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【地域研究PJ】東海市デジタル生活マップづくりにむけて中間報告

2016年5月16日(月)、経済学部「地域研究プロジェクトⅡ」の東海市デジタルマップPJ(担当:遠藤秀紀准教授)では、中間報告会が行われました。
東海市デジタル生活マップ計画は、学生が町にある店舗や施設情報をリサーチして、調査結果をデジタル情報化することで、”本当に使える”デジタル生活マップを目指し実証実験を行うことを目指しています。
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IMG_9565 デジタル生活マップグループは、これまで学生が太田川駅周辺をリサーチして、紙面にデータを集めてきました。今後、どのようにまとめていくかについて報告がされました。また、動画制作グループからは、キャンパスの紹介動画と、太田川駅周辺の紹介動画のデモンストレーションが流されて、学生や教職員からアドバイスをいただく機会になっていました。
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この日は、日本福祉大学教育デザイン研究室で動画撮影や編集作業のアシスタントとして、”みはまデイズ”の製作に携わっている経済学部4年の臼井諒さんが、コメンテーターとして参加をして、技術的な支援だけでなく、「誰に何を伝えたいのか」という想いや、それを形にするための「みえない努力」について、自身が携わった動画を学生と見ながら、裏舞台を後輩に話をしてくれました。
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動画グループの発表を行った経済学部3年の加藤さんからは、「今回、1回つくってみたことで、もっとこうしたい、ああしたいということが見えてきた。」と試行錯誤の中で、どのようにすれば動画を通して相手に自分たちのメッセージを伝えられるのかについて、今一度考える契機となっていたようです。
みはまデイズ
地域研究プロジェクト
経済学部

【ふくしコミュニティプログラム】経済学部基礎演習Ⅰ報告会

東海市における課題と解決策をプレゼンテーションを行う学生
2016年1月12日(火)、経済学部「基礎演習Ⅰ」の報告会が行われました。
経済学部の1年生科目の「基礎演習Ⅰ」では、「地域」を対象にして、読み・書き・調べる・まとめる・プレゼンテーションといった大学における基礎リテラシーを向上させることに取り組んでいきました。一年生全員約150人のを8つのクラスに分けて、共通の教育プログラムを実施してきました。
講義の中では、学生たちは、山崎亮さん著書『コミュニティ・デザインの時代~自分たちで「まち」をつくる』(中公新書)を輪読をした上で、東海市について調べ、課題を発見し、最終講義では、自分たちなりの解決策を提示するという報告会が行われるといった一連のプログラムにしたがって学習に取り組んできました。
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学生からは、「高齢者や障がい者の支援(福祉サービスの提供)にはコストと人材が必要である」や「まちづくりは、多くの人の協力によって成り立っており、若い世代として活動していかないといけない」といった気づきと学びが報告されました。
経済学部では、2年生でも、「基礎演習Ⅱ」、「地域研究プロジェクトⅠ」や「地域経済論」などの地域とのかかわりを通して学んでいく科目が展開されていきます。

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東海市に市民の愛着をもてる目玉となる場をつくっていくことを提案する学生

【地域志向科目】「地域社会と共生」~太田川駅周辺を歩き、 まちづくりの現状と発展について考えました~

経済学部の学生たちが、太田川駅周辺エリアを歩き、まちづくりの現状と今後の発展について考える取り組みが5月13日(水)に行われ、1年生およそ150人が参加しました。

