Category Archives: 学ぶ

【サービスラーニング】「日本福祉教育・ボランティア学習学会」で実践報告をしました

2015年11月14日(土)に山口県立大学で開催された「日本福祉教育・ボランティア学習学会 やまぐち大会」に、社会福祉学部3年の久田李菜さんが参加しました。「サービスラーニング」は1980年にアメリカで始まった教育活動の一つであり、社会活動を通して市民性を育むことを目的とするものです。本学では2009年から社会福祉学部地域福祉コースの2年生を対象にこのプログラムを導入し、知多半島で活動するNPO法人などと連携した協働による学びを展開しています。
久田さんは分科会「大学における福祉教育・ボランティア学習」に参加し、2年生の時に自身が体験した「サービスラーニング」についての実践報告をしました。美浜キャンパスのある美浜町で、障害者の生活支援などを行う「NPO法人チャレンジド」での6日間の活動と、活動を通して学んだことをその後の大学での学びにどう生かしているかを発表しました。

 久田さんは、6日間の地域活動の中で、地域のニーズに合わない提案をしてしまったことを例に挙げ、机上での学びと実際の地域で起こっていることのギャップを知ったことや、失敗しても悲観的に考えるのではなく、どうしてできなかったのか客観的に考える力を身に着けたと発表しました。また、この2年生の時の経験が、3年生で社会福祉士の実習に取り組むにあたって非常に役立ったと述べ「これからの研究や資格取得の学習においても、物事が起こる背景をきちんと捉え、多面的に考えていきたい」と語りました。
学会では久田さんとともに、大学の「地域連携コーディネーター」もサービスラーニングの取り組みについて発表し、地域で活動するNPOと大学が協働して授業を作り、お互いに学びあう日本福祉大学ならではのサービスラーニングの特長について報告しました。会場からは「学生が体験をその後の研究や学習につなげていることが素晴らしい」「日本のサービスラーニングの一つのモデルとなる取り組みだ」といった感想が寄せられていました。

関連リンク

【Cラボ半田】市民研究員~ぴょんぴょんフェスタ

市民研究員の鈴木雅貴さんが、これまで研究を行ってきたことをいよいよ実践することになりました。
11月15日はママとパパと子どもの日!
秋風に包まれたクラシティ半田1〜2階のところところで
子育て世代を応援して、知多半田駅周辺に暮らしやすい環境をつくるため、ママさんたちを中心にこんな店や企画があったらいいという声を元に、楽しさを詰め込んだフェスティバルです。
パパもママもお子さんと一緒に、ぜひ遊びに来てください♪

①フリマ&手作り雑貨のお店
場所 1F 子ども向けの洋服や手作り雑貨がたくさんあふれます。 お気に入りの一品を見つけて下さい!
②子どもカラオケ大会(参加:要予約 無料) 時間 11:00 ~ 12:00
場所 1F 特設ステージ( 知多信用金庫横 )
小さな歌手が頑張って歌います!ほのぼのお楽しみください
③お昼寝アート 場所 2F はんだにぎわいステーション
料金 500円 来年の年賀状用のお昼寝アート。
おサルさんの格好に変身できます!
④粘土あそび(参加:予約不要 無料)
場所 2F 特設コーナー( コンタクト HeartUp横 )
たくさんの粘土で遊ぼう! 作って壊して思いのまま!
⑤ラクガキあそび(参加:予約不要 無料)
場所 2F はんだにぎわいステーション  自由に落書きできるコーナー。 ペンを片手に 親子でラクガキ。 ちいさな画伯の誕生です。 お部屋の中はラクガキし放題。
⑥Cafe
10月にオープンした 亀崎 kitchen&table もワンデイ出店!
場所 1F エスカレーター奥 メニュー カプチーノ ココア など
料金 350円です。


ーーーーーーーーーー
Cラボでは知多半島の地域創生に資する取組で、学びの機会となる情報を学内外に紹介しています。Cラボ美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでご相談ください。連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp

【Cラボ東海】東海市ボランティア交流会2015~わたがしブースで活動をPR~

Exif_JPEG_PICTURE
11月1日(日)、東海市太田川駅前のどんでん広場において、東海市社会福祉協議会が主催するボランティア交流会2015に、国際福祉開発学部の1年の山口黛羅さんと、社会福祉学部1年の総合演習Ⅱ佐藤ゼミ(担当:佐藤大介助教)の先生と学生10名と、地域連携コーディネータの石黒がボランティアスタッフとして参加をしました。
わたがしブースでは、わたがしづくりにみんなで悪戦苦闘しながら挑戦しつつ、大学の取り組み紹介も行いました。ほかにも会場の全体の運営に携わりながら、800名の参加者やボランティア同士の交流を深めていたようです。
参加した大田良香帆さんは、「体験ブースではお年寄りに教えてもらいながらつくる体験ができた。また、ボランティアスタッフに参加していた中学生とも色々と話ができた。このように地域での様々な交流ができないかとおもっていたため、(ボランティア交流会を通して)幅広い年代の人たちと交流ができてよかった。」とふりかえりをしてくれました。
DSC00421
実は、佐藤ゼミの学生は、前日にスペシャルオリンピックスの宿泊施設におけるボランティアに参加して、夜通り見守りをしていたため、お昼前に合流したみんなぐったりでしたが、力を振り絞って片づけまでやり通してました。
Exif_JPEG_PICTURE
最後に、東海市社会福祉協議会の大橋事務局長より、お礼の言葉をいただきみんな笑顔で解散しました。きっと帰ったらぐっすりと休めたことでしょう。おつかれさまでした。
DSC00448
DSC00456
 
 

【地域研究プロジェクト】フードPJ~今年も名古屋市消費生活フェアに出展しました!②~

 
2日目写真1
11月7日(土)、8日(日)名古屋市栄のオアシス21で、名古屋市主催の消費生活フェアが開催されました。今年も第1日目は経済学部近藤ゼミ、第2日目は加茂先生ご担当の地域プロジェクトが出展しました。
2日目は、今年から始まった新たな企画「なごやHAPPYタウン~こどものまち~」です。主に中学生以下の子どもたちを対象にした体験型のイベントで、参加者は、クイズや工作・実験などで暮らしに役立つことを学ぶとともに、学習して獲得した買物券を使って会場内で買物をします。地域研究プロジェクトのなかのフードプロジェクトは、このイベントに果物や野菜、ポン菓子を販売する店として出展しました。参加した子供たちには、農産物や加工食品の表示等について学んでもらい、また学生が収穫した米やその米で作ったポン菓子等を買ってもらいました(写真参照)。
さらにこの企画のルールにより、参加した子供たちに出展者の仕事を手伝ってもらいましたが、学生にとっては、仕事を適切に分担し、その内容を小中学生にわかりやすく伝えるという点で貴重な学習の機会になりました。
この日は雨にもかかわらず開場前から行列ができるほど多くの来場者があり、商品が不足して、一部の購入希望者にはご迷惑をおかけすることになりました。今年初めての企画ということもあり、用意する商品の数や種類、価格の設定など、難しい問題も多く、勉強させられることの多いイベント出展だったと思います。
2日目写真2
Copyright 日本福祉大学経済学部
関連記事:

今年も名古屋市消費生活フェアに出展しました!①

 

美浜町グリーンツーリズムへ参加

【美浜町グリーンツーリズム~酪農教育ファームで乳しぼり&ミカン狩り体験をお手伝い】
10月31日(土)、秋晴れの一日、美浜町が力を入れている農業資源を活用したシティプロモーションと地域の活性化を目指すグリーンツーリズムの企画のスタッフとして、社会福祉学部と子ども発達学部の学生と職員の7名が美浜町役場の農業水産課の方とともに参加者を出迎えました。この日は、美浜町にある酪農教育ファーム冨谷牧場において、乳しぼり等の酪農体験と、ミカン狩りツアー、バターづくり体験が行われました。
約90人の参加者が集い行われた開会式
開会式の後、3つのグループに分かれて、午前中は、仔牛の心音を聴き、羊のエサやり、牛舎のお世話体験、そして乳しぼり体験を行ったあと、ミカン狩りを行いました。

Exif_JPEG_PICTURE

仔牛の心臓の位置を教える学生と、心音の速さに耳を傾ける子ども


ミカン狩りでは、参加者と一緒にみかんでお腹いっぱいに。

ミカン狩りでは、参加者と一緒にみかんでお腹いっぱいに。


そして、午後からは、バターづくり体験の準備を行い、みんなで一緒になりペットボトルをふりふりとシェイクしました。誰よりも早くバターをつくった社会福祉学部3年の西保晧太郎くんは、名古屋からきた6年生の男の子から「師匠っ!」と呼ばれて満足そうな顔をしていました。がしかし、どうやら後から話を聞けば、「フライングをしてペットをボトルをひそかにふっていた」そうです。
★unnamed (4)
 
★unnamed (11)
 
半日の活動を通して、参加した子ども発達学部1年の高橋智子さんは、「(酪農体験を通じて)子どもたちとの交流ができてとても楽しかった。来年もぜひまた参加したい。」と話してくれました。農業や酪農資源と合わせて、美浜町の住民として外からくる人たちをあたたく迎える学生は、美浜町にとってもう一つの地域資源なのかもしれません。(中野)
————————————————————————
日本福祉大学は、「ふだんのくらしのしあわせ」を実現する持続可能な「ふくし社会」の担い手となる「ふくし・マイスター」の養成をしています。Cラボでは知多半島の地域創生に資する取組で、学びの機会となる情報を学内外に紹介しています。地域課題の解決を通した教育のフィールドとして連携を考えてくださる方は、Cラボ美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでご相談ください。連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp
 
 

MIHAMA Fes~地域の魅力発掘市~が 開催されました

10/18(日)美浜町総合体育館にて、MIHAMA Fes~地域の魅力発掘市~(主催:美浜町商工会青年部 共催:美浜町・日本福祉大学)が開催されました。「MIHAMA Fes」は、今年の春から美浜町商工会青年部さんと、美浜キャンパス2年生の学生有志が中心となって集まり、美浜町の魅力をみんなで味わえる楽しいお祭りを、ということで一緒に企画してきたお祭りです。
★IMG_2246
当日は2000人を超える方がFesを訪れ、大盛況でした。子ども向けの職業体験ブースは大人気となり、一時は長蛇の列ができました。学生たちは受付の説明を丁寧にしたり、並んでいるお客様を優しく空いているコーナーに誘導したりと、機転をきかせたおもてなしをしていました。
★IMG_2417 ★IMG_2330 ★IMG_2277 (2)
地域研究プロジェクト「多職種連携プロジェクト」が開発した、子ども向けにチームワークを体験できるゲームも初お披露目されブースは大にぎわい。
★IMG_2263
★IMG_2253
また、学生たちがお願いして出展していただいた町内の福祉系NPOブースも人気で、子どもたちも車いすや高齢者体験などを楽しんでいました。出展したNPOの方によれば「行政、商工会(企業)、NPOや町内のサークルなど、こんなに様々な人が一堂に会する催しは初めてではないか」と話されました。
★IMG_2399
★IMG_2262
 
そのほかにも、会場内の段差がある場所では車いすで来場されたお客様にさっと気遣いをしたり、聴覚障害のある学生が来場した子どもに手話を教えたりと、日本福祉大学の学生らしい気配りも。多くの人と関わり、自分たちで決めたことを広く伝え、一緒に活動するという大きな学びの機会をいただいた美浜町の皆さん、ご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

【地域研究プロジェクト】 認知症プロジェクト~中間報告会~

地域研究プロジェクトの認知症啓発プロジェクト(担当:斉藤雅茂社会福祉学部准教授)の中間報告会がありました。

本プロジェクトでは、3つのグループ4~7名に分かれ、取り組みをしています。
① “ヤングケアラー(若年介護者)”の認知度等の調査をする
② 認知症の啓発のためのゲームづくり
③ 認知症予防のためのサロン企画

学生が、「認知症」について学び、家族会で当事者家族からの話を聞き、感じたことをそれぞれのグループに分かれ、研究に取り組んでいます。今日は、各グループから、「テーマに取り組む背景(きっかけ)」「目的・方法」「中間結果」「今後の課題」という流れで発表がありました。

「調査のためのアンケート作りに、4か月以上かかった。」「パソコンは得意ではなかったが、認知症の啓発ゲームをつくるために、パソコンを触っているとゲームが作れるようになった」「参加した高齢者が笑顔になれるサロン企画を実施したい!」と、今までの経過とともに今後の抱負も聞くことができました。また、他グループへの質問や提案、感想も伝え合い、学びを深めていました。
(※今日の授業内容の詳細は、学生がまとめてくれているので、私は簡単にお伝えして後日のお楽しみとさせていただきます。)
————————————————————————
Cラボでは知多半島の地域創生に資する取組で、学びの機会となる情報を学内外に紹介しています。Cラボ美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでご相談ください。連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp

【Cラボ美浜】MIHAMA Fes~地域の魅力発掘市~が開催されました

10/18(日)美浜町総合体育館にて、MIHAMA Fes~地域の魅力発掘市~(主催:美浜町商工会青年部 共催:美浜町・日本福祉大学)が開催されました。

「MIHAMA Fes」は、今年の春から美浜町商工会青年部と、美浜キャンパスの学生有志が中心となって集まり、美浜町の魅力をみんなで感じられる楽しいお祭りを、ということで一緒に企画してきた事業です。

 当日は2000人を超える方がFesを訪れ、大盛況でした。子ども向けの職業体験ブースは大人気となり、一時は長蛇の列ができました。学生は受付の説明を丁寧にしたり、並んでいるお客様を優しく空いているコーナーに誘導したりと、機転をきかせたおもてなしをしていました。

