Tag Archives: 社会福祉学部

【サービスラーニング】2016スタート!!

【サービスラーニング2016スタート】
2016年4月8日(金)、社会福祉学部の地域福祉基礎演習では、地域福祉コースの全学生131名を対象にしたサービスラーニングプログラムが今年度もスタートしました。
地域の福祉NPOの現場から3名の教員を招いて6つのクラスに分かれてプログラムが展開されていきます。
IMG_9313

サービスラーニングが専門の村上徹也特別教授からは、「年々サービスラーニングをみているが、学生の社会人としてのマナーが低下してきているように思う。このプログラムを通じて、社会に関心をもって、主体的に社会の課題に解決できる力を身につけてもらいたい」と少し厳しめの言葉が送られ学生たちは気を引き締めて真剣な表情で話に耳を傾けていましたIMG_9316
前期のプログラムでは、グループに分かれて実習先のNPOの方を交えながら、サービスラーニング期間における取組みの計画を立てていきます。これからどんな学生の成長がみられるでしょうか。

【ふくしコミュニティプログラム】総合演習ではじめてのフィールドワーク

IMG_9324
社会福祉学部1年生必修科目の総合演習では、地域と関わる学び(ふくしコミュニティプログラム)が展開されています。その中の1クラス佐藤ゼミの学生23名は、2回目の講義で、3~4人のグループに分かれて美浜キャンパスの奥田地区を中心にフィールドワークを行いました。
講義の冒頭、佐藤先生から、「ただ単に見てくるのではなく、意識的に観ることが気づきの一歩」と、フィールドワークの視点を与えられ、学生たちは、自分なりの観点で町を歩いた結果、発見があったようです。
IMG_9325
学生からは、「大通りは車どおりが多いが、一本道を入ると道幅もせまく人通りは少ない」など、短い時間の中でそれぞれが体験したことを言葉にして、全体で共有していました。
日本福祉大学では、このように学部ごとに設定された地域との関わりの中で学ぶ科目(地域志向科目)を10科目20単位を履修し、毎年年度末にリフレクション(ふりかえり)を行った学生に対して、「ふくし・マイスター」の認定し、日本福祉大学が目指すふくしの人材の養成に全学的に取り組んでいます。

【サービスラーニング】学内報告会

2015年12月11日(金)、社会福祉学部地域福祉コースの学生約150名が取り組んできたサービスラーニングを通じた学びの成果報告会が行われました。

日本福祉大学 サービスラーニング

美浜町の地域団体と連携して行ってきたサービスラーニングの岡久美子クラスの報告会では、美浜町商工会と連携してきたMIHAMA F-esで2000人を集めた事例をもとに「美浜の地域に暮らす人たちの温かさとともに、地域の人を集める力が高いということに気が付きました。」と地域に存在する社会的ネットワークとそれに付随する多様な資源の豊かさへの気づきが報告されていました。
明日は、NPO協働型サービスラーニングの学外報告会が企画されており、連携してきたNPOの担当の方を招いて報告会が実施されます。
_______
Cラボでは知多半島の地域創生を発信しています。美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでお伝えください。
連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp

【地域研究プロジェクト】 認知症プロジェクト~中間報告会~

地域研究プロジェクトの認知症啓発プロジェクト(担当:斉藤雅茂社会福祉学部准教授)の中間報告会がありました。

本プロジェクトでは、3つのグループ4~7名に分かれ、取り組みをしています。
① “ヤングケアラー(若年介護者)”の認知度等の調査をする
② 認知症の啓発のためのゲームづくり
③ 認知症予防のためのサロン企画

学生が、「認知症」について学び、家族会で当事者家族からの話を聞き、感じたことをそれぞれのグループに分かれ、研究に取り組んでいます。今日は、各グループから、「テーマに取り組む背景(きっかけ)」「目的・方法」「中間結果」「今後の課題」という流れで発表がありました。