◆まち歩きの目的を説明する遠藤准教授

 この取り組みは、同学部開講科目「地域社会と共生(担当教員:遠藤秀紀 経済学部准教授)」を履修している1年生を対象に行われました。「地域社会と共生」は、地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」を主体的に考える力を養うことを狙いとしています。そして、「日本福祉大学経済学部でどのような専門的知識を学ぶことが必要か」を各受講生が具体化することを学習目標としています。4月22日(水)に行われた同科目では東海市の担当者をゲストに招き、市の総合計画や平成22年に採択された東海市都市宣言の内容が説明されました。今回のフィールドワークは、「その実現に向けたまちづくり・空間の創出が太田川駅東西の再開発地区でどのように進んでいるか」を学生自身の目で確かめることで、「数年後(1年生が卒業する頃)、同地区がどのような形に発展することを期待するか」を、一人一人がレポートにまとめる目的で実施されました。
まず遠藤准教授から実施する上での注意点やフィールドワークで取り組む課題(太田川駅周辺を歩きながら、該当エリア内で指定された風景を探し撮影する)が提示され、複数のグループに分かれてまち歩きがスタートしました。撮影の対象となる風景のなかには、日常の中で見かけるものだけでなく、マンホールや灯籠、建物の上から撮影されたものなど多岐にわたっていることもあり、学生たちは対象となる建物を指さしながら、写された写真と同じアングルを探す様子がみられました。また撮影先のなかには、この4月にソラト太田川内に開設された「Cラボ東海」やどんでん広場の東側にある山車蔵などもあり、ご協力いただいた担当者から山車の歴史やCラボの役割などが学生たちに説明されました。

◆まち歩き先には4月に開設されたCラボ東海(写真右下)や山車蔵(写真左下)などがあり、
学生たちは担当者から説明を受けました

 まち歩きに参加した経済学部1年の花園透矢さんと白木実祐さんは、「何気なく歩いていた駅周辺地域には、これまでに気付くことが無かった場所が名所がたくさんあり、住みやすい印象を受けた。まだまだ知らない場所が多くありそうなので、もっとまち歩きをしてみたい」と感想を述べました。また遠藤准教授は、「まちを意識して歩くことで、新たな発見が多くあっただろう。地域社会のなかで自らがどのような形で貢献していくのか、そもそも地域がどのようにして成り立っているのかを知るきっかけにしてほしい」と語りました。次回の講義では、まち歩きを通じて、学生たちが考えた太田川駅周辺地域の近未来の実現に向けた必要な要素について、ディスカッションが行われる予定です。

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【経済学部】「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす〜

「共生」についての定義を説明する担当の遠藤教授

初回講義で、「共生」についての定義を説明する担当の遠藤教授

水曜日1限は、経済学部の「地域社会と共生」の講義(担当:遠藤秀紀准教授)が行われています。
この講義は、経済学部の1年生が全員履修をしています。この4月から東海市に通学する住民として、「地域社会の課題を知り、4年間の学びを組み立てる」べく、1年生のファースト・セメスターにこの講義が設置されています。
この科目の狙いは、「東海市をフィールドとして地域社会のもつ強みと課題を知り、将来、地域社会とどう向き合うかを主体的に考える力を養う」ことです。
その特徴は、学生の参加によるまち歩きワークショップと東海市の行政や、企業、市民社会で活躍する人材を招いてお話をしてもらうリレー講座が組み合わさっているところです。この特徴によって、学生は多様な視点から東海市のフィールドをしり、各々が問題意識を深められるようになっています。
講義を通した到達目標は、以下の5つです。
1.愛知県東海市をフィールドに、地域社会の特徴を説明できる。
2.地域社会と経済活動のつながりを理解できる。
3.地域社会と医療・福祉の連携を理解できる。
4.自分と地域社会とのかかわりについて考えることができる。
5.「ふくし・マイスター」とは何かを理解できる。
学生と一緒に、わたしも東海市の一員として、地域課題を共有して、多くの人と協力関係を築き共に取り組んでいきたいと思います。講義の様子は、定期的に発信していきますので、みなさんも一緒に東海市の地域課題に、共に向き合っていただればと思っております。
関連記事:日本福祉大学 経済学部ブログ

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす②〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす③〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす④〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑤〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑥〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑦〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑧〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑨〜

「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑩〜

 

