4月13、14日、社会福祉学部春季セミナーが開催され、4つの専修に所属する1年生を対象に1泊2日の研修合宿が滋賀県長浜市で行われました。
社会福祉学部春季セミナーは、これから4年間学ぶ学生同士、そして学生と教職員との親睦を図ることを大きな目的としています。また1日目には、卒業生による講義を通じて卒業後に社会で活躍するイメージを伝えるとともに、それに向けて社会福祉学部での学びや学生生活などについて考えます。そして、2日目には、宿泊地周辺のフィールドワークを通じて地域に関わる学習(ふくし・コミュニティプログラム)が行われます。
今年は、滋賀県長浜市の黒壁スクエアをフィールドワークを行いました。黒壁スクエアは、滋賀県長浜市旧市街にある、伝統的建造物群を生かした観光スポットで、まちづくりの成功例として全国から視察を受け入れています。伝統的建築の取り壊しの問題に直面して、地域住民・企業と長浜市が共同で第三セクター方式で株式会社黒壁を立ち上げました。そして、黒漆喰で塗られた伝統的な建物を保存して、観光を通じた地域の活性化に取り組んできました。現在ではガラス工房などの多くのテナントが入っています。
学生たちは、ゼミごとに分かれて町並みを見て回りました。また、まちづくりに携わってきた住民の話を聞き、まちづくりに対する住民の思いに触れることで地域に関する学習についての関心を深めました。
春季セミナー実行委員のある教員は、「長い時間を共にしたことで、親睦という点では、ともても充実した2日間になった。これから大学生として切磋琢磨して学び深めていってもらいたい」とふりかえりました。