【地域志向科目】「現代福祉」〜国境を越えて考える「福祉開発」入門

初回講義で、「福祉開発」の概念について話す吉村教授

初回講義で、「福祉開発」の概念について話す吉村教授

東海キャンパス火曜日4限、「現代福祉」(担当:吉村輝彦国際福祉開発学部教授)の講義が行われています。
「現代福祉」は、「日本や多くの国々に共通する福祉的問題とそれに対する現代的アプローチについての入門講義」です。この講義の一番の特徴は、各分野の第一線で活躍する他学部の教員や学外の活動家・専門化もふくめたリレー講義になっていることです。これらの先生方からのレクチャーによって、「現代世界における「福祉」領域の広がりを、とくに「ふくし」や「福祉開発」の視点から概観」することができます。
吉村先生は、「既存の福祉制度の利用だけでなく、だれもがふくしを向上されることができる仕組みそのものを築くところまで視野に入れるのが「福祉開発」です」と、初回講義で、レクチャーを行いました。
この講義は、国際福祉開発学部の1年生から4年生、経済学部の1年生から4年生と、一部地域の方も参加する講義になっており、多様な参加者の多様な質問によって、さらに「現代福祉」に対する理解が深まることが望まれています。
この講義を通した学習の目標は、次の4つです。
・ 伝統的な「福祉」や「開発」の概念とともに、さらに広い「ふくし」や「福祉開発」の考え方を身に着けることができる。
・ 地域をベースにした様々な取組から自分ごとの「ふくし」の考え方を身につけることができる。
・ 「ふくし」の実現に向けて、地域をベースに、”自ら考え”行動するきっかけにしていくことができる。
・ 日本から多くの途上国世界を、また、途上国から日本を見る視点を身に着けることができる。
リレー講義にきてくださる講師の先生方は、大変魅力的な人ばかりです。講義の様子は、定期的に発信していきますので、是非いっしょに、「現代福祉」の考えを”境界を越えて”考えていきたいと思います。