【経済学部】「環境ビジネス」~これまでの学びの足跡をふりかえる~

【環境ビジネス】これまでの学びの足跡をふりかえる

2014年12月24日(水)、環境ビジネス(担当:後藤順久経済学部教授)では、これまでの活動記事を通して、講義のふりかえりをおこないました。環境ビジネスでの学びと社会人基礎力についての自己評価を通して、次につながるふりかえりの機会となりました。
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環境ビジネスの講義では、「環境とビジネス(経済)の両立」をテーマに、リレー講座方式で毎回、素晴らしい講師の先生方をお招きして、講義と質疑応答、ディスカッションを通して広く、深く学んできました。
9月17日 担当の後藤順久教授よりオリエンテーションが行われました。
9月24日&10月1日は、日本環境取引機構 向井征二氏から、世界の環境問題や環境ビジネスの概論を学びました。
10月8日は、日本福祉大学福祉経営学部1期生でもあるTOTO株式会社の五十嵐拓真氏から、エコプロダクツをテーマに、節水技術を活かした水資源への対応をお話いただきました。
10月15日は、美浜町竹林整備事業化協議会(モリビトの会)の神野悦夫氏と一緒に、愛知県のあいち森と緑の税(平成25年度里山林再生整備事業)を活用した「ふくしの森フィールドスタディ」を行い、その後、竹炭焼き体験を行いました。→コチラ
10月22日は、引き続きモリビトの会の神野悦夫氏と、大府で自然農法の農産物を企画するプラネット農園代表の杉本貴子氏と三浦氏をお招きして、生態系の循環と経済の循環について学びました。→コチラ
10月29日は、テープで有名なニチバン株式会社の高橋一誠氏から、ニチバン製品を事例としてエコプロダクツについて学びました。
11月5日は、トヨタホーム株式会社の伊藤桂一氏から、HEMSを取り入れたスマートハウスを事例に、再生可能エネルギーの効率的な活用について先進的な取り組みを紹介いただきました。→コチラ
11月12日は、株式会社 中西の笠原尚志氏から、「廃棄物とビジネス〜環境とビジネスの両立〜」というテーマでお話をいただきました。中西では、障がい者雇用にも積極的に取り組んでおられています。→コチラ
11月27日は、2コマ分を使いバスツアーが企画され、中部電力武豊火力発電所にあるメガソーラーたけとよに見学をおこないました。→コチラ
12月3日は、愛知製鋼株式会社の村上一郎氏を迎えて、事業活動を通した貢献について学びました。→コチラ
12月10日は、ユニーホールディングス株式会社の百瀬則子氏から、消費行動を通じて、消費者に環境配慮のライフスタイルの提案・すべての人にやさしい買い物の場の提供の取り組みを学ばせていただきました。
12月17日は、株式会社日立製作所の中部支社より西村武氏と、東京本社のCSR環境戦略本部の田島京子氏から、グローバル企業の地球規模の環境問題への課題対応を学びました。→コチラ
受講した学生からは、「環境ビジネスを通して、企業が環境経営に取り組むことで、それが企業自身の利益にもつながり、環境にも良い影響を与えるということを学ぶことができた」「就職を控えているので、社会人になる前に役立つ知識を身に着けることができた。」「今後も、後輩たちにこのような場を与えていただき、将来的には、このような場でお話ができるようになりたい」など、社会の第一線で活躍されている企業の方とのコミュニケーションを通じて、多くのことを学ばせていただきました。
担当の後藤教授からは、「人間のライフスタイルの変化によって環境に大きな影響を与えるようになってきた。企業は、それに対して積極的に見直し、取り組みを行っている。この講義は、そういった現場の人の話を直接できたことでたくさんのことを学ぶことができた。この取り組みは、今年初めて行われたもので、大学からたくさんの援助をいただきながら、講師の先生方の協力で実現できた。感謝したい。」「これからも学生のみなさんは学んでいくと思いますが、是非現場に行って、自分の目で確かめることをしてほしい。自分の感覚を大事にして、第一印象を大切にする。こういったことも学ぶ上では非常に大事だと思う。」と総括がありました。
本講義は、日本福祉大学後援会様から援助金をいただき開講することができました。学生に多くの体験のお機会を与えていただいことに対して、この場をもって厚く御礼申し上げます。
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