「調査のためのアンケート作りに、4か月以上かかった。」「パソコンは得意ではなかったが、認知症の啓発ゲームをつくるために、パソコンを触っているとゲームが作れるようになった」「参加した高齢者が笑顔になれるサロン企画を実施したい!」と、今までの経過とともに今後の抱負も聞くことができました。また、他グループへの質問や提案、感想も伝え合い、学びを深めていました。
(※今日の授業内容の詳細は、学生がまとめてくれているので、私は簡単にお伝えして後日のお楽しみとさせていただきます。)
————————————————————————
Cラボでは知多半島の地域創生に資する取組で、学びの機会となる情報を学内外に紹介しています。Cラボ美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでご相談ください。連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp

【Cラボ美浜】MIHAMA Fes~地域の魅力発掘市~が開催されました

10/18(日)美浜町総合体育館にて、MIHAMA Fes~地域の魅力発掘市~(主催:美浜町商工会青年部 共催:美浜町・日本福祉大学)が開催されました。

「MIHAMA Fes」は、今年の春から美浜町商工会青年部と、美浜キャンパスの学生有志が中心となって集まり、美浜町の魅力をみんなで感じられる楽しいお祭りを、ということで一緒に企画してきた事業です。

 当日は2000人を超える方がFesを訪れ、大盛況でした。子ども向けの職業体験ブースは大人気となり、一時は長蛇の列ができました。学生は受付の説明を丁寧にしたり、並んでいるお客様を優しく空いているコーナーに誘導したりと、機転をきかせたおもてなしをしていました。

社会福祉学部2年生の地域研究プロジェクト「地域包括ケアにおける協働プロジェクト」が子ども向けに開発した、チームワークを体験できるゲームも初お披露目され、ブースは大にぎわいとなりました。
他にも社会福祉学部地域福祉コースの地域型サービスラーニングのゼミ生たちが企画・運営に関わったほか、災害ボランティアセンター、大道芸サークルBoochi Boxもブースを出しました。また、ラテン音楽同好会はステージでの演奏を披露し、訪れた人を楽しませていました。

また、地域福祉コースの学生たちがお願いして出展していただいた町内の福祉系NPOブースも人気で、子どもたちも車いすや高齢者体験などを楽しんでいました。出展した方からは「行政、商工会(企業)、NPOや町内のサークルなど、こんなに様々な人が一堂に会する催しは初めてではないか」と話されました。
そのほかにも、会場内の段差がある場所では車いすで来場されたお客様にさっと気遣いをしたり、聴覚障害のある学生が来場した子どもに手話を教えたりと、日本福祉大学の学生らしい気配りも随所に見えました。多くの人と関わり、自分たちで決めたことを広く伝え、一緒に活動するという大きな学びの機会をいただいた美浜町の皆さん、ご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました。
————————————————————————
Cラボでは知多半島の地域創生に資する取組で、学びの機会となる情報を学内外に紹介しています。Cラボ美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでご相談ください。連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp

【地域研究プロジェクト】VCPJ~長野県辰野町で初となる地域おこし協力隊に赴任しました~

社会福祉学部4年の村上康介さんが長野県辰野町で初となる地域おこし協力隊に赴任し、4月1日に辰野町役場で任命式が行われました。

◆任命式に臨む村上さん(写真左側)任命式には報道各社が取材に訪れました

 日本福祉大学と辰野町・辰野高等学校は、これからの地域社会の担い手を継続して育むことを目的として、交流連携協定を平成19年7月13日に締結しました。村上さんは、これまで、社会福祉学部と経済学部の学生を対象に開講している正課科目「地域研究プロジェクト(※1)」への参加をきっかけに長野県辰野町との交流をスタートさせ、町内川島地区で、移住・定住者に対する住民意識調査や防災紙芝居の上映、川島小学校の運動会支援、横川峡もみじ祭り・ほたる祭りの運営補助、花街道の整備などに携わりました。また、多彩な活動の実現に向けて外部資金の獲得に取り組み、あいちモリコロ基金初期活動助成金プログラム(平成25年度後期、助成額:30万円)、全労済地域貢献助成事業(平成26年度、助成額:30万円)に応募し採択されるなど、辰野町の発展に向けて活動を続けてきました。

