必要と思われる社会資源について考え、アセスメント能力を養っていきます。この調べ学習を経て、9月から始まる実習に備えて学びを深めていきます。

第3回知多半島フィールドワークEXPO開催

6月8日(木)、美浜キャンパスの10号館コミュニティセンター1階で、第3回知多半島フィールドワークEXPOが開催されました。この取り組みは、地域課題の解決に取り組む地域団体の方に、大学に来てもらい活動を紹介していただき、学生・教職員との交流の場をつくることを目的に2015年度より開催されています。第一部では、団体の活動紹介が行われ、第二部では、ブースでの説明が行われました。

今年は、知多半島の地域団体と学生団体合わせて13団体が参加してくれました。
イベント当日、午前中は雨が降っていましたが、開催時には晴れ間も見え、春季セミナー報告会を終えた学生さんも来場し、アットホームな雰囲気で開催されました。
毎回このイベントは、地域団体と学生・教職員との交流だけでなく、団体同士の交流の場にもなっており、大学が地域課題解決にむけたネットワークづくりの中心的な役割を担っていました。
今年も5つの団体間の連携の芽が出てきそうです。
参加した学生さんから「知多半島という身近なエリアでこんなにも活動団体があることに驚きました。こういうイベントをきっかけに、学外から学内来て、直接情報を聞けるのは良い機会です。地域のつながりが、地域課題解決に繋がる良い取り組みだと思います。私たちもいろんなところに活動を拡げていきたいと思いました。」という嬉しいコメントを頂きました。

【参加団体】
NPO法人Pakapaka おもちゃキャラバンボランティア「うみは」 NPO法人SmileyDream
NPO法人チャレンジド 音吉を愛する仲間の会 美浜町商工会青年部
一般社団法人アンビシャスネットワーク DoNabeNetにっぷく はんだU22研究所
美浜・南知多防災の会 知多巡り部 竜宮サロン学生ボラの会 あかとんぼ(順不同)
参考URL:地(知)の拠点ホームページ