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【半田 健康科学部】半田赤レンガ建物活用案を展示しました

 
健康科学部福祉工学科 バリアフリーデザイン専修3年生により、半田赤レンガ建物の活用提案の展示がおこなわれました。
9月9日(土)〜14日(木)までの期間、赤レンガ建物内の共用サロンにおいて、「 エコロジカル建築設計演習」の一環として制作した提案内容のパネルと模型を設置いただきました。
 

これは、8/11に11名の学生が提案内容のプレゼンテーションを行い、駐車場やハウジングセンターのエリアも含めた建物の活用案として、どのような空間にすればどういった効果が得られるかを検討した成果を発表した際に作成したものです。
 
 

赤煉瓦倶楽部半田の馬場理事長に案内をいただき、一般には公開されていない赤レンガ建物の2階を特別に視察させていただいた経験を踏まえた2階部分の宿泊施設化の提案など、赤レンガ建物の歴史や周辺の環境を考慮しながら、学生それぞれの目線での活用提案が行われました。

 

坂口大史助教による「 エコロジカル建築設計演習」では、赤レンガ建物以外でも、亀崎地区の空き家対策をはじめとしたまちづくりの活動に参加したりと、半田市をフィールドとした活動を積極的に行っています。

【東海 国際福祉開発学部】観光英語

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。
7月13日(木)に行われた観光英語(教員:山田さつき先生)の授業では、東海市のキャパス周辺のスポットを英語で紹介する授業が行われました。外国人ゲスト講師Micki Leggatt (ミッキー・レガット)さんを迎え、実践さながらのプレゼンテーションとなりました。

プレゼンテーションでは4つのグループに分かれ、事前にグループ毎に調べ学習を行い、東海キャンパス周辺のスポットを説明しました。
大宮神社、大田川、山車蔵、大池公園、聚楽園公園の大仏、和食のお店、古墳・・・
さまざまなスポットを紹介していきました。
特に再開発が進んだ太田川駅周辺ですが、一方で昭和の家屋に目を向け、瓦の屋根や黒塗りの木造家屋を紹介した学生もいました。

東海市の「大田の大楠」について説明する学生


偶然見つけた史跡について説明する学生


ゲスト講師のMicki Leggatt (ミッキー・レガット)さんは「自分の英語で話してほしい」とアドバイス。また日ごろから「イマジネーションを膨らませて、いろんな人と話をして欲しい、短いセンテンスでもいいので、日常的に英語を使って欲しい」と話しました。

【東海・経済学部】「東海市&カゴメの取組」

「地域社会と共生」(担当:後藤順久教授)の講義では、身近な地域社会の強みと課題を知り、4年間の学びを組み立てていきます。
7月3日(月)の講義ではカゴメ株式会社 上野工場 工場長 岩渕茂樹さんをゲストスピーカーとして招き、「東海市&カゴメの取組」について学びました。

カゴメ株式会社では「カゴメ発祥の地」であるまちの特性を生かし、東海市とトマトを通して市民一人ひとりの健康づくり及び地域の活性化を目的に、「トマト de 健康まちづくり協定」を 締結しています。東海市での取り組みを説明した後、マーケティングの話をしていただきました。「野菜生活」開発秘話や販売戦略などのお話をいただきました。

カゴメ株式会社様から試供品をいただきました。


最後に「未来の新入社員のメッセージ」として、常識力、あいさつ力、コミュニケーション力を備えた新入社員を目指してほしいと語りました。また、岩渕さんの実経験から得た話は説得力もあり、学生の将来に向けて熱いエールもいただきました。
地域社会と共生では東海市をフィールドとして地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」を主体的に考える力を養っています。

【東海 国際福祉開発学部】現代福祉

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。
「現代福祉」では日本や多くの国々に共通する福祉的問題とそれに対する現代的アプローチについての入門講義で、6月23(金)に行われたこの講義では、知多半島北東部に位置する「東浦町」の神谷明彦町長をお招きし、「東浦町の福祉」と題し、①東浦町の紹介②まちづくりのすすめ方③平成28年度の事業と実績④今年度の福祉関連事業⑤心地よい居場所づくり など5つの項目についてお話をしていただきました。

また、町内の図書館や公園などで「利用する人がルール作りを決めるようなワークショップ」が住民主体で盛んに行わていることについて説明をしました。この授業の最後に、吉村輝彦教授は、「自分ができること、自分 たちができることについて常にアンテナを張ってほしい」と述べました。

授業後、学生と気軽に談話する神谷明彦町長

【国際:観光英語】東海市の観光資源を英語でまとめよう!