◆任命式終了後、加島範久辰野町長と懇談しました(写真右側)

 任命式で辰野町の加島範久町長は、「活動のなかで町内の魅力を見つけていただき、積極的に情報を発信してほしい。辰野町を訪れたい、住みたいという人たちを呼び込めるような活動を期待している」と語りました。村上さんは、「地域おこし協力隊として、川島地区に住みながら、辰野町の活性化に取り組んでいきます。より多くの人に辰野町の素晴らしさを知ってもらうためにも、皆さんと一緒に考えながら情報発信をしていきたい」と語り、後輩たちには「地域の方々と一緒に考えながら、皆で盛り上げていこう」とエールを送りました。村上さんは大学を休学して辰野町川島地区に居住し、移住定住促進や集落への支援を通じた地域活性化に取り組みつつ、後輩たちの学びをサポートします。

Copyright 学園広報室

関連リンク

【サービスラーニング】地域福祉バスツアー~知多半島の市民活動の現場から学ぶ~

社会福祉学部・地域福祉コースの新2年生が、3月25日・26日に「地域福祉バスツアー」に出かけました。2年生のゼミ活動を前に、実際に市民活動(NPO)の現場を見学し、地域の現状を把握するとともに、地域で学習することの楽しさや目的を学ぶことをねらいとしています。

 原田正樹教授から「これから皆さんは2つの団体を見学するが、その団体がなぜその活動をはじめたのか、どんな問題意識を持っているのかを聞いてきてほしい」と事前に説明を受けた学生たちは、バスに乗り込み知多半島内のNPO団体を訪問しました。
障害者の生活支援をしている事業所、地域に住む人たちが作った子どもからお年寄りまでが集える居場所、古い建物を活かして作ったデイサービス、学童保育など、学生たちは様々な現場を訪れました。最初は遠慮がちにしていた学生たちも、時間がたつにつれ自分から職員の方に質問をしたり、NPOが経営している喫茶店でコーヒーやお菓子を注文してみたりと積極的に。逆にNPOの方から「皆さんはどうして、日本福祉大学で勉強したいと思ったのですか?」と聞いていただくといった交流もありました。

 学生たちは「NPOというと非営利だから、サービスの提供に限界があると思っていたが、むしろ自分の願い・思いを発信し、よりよくしていくために動いていくことができると感じた」「お年寄りだけ、障害者の人だけ、子どもだけではなく、その家族や地域を含めて考えていくことが必要と分かった」などの感想を見学先の方に述べていました。

 学生たちはこの経験をもとに、2年生の1年間をかけて、「自分は地域のために何ができるか」を考え、実際に地域の人達と一緒に実践していく「サービスラーニング」と呼ばれる学習を進めていきます。

関連リンク

【サービスラーニング】サービスラーニング活動報告会を開催します

12月13日(土)サービスラーニング活動報告会を開催します

社会福祉学部では、2年生を対象に「サービスラーニング」を開講しています。サービスラーニングは1980年からアメリカで始まった教育活動の一つであり、社会活動を通して市民性を育むことを目的とするものです。本学では2009年からプログラムを導入しており、知多半島で活動するNPOと連携した協働による学びを展開しています。この取り組みを通じて「まなぶ力」「つながる力」「やりとげる力」という3つの力を身につけることを狙いとしています。

◆地域のNPOの方と一緒に活動を企画して実施し、ふりかえりをしてきた学生たち

 今回の報告会では、学生たちが1年間のサービスラーニングの活動から見えてきた地域や社会の課題について研究した成果などを発表します。一緒に活動していただいたNPOの方にも参加いただき、学生とともに研究成果についてディスカッションする時間も設けています。
学生・NPOの方以外でもどなたでもご参加いただけます。たくさんの方にご参加いただき、サービスラーニングに関わる学生や教職員、地域のNPOなどに対するご意見や、地域づくりに関するご意見をいただければ幸いです。