社会福祉学部2年生の地域研究プロジェクト「地域包括ケアにおける協働プロジェクト」が子ども向けに開発した、チームワークを体験できるゲームも初お披露目され、ブースは大にぎわいとなりました。
他にも社会福祉学部地域福祉コースの地域型サービスラーニングのゼミ生たちが企画・運営に関わったほか、災害ボランティアセンター、大道芸サークルBoochi Boxもブースを出しました。また、ラテン音楽同好会はステージでの演奏を披露し、訪れた人を楽しませていました。

また、地域福祉コースの学生たちがお願いして出展していただいた町内の福祉系NPOブースも人気で、子どもたちも車いすや高齢者体験などを楽しんでいました。出展した方からは「行政、商工会(企業)、NPOや町内のサークルなど、こんなに様々な人が一堂に会する催しは初めてではないか」と話されました。
そのほかにも、会場内の段差がある場所では車いすで来場されたお客様にさっと気遣いをしたり、聴覚障害のある学生が来場した子どもに手話を教えたりと、日本福祉大学の学生らしい気配りも随所に見えました。多くの人と関わり、自分たちで決めたことを広く伝え、一緒に活動するという大きな学びの機会をいただいた美浜町の皆さん、ご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました。
————————————————————————
Cラボでは知多半島の地域創生に資する取組で、学びの機会となる情報を学内外に紹介しています。Cラボ美浜・半田・東海の地域連携コーディネータまでご相談ください。連絡先:info@ml.n-fukushi.ac.jp

東海市市民健康講演会で付属高校の生徒が大活躍【学生記者ニュース】

【東海市市民健康講演会】

10月18日(日)、新しく東海市太田川駅前に完成した東海市芸術劇場大ホールで、NPO法人先進医療を考える会が主催する市民健康講演会がありました。この講演会は、脳卒中の当事者でもある団体の代表の神野進平さんの思いでもある、脳の病気に対する理解と、今後地域でのリハビリを受けられる医療体制づくりに向けた啓発を目的に行われ、この日行われた一回目の講演会は約300人の参加者が来場されました。
20151018_140501_205
今回の講演では、2名の先生から基調講演が行われました。1人目の藤田保健衛生大学の神野名誉教授は、脳梗塞の後遺症や認知症からの様々な回復方法について、お話しして頂きました。また、発展途上国の患者さんへの支援についてもお話しして頂きました。
2人目の国立長寿医療研究センターの乾好貴先生は、画像による早期認知症診断の可能性について、お話しして頂きました。早期発見によって、病気が治ったり、進行を遅らせることが出来るようです。
DSC_0262

神野名誉教授が代表を務めるNPO法人国際医療連携機構の募金活動に協力する生徒

当日は、付属高校の生徒6名が、ボランティアスタッフとして参加してくれました。6名は、神野代表からの会の目的について熱心に説明を受けたあと、講演前の準備から受付、募金の呼びかけにいたるまで明るく大きな声で対応していました。また、質疑応答では会場内を走り回りながら活躍していました。
講演後の募金活動では、沢山の人が募金にご協力してくれていました。
ちなみに募金は、講演をされた神野名誉教授が代表を務めるNPO法人国際医療連携機構を通じて、ミャンマーに医療の学校をつくるための費用にあてられるようです。
今回の講演を通じて私は、改めて健康について見直す良い機会となりました。
(ふくし・マイスター新聞学生委員 経済学部1年 出羽澤雄太)

DSC_0268

NPO法人先進理療を考える会の神野進平代表と活動の記念撮影をする生徒


DSC_0255

【Cラボ半田】第1回ファシリテーター養成講座が開催されました

全5回のプログラムで構成されるファシリテーター養成講座の第1回目が10月14日の夕方からクラシティ半田で開催されました。講師は日本福祉大学 全学教育センター助教の佐藤大介先生です。

ファシリテーターの基本は、まず「すべての参加者がこころを開いても大丈夫な場所を作ること」ということで、開場した時からリラックスできる音楽が流れ、お茶やお菓子を自由に取ることができる会場が作られました。

そのおかげか、参加者は初めて会うメンバーともしっかりとコミュニケーションを取ることができ、とてもいい雰囲気の中、講座は進行されました。今回の講座は、座学中心の「会議を進行するスキル」を学ぶ講座ではなく、参加者同士が共感し合える場で、人間関係を体験的に学ぶ講座ということもあり、開催時間の2時間はあっという間に過ぎて行きました。

どの参加者も「とても楽しかった」「時間が短く感じた」と口を揃えており、参加者にとってとても満足のいく講座となったようです。
今後は「コミュニケーション」・「チームワーク」・「リーダーシップ」などについて、体験を通じた学びを行う予定です。