月曜日の1限は、国際福祉開発学部の地域志向科目「観光英語」が行われています。5月中に見学した、東海芸術劇場や大宮神社といった東海市内の観光資源をまとめ、最終的に英語で観光案内をするという狙いがあります。
本日6月6日は、第1案を英語で作ってみて、発表をする回でした。学生たちは、大田まつりの山車が競い合うポイントや、神社でのマナー、お茶の作法や祭りの起源まで、自分たちが興味を持った様々な内容を発表し合いました。
発表の様子

写真を見せながら発表する学生もいました

写真を見せながら発表する学生もいました


大田まつり保存会の方々が特別に見せてくれた「からくり人形」の裏側や、大宮神社で説明を受けたお清めの仕方、東海市の新しい観光資源となりつつある芸術劇場など、学生たちの目のつけどころは本当に面白いです!
先生からアドバイスを受ける様子

先生からアドバイスを受ける様子


学生たちはそれぞれの発表の後に、山田先生からアドバイスを受け、英語の観光案内をブラッシュアップしていきます。柔らかい言葉かけや、失礼にならない言い回しなど、通訳案内士としての目線で適格なアドバイスをしてくださる先生。オーディエンスが期待するのは、案内士自身の言葉ーパーソナルな体験を一言添えることで、より魅力的な観光案内ができるそうです。
みなさんの最後の発表が楽しみです!ぜひ協力してくださった地域の方にも見に来てもらいたいですね♪

観光英語~東海市の魅力を学ぶ

国際福祉開発学部の専門科目である「観光英語」(担当:山田さつき先生)は、地域志向科目の一つです。
5月2日(月)には、現役の通訳案内士である山田先生率いる25名が、東海市の魅力を学ぶべく、大田町の大宮神社と山車蔵を訪ねました。
大田の家々や太田川など、普段は通り過ぎてしまう街並みにも、ゆっくりと歩きながら見てまわると発見があるものです。街歩きをしながら、ふくしコミュニティプログラム5つの学びのステップのうち、「地域を知る」の学びを深めていきました。
大宮神社に向かう道のり
「観光英語」ということで、講座の最後には英語で東海市の紹介をしなければいけません。「英語ではなんて言うんだろう」と考えながら、地域の方が紹介してくれる大宮神社と山車蔵の話を聞いていました。

鳥居は神様を表しているそうです。鳥居の説明、英語でできますか?

鳥居は神様を表しているそうです。鳥居の説明、英語でできますか?


大田町には、その昔5つの小さな社があり、地元の方が参拝しやすいように、1つにまとめたのが明治7年のことだそうです。その後、明治45年に大宮神社が建立され、それ以来地元の方々の信仰の拠り所として地域に根付いていきました。大宮神社は、皇族との関係も深い由緒正しい神社で、境内には樹齢1000年以上の巨木もあります。西暦1600年の火災の後に立て直した神殿は、村社としては日本最大だそうです。
大田町の大田まつりでは、立派な山車が4台出ます。学生たちは、山車蔵に保管されている山車を目の前に、大田まつり保存会の方々から山車やお祭りについてのお話を聞きました。知多半島の山車は白木のものが多いそうですが、大田の山車は塗が施されています。金の装飾が施された黒塗りの山車はとても美しかったです!塗り直しをすると、家が一軒建つくらいの費用がかかるという裏話を聞き、伝統を守っていくことの大変さに想いを馳せました。
山車蔵の前で話を聞く学生たち

山車蔵の前で話を聞く学生たち


平日にも関わらず、保存会の方々がたくさん集まってくださり、実際にお囃子を演奏してくださったり、からくり人形について詳しく説明していただいたりしました。普段のお祭りでは、見ることのできない伝統行事の裏側を学ぶとともに、地元の方々の「残していきたい、伝えていきたい」という熱い想いを感じることができました。私たちも、地域に根差す大学として、その想いに応えていきたいと感じました。大宮神社さん、大田まつり保存会のみなさん、本当にありがとうございました!

【地域志向科目】「現代福祉」〜福祉×アート〜

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6月2日4限、「現代福祉」(担当:吉村輝彦先生)で、愛知県高浜市のやきものの里かわら美術館の学芸員の今泉岳大さんがゲスト講師で来てくださり、「アート×福祉の取り組み」というテーマで講義をしてくださいました。
今日のキーワードの「アール・ブリュット」は、「生の芸術」「加工されていない芸術」という意味です。
20世紀の芸術は、芸術家と呼ばれる人が芸術活動を行い、芸術のための芸術であったが、21世紀に入り、障害をもった人でも、犯罪を犯した人でも、表現したものを展示をする取り組みが見つめなおされて、2000年を越えたあたりから各地でおこってきたそうです。例えば、広島の鞆の津ミュージアム京都府亀岡市のみずのき美術館があるそうです。来年、2016年には、愛知県で「第16回障害者芸術・文化祭」も開催されることが決定されたそうです。
今泉さんからは、「人はだれでも、表現する文化を必要とする」とメッセージを届けてもらいました。人が豊かに暮らしていくために、表現することは必要なことであり、表現することを受け入れる社会があるからこそそれが実現できると考えると、私たちは「表現する」ことの意味をもっと深く考える必要があるのかもしれません。今日は、「アート×福祉」で私たちの暮らしを見つめる視点をまなびました。

【地域志向科目】「地域社会と共生」~太田川駅周辺を歩き、 まちづくりの現状と発展について考えました~

経済学部の学生たちが、太田川駅周辺エリアを歩き、まちづくりの現状と今後の発展について考える取り組みが5月13日(水)に行われ、1年生およそ150人が参加しました。

◆まち歩きの目的を説明する遠藤准教授

 この取り組みは、同学部開講科目「地域社会と共生(担当教員:遠藤秀紀 経済学部准教授)」を履修している1年生を対象に行われました。「地域社会と共生」は、地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」を主体的に考える力を養うことを狙いとしています。そして、「日本福祉大学経済学部でどのような専門的知識を学ぶことが必要か」を各受講生が具体化することを学習目標としています。4月22日(水)に行われた同科目では東海市の担当者をゲストに招き、市の総合計画や平成22年に採択された東海市都市宣言の内容が説明されました。今回のフィールドワークは、「その実現に向けたまちづくり・空間の創出が太田川駅東西の再開発地区でどのように進んでいるか」を学生自身の目で確かめることで、「数年後(1年生が卒業する頃)、同地区がどのような形に発展することを期待するか」を、一人一人がレポートにまとめる目的で実施されました。
まず遠藤准教授から実施する上での注意点やフィールドワークで取り組む課題(太田川駅周辺を歩きながら、該当エリア内で指定された風景を探し撮影する)が提示され、複数のグループに分かれてまち歩きがスタートしました。撮影の対象となる風景のなかには、日常の中で見かけるものだけでなく、マンホールや灯籠、建物の上から撮影されたものなど多岐にわたっていることもあり、学生たちは対象となる建物を指さしながら、写された写真と同じアングルを探す様子がみられました。また撮影先のなかには、この4月にソラト太田川内に開設された「Cラボ東海」やどんでん広場の東側にある山車蔵などもあり、ご協力いただいた担当者から山車の歴史やCラボの役割などが学生たちに説明されました。

◆まち歩き先には4月に開設されたCラボ東海(写真右下)や山車蔵(写真左下)などがあり、
学生たちは担当者から説明を受けました

 まち歩きに参加した経済学部1年の花園透矢さんと白木実祐さんは、「何気なく歩いていた駅周辺地域には、これまでに気付くことが無かった場所が名所がたくさんあり、住みやすい印象を受けた。まだまだ知らない場所が多くありそうなので、もっとまち歩きをしてみたい」と感想を述べました。また遠藤准教授は、「まちを意識して歩くことで、新たな発見が多くあっただろう。地域社会のなかで自らがどのような形で貢献していくのか、そもそも地域がどのようにして成り立っているのかを知るきっかけにしてほしい」と語りました。次回の講義では、まち歩きを通じて、学生たちが考えた太田川駅周辺地域の近未来の実現に向けた必要な要素について、ディスカッションが行われる予定です。

copyright 日本福祉大学 経済学部

【地域志向科目】「現代福祉」〜国境を越えて考える「福祉開発」入門

初回講義で、「福祉開発」の概念について話す吉村教授

初回講義で、「福祉開発」の概念について話す吉村教授

東海キャンパス火曜日4限、「現代福祉」(担当:吉村輝彦国際福祉開発学部教授)の講義が行われています。
「現代福祉」は、「日本や多くの国々に共通する福祉的問題とそれに対する現代的アプローチについての入門講義」です。この講義の一番の特徴は、各分野の第一線で活躍する他学部の教員や学外の活動家・専門化もふくめたリレー講義になっていることです。これらの先生方からのレクチャーによって、「現代世界における「福祉」領域の広がりを、とくに「ふくし」や「福祉開発」の視点から概観」することができます。
吉村先生は、「既存の福祉制度の利用だけでなく、だれもがふくしを向上されることができる仕組みそのものを築くところまで視野に入れるのが「福祉開発」です」と、初回講義で、レクチャーを行いました。
この講義は、国際福祉開発学部の1年生から4年生、経済学部の1年生から4年生と、一部地域の方も参加する講義になっており、多様な参加者の多様な質問によって、さらに「現代福祉」に対する理解が深まることが望まれています。
この講義を通した学習の目標は、次の4つです。
・ 伝統的な「福祉」や「開発」の概念とともに、さらに広い「ふくし」や「福祉開発」の考え方を身に着けることができる。
・ 地域をベースにした様々な取組から自分ごとの「ふくし」の考え方を身につけることができる。
・ 「ふくし」の実現に向けて、地域をベースに、”自ら考え”行動するきっかけにしていくことができる。
・ 日本から多くの途上国世界を、また、途上国から日本を見る視点を身に着けることができる。
リレー講義にきてくださる講師の先生方は、大変魅力的な人ばかりです。講義の様子は、定期的に発信していきますので、是非いっしょに、「現代福祉」の考えを”境界を越えて”考えていきたいと思います。

【経済学部】「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす〜

「共生」についての定義を説明する担当の遠藤教授

初回講義で、「共生」についての定義を説明する担当の遠藤教授

水曜日1限は、経済学部の「地域社会と共生」の講義(担当:遠藤秀紀准教授)が行われています。
この講義は、経済学部の1年生が全員履修をしています。この4月から東海市に通学する住民として、「地域社会の課題を知り、4年間の学びを組み立てる」べく、1年生のファースト・セメスターにこの講義が設置されています。
この科目の狙いは、「東海市をフィールドとして地域社会のもつ強みと課題を知り、将来、地域社会とどう向き合うかを主体的に考える力を養う」ことです。
その特徴は、学生の参加によるまち歩きワークショップと東海市の行政や、企業、市民社会で活躍する人材を招いてお話をしてもらうリレー講座が組み合わさっているところです。この特徴によって、学生は多様な視点から東海市のフィールドをしり、各々が問題意識を深められるようになっています。
講義を通した到達目標は、以下の5つです。
1.愛知県東海市をフィールドに、地域社会の特徴を説明できる。
2.地域社会と経済活動のつながりを理解できる。
3.地域社会と医療・福祉の連携を理解できる。
4.自分と地域社会とのかかわりについて考えることができる。
5.「ふくし・マイスター」とは何かを理解できる。
学生と一緒に、わたしも東海市の一員として、地域課題を共有して、多くの人と協力関係を築き共に取り組んでいきたいと思います。講義の様子は、定期的に発信していきますので、みなさんも一緒に東海市の地域課題に、共に向き合っていただればと思っております。
関連記事:日本福祉大学 経済学部ブログ

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす②〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす③〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす④〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑤〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑥〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑦〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑧〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑨〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